2021年4月15日

『MMTと主流派の齟齬と一致を解剖する』紹介まとめ

上記の通り。
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

Modern Monetary Theory (MMT) と主流派の齟齬と一致を解剖する / An Analysis of Difference and Coincidence between MMT and Mainstream Economics @SSRN papers.ssrn.com/sol3/papers.cf… とりあえずSSRNに上げておいたので、お手隙の方はご覧ください。

2021-04-12 08:08:53
リンク papers.ssrn.com Modern Monetary Theory (MMT) と主流派の齟齬と一致を解剖する / An Analysis of Difference and Coincidence between MMT and Mainstream Economics by 日本語要約:<br>本稿では、MMT派と(いわゆる)主流派の間における経済論議上の齟齬と一致について、大きく3つのカテゴリー(財政問題、金融システムと金融政策論、及び財政政策論)に分けて論じた。財政問題に関しては、通貨発行権と変動相場制を有する国での受動的な財政不履行の不在についてMMT派・主流派が相互に一致し得ること
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

『MMTと主流派の齟齬と一致を解剖する』 紹介|望月慎(望月夜) @motidukinoyoru #note note.com/motidukinoyoru… 例によって長々しい論文となっているので、要約紹介noteを書きました。

2021-04-15 19:07:55
リンク note(ノート) 『MMTと主流派の齟齬と一致を解剖する』 紹介|望月慎(望月夜)|note こんにちは、望月慎(望月夜)@motidukinoyoruと申します。 (blog「批判的頭脳」、togetter、noteマガジン一覧) (拙著『図解入門ビジネス 最新 MMT[現代貨幣理論]がよくわかる本』(秀和システム)(2020/3/24 発売)) 先日、SSRNの方で『Modern Monetary Theory (MMT) と主流派の齟齬と⼀致 を解剖する / An Analysis of Deference and Coincidence between MMT and Mainstream
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

目次 1. 財政問題に関する齟齬と一致 2. 金融システムおよび金融政策論に関する齟齬と一致 3. 財政政策論に関する齟齬と一致

2021-04-15 19:40:17
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

ピックアップ: ・主流派経済学においても、自国通貨決済における財政不履行の不在は認められてはいる。 ・その上で、主流派経済学は”再定義された財政破綻”として中長期的な財政条件がより高いインフレーションorより高い長期国債金利を要求する状態を懸念する。

2021-04-15 19:41:22
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・MMT派は、実際にインフレが起きていない現状と需給ギャップ論でディフェンスするプリミティブな見解に終始し、主流派は現実の物価動向・国債動向の推移との大きなギャップを説明できていない。 ・主流派経済学的財政破綻論と現状の乖離は、長期停滞論で埋め合わせることが出来るかもしれない。

2021-04-15 19:42:16
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・MMTは民間部門赤字の非持続性を論拠に財政「黒字」の危険性を訴えるが、これは主流派経済学にはない論点。 ・政府部門の赤字計上の方が安定的である事実については、MMTは負債ピラミッド/債務ヒエラルキー論で説明、主流派においてもMoney in the Utilityと国債への拡張で説明できなくもない。

2021-04-15 19:43:21
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・MMT派においては、銀行預金は単に借入需要に応じて新規発行される銀行負債に過ぎず、準備預金は事後的に需要・調達される。創造された銀行預金に比して、実際に需要・調達される準備預金は極めて小さい。主流派が想定するようなベースマネーの又貸しや、法定準備率から逆算した貨幣乗数などは不在。

2021-04-15 19:44:05
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・内生的貨幣供給理論を受け入れた上でも、中央銀行による貨幣供給の”外生性”は失われないという主張があり、その論拠はベースマネー量↔︎政策金利↔︎総需要水準↔︎マネーストックという相互関係の一位性の仮定に基礎付けられる(金利のゼロ下限制約はアドホックに例外とされる)。

2021-04-15 19:44:43
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・しかしながら、ベースマネー↔︎政策金利の関係は準備預金付利により失われており、政策金利↔︎総需要の関係も不明瞭であるどころか非線形なのではないかという主張は主流派方面の人々からすら提出されている。マイナーな論点だが、総需要水準↔︎マネーストックの相互関係も実は自明ではない。

2021-04-15 19:45:15
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・(IS-LM的な)クラウディングアウトおよびマンデルフレミング効果は、貸付資金市場という実態的に存在しないメカニズムに依拠しており、現実の財政金融システムにはそぐわない。IS-MPに補正すればまだ理解可能だが、その場合、金融政策ルール自体でモデルの含意が大きく左右される。

2021-04-15 19:45:46
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・リカード=バローの中立性命題、及びFTPL的なインフレの議論において、その主張の重要な前提は、追加的な財政⽀出をそのまま吸収する潜在的貯蓄需要(これは遊休資源の⽔準に対応する)が存在しないこと。 潜在需給ギャップが存在する前提を取ると議論が変化する。

2021-04-15 19:46:49
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

・財政硬直化問題についてはむしろMMTと主流派は懸念点を共有しており、MMTのJG提案はこの懸念点から出発する議論ですらある。

2021-04-15 19:47:04

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