- uchida_kawasaki
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「ゆがむ被曝評価」特設サイト iwanami.co.jp/kagaku/hibakuh… の資料欄に本日13日開かれている日本科学技術ジャーナリスト会議月例会での黒川眞一氏の講演資料 「「宮崎・早野論文」とはなにか そして何が問題であるのか」 iwanami.co.jp/kagaku/2021041… を公開しています。
2021-04-13 19:09:57#日本科学ジャーナリスト会議早野講演 のタグが作られ、13日の早野氏講演と参加者とのやりとりの概要がわかります。 twitter.com/jun_makino/sta… 講演では、本人が確認した事実として公表されたこととは異なることを述べ、それを認めないということすら起こりました。 論文撤回の理由についてです。
2021-04-17 18:10:14今日の早野さん講演+質疑と、 jun-makino.sakura.ne.jp/articles/811/n… 本に書いてあることとの違いをチェックしておく。#日本科学ジャーナリスト会議早野講演
2021-04-13 23:18:11その説明は、批判論文への応答を避け、掲載誌も不可解に同調し、結果として批判論文が公開されず握りつぶされるという状況をもたらす方向に、一致するものでした。 「誤りを正す、つまり不同意データを除いてもう一回解析をするためには伊達市からデータが再提供される必要がある」と雑誌社に説明…
2021-04-17 18:10:15…していたが、データの再提供が受けられないので、批判論文も、早野氏の訂正も「出せないということで、最終的に7月28日に論文の撤回が発表された」というのが早野氏の説明です。 しかし、出版社による「撤回の告知(retraction notce)」にも「出版社による注釈(Publisher's note)」にも、…
2021-04-17 18:10:17…データの再提供云々の説明はなされておらず、不同意の対象者が含まれるという倫理的な問題が撤回の理由となったことが述べられています。 早野氏は、経緯は「出版社による注釈」のとおりだと述べましたが、そのようなことは書かれていないのです。
2021-04-17 18:10:18倫理的に不適切なデータが使用された問題について、著者の「確認(confirmation)」を経て撤回されたことが、「撤回の告知」に書かれています。 しかし、早野氏は自説を繰り返すのみで認めませんでした。
2021-04-17 18:10:19(なお、「出版社による注釈」には、事実と異なる点が書かれていたり、重要な点が書かれていないという問題があり、雑誌側にも大きな問題があるのですがここでは略します。)
2021-04-17 18:10:20また、当日の黒川氏の発表で述べられたように、(極めて重大なことに)正式・正当なデータの提供とよべるものは存在しなかった、ということが情報公開された資料から明らかにされています。したがって、そもそもデータの「再提供」などということは不可能でもあるのです。 twitter.com/dgmh_wed/statu…
2021-04-17 18:10:20驚きました。 伊達市とのやり取りはない。そうですか?情報開示請求で出てきた早野さんのメールありましたが…。 伊達市と早野さんとの口頭での契約で個人情報が渡されたという議事録残っているのですが…。 twitter.com/dgmh_wed/statu…
2021-04-15 00:45:44誤解をさそう表現を用いた説明もありました。一例をあげておきます。 早野氏は、以下のように述べました: 0.23μSv/hがおよそ追加被曝年間1mSvに相当するとされ、その時の空間線量率と個人線量との係数は0.6がつかわれていたが、「それがそれよりもっと低い0.15であるというのを書いたのが第一論文…
2021-04-17 18:10:22…です。じつはこれはある意味既知のことでした。2013年11月に伊達市は記者発表をなさいまして、その時の資料は伊達市のホームページにある……0.23が1ミリということはなくて、もっと高い空間線量率でも1ミリに届いていないということを発表しておられました。…
2021-04-17 18:10:22…ですのでこれは、ある意味既知のこと、伊達市にとっては周知のことを新たに論文にした」 このあと早野氏は、0.15という係数は他の論文でも同様の値を報告しているものがあることから、「0.15、あるいはプラスマイナスいくつか」(ただし「プラスマイナス」の意味は第1論文では説明されていない)…
2021-04-17 18:10:23…「にもとづいて書かれた」別の早野氏の論文は正しいと雑誌側と議論し、「第1論文に対しての言及を消す」ことをしてその論文は「生き残る」ことになったと述べました。 この一連の流れの中では、0.15という値は正当であるという前提に立っていると受け取れます。
2021-04-17 18:10:24さて、早野氏は、2013年11月の伊達市の記者発表に言及しました。これは、同年同月21日の記者会見資料「外部被ばく線量年間実測値の分析結果について」city.fukushima-date.lg.jp/uploaded/attac…を指しているものと思われます。 この資料では、〈地上1mにおける空間線量〉とガラスバッジ測定値とを比較しています。
2021-04-17 18:10:25結論的に「全体」(ただし計算方法は明示されず)と表記された欄の比の値は、36.0%つまり0.36でした(なお、各地域の値として記されているのは28.6%〜68.6%)。 第1論文は「航空機モニタリングで空間線量率を見て、それからガラスバッジで個人線量をみて、その間の比例関係を決めましたという論文」…
2021-04-17 18:10:26…だと自身で述べていたので、そもそも比較するものも、値もまったく違うわけです。低いということは確かに共通していますが、低いということだけを取り出したようには受け取れない文脈です。 論文は、新規な主張を発表するもので、東京大学の最終講義においても早野氏は、…
2021-04-17 18:10:26…「ショッキングに低い数字」で驚かれるだろうと強調していました。「UNSCEARの白書に掲載されることが内定しているらしい」と聞いているとも述べていました。(確かにプレプリント・サーバーには公開されていましたが)未刊行の論文がUNSCEAR白書に掲載内定、ということも興味深いことです。
2021-04-17 18:10:27単なる基礎科学の一論文というわけではなく、被曝防護の根拠とされ、社会に大きな影響力を及ぼす論文です。 なお、公開されている原稿と刊行論文を比較すると、原稿と形式的なことを除いてほぼ一致しており、査読は行われたとしても多数の不整合は無視されたことがわかります。
2021-04-17 18:10:28早野氏に本誌から議論のために誌面を提供するという提案をしましたが、データをもっていないので議論できない、新たに生み出されるものはないのではないかと思う、として応じませんでした。 ですが早野氏は大学の調査に対して、プログラムを提出したことを講演の中で述べていました。
2021-04-17 18:10:29当然、議論できる部分があります。驚いたことに、講演後の本誌からの質問への回答の中で、提出したプログラムはすべてではなかったことを明かしました。調査では対象となった「スペシフィックないくつかの質問」に対応するソースコードを開示した、そして…
2021-04-17 18:10:30…「確かにそこに誤りがあった、ほかの部分は大丈夫であるということを、委員の方々がソースコードを読んでご判断になった」「それ以外のことについては、……ソースコードを第三者委員会が東大あるいは県立医大の委員会にお見せするということがなかった」「ほかの方が検証する機会がなかった」と。
2021-04-17 18:10:30ソースコードの開示について、早野氏は別の質疑のなかで、コメントとして受け取るとして、応じる用意はみせませんでした。 デタラメが指摘されながら区別されないのであれば、科学も、そして社会も、成り立ちません。 この問題をはっきりとさせることは、科学が成り立つ基盤を取り戻すことです。
2021-04-17 18:10:31