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2021年4月24日

妄想小説 スーパーカブ関西 エピソード4 「アクノソシキ 出撃 」編

アストロ.ストレートさんが作った 一部の界隈での人気アニメの主人公小熊と作者の仲良くしてもらってるカブ耐久の実在する人物のちょいネタを織り交ぜながら小熊が立派なカブレーサーに成長する物語を暇な時に書き綴った のをまとめました。
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アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

エピソード4 出撃!アクノソシキ アストロ.ストレート作

2021-04-24 03:57:13
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

ゼッケン1のカブを積んだミゼット2がソシキ本部を出発し、最寄りのインターから高速に乗ったころ、スピーカーから心地よいピアノの伴奏が聞こえてきた。 アラフィフには懐かしい、高原兄の風よ鈴鹿へだ。 伴奏が終わると主幹は替え歌を口ずさんだ。

2021-04-24 05:14:21
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

愛人口座で 購入したスーパーカブ ミゼットの荷台で 静かに眠れ〜♪ お前の歯軋りが 聞こえて来るようだ 寝袋落として ふたマス戻る〜♪

2021-04-24 05:18:36
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

サビの部分に来ると主幹のテンションはマックスになっていた。 風よキンスポへー 風よキンスポへー 風よ優しく吹いてくれー アクノソシキの野望のためー

2021-04-24 05:20:27
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

2番になるとサビの歌詞が変わっていた。 ヘリよキンスポへー ヘリよキンスポへー ヘリよ今すぐ飛んでくれー おれを乗せて病院へー

2021-04-24 05:22:15
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

風よ鈴鹿へが終わると、次はアクノソシキテーマソング次男バージョンが流れていた。 本部を出て40分程走ると、最近新しく出来たサービスエリアへと入っていった。 ミゼットを停め反対側の下り駐車場へと歩いていった。

2021-04-24 05:28:39
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

このサービスエリアの下りには先代のミゼット2が奉られている神社があるのだ。 拝殿前(縁石)で2回頭を下げパンパンと2回手を叩いた。 再度深々と頭を下げ、今回のレースを無事に走り切る事、そして、あわよくば表彰台と祈願した。

2021-04-24 05:53:28
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

時刻は午前0時をまわったころ 主幹のミゼットがレース場の門をくぐると、まだ、あちこちで宴が続いていた。 主幹はカブを下ろすと、最終コーナーフェス沿いのわずかな隙間にミゼットをねじ込み駐車した。 一通り挨拶をすますと、主幹は寝袋を小脇にかかえ受付小屋へと向かった。

2021-04-24 19:43:13
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

昼間は暑い位のこの時期だが、夜はまだ肌寒い。ましてや、山の上ならなおさらだ。 ピピ 霧ヶ峰のリモコンをオンにし暖房を入れる。 受付小屋の床に寝袋を広げ、しばらく寝袋の中でモゾモゾしながら快適に眠りについた。

2021-04-24 19:48:37
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

夜が明けようとする午前5時過ぎ、テントの横を通って行く車の音、ドアを閉める音、ガチャガチャと軽トラのアオリを倒す音でテントの周りが騒がしく5時半に合わせていた目覚ましが鳴る前に目を覚ました。 ブビーーブビビビビー テントのチャックを開ける。

2021-04-24 19:59:05
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

テントから顔を出し辺りを見渡すと、周りには沢山のトランポが集まっていた。 せっせとバイクを下ろし準備している人。 イスに座り優雅にモーニングコーヒーを飲んでいる人。 中には、朝からカップラーメンをすすってる人もいた。

2021-04-24 20:03:16
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

洗面用具を持って丘の下の事務所裏の女子とトイレに向かう途中、 坂の左手の茂みからフードを被り虫籠を持った男が現れた。 『ゔああっ』 思わず、変な声がでて足が止まる。 寝ぼけていた頭が一気に覚めた。

2021-04-24 20:09:23
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

『びびらしちゃった?ごめんごめん』 謝るフードマン 『何してるんですか?』 『ここの山は珍しい虫がよーけおるねん、ほら』 フードマンは虫籠を見せる。 中には黒い虫がうじゃうじゃ入っていた。 なんか虫の名前を言っていたがよく覚えてない。

2021-04-24 20:14:28
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

『君レース出るん?』 『はい、チームアクノソシキで』 『おー、君が主幹のパートナーの子か。ウチの監督兼ライダーのキロさんから聞いてるでー!ほら、昨夜前夜祭してたやろ、セクハラされんかった?』 『はい、大丈夫でした』 『流石のキロさんも未成年にはセクハラせんかー』

2021-04-24 20:24:44
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

『ワイはなにわの昆虫博士ベルウッドゆーねん、スプリントも出るから応援してなー!』 と言い残すと、また、茂みの中へ消えて行った。

2021-04-24 20:26:57
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

顔を洗ってテントに戻り、昨日宇治西のスーパーで買ったアンパンとコーヒー牛乳で朝食を済まし丘の下に降りると受付小屋の前でツナギを着え受理書を持った主幹を見つけた。 『おはようございます』 『おー!おはようさん、なんかさー、朝起きたらミゼットの荷台にツナギとグローブが置いてあってさー

2021-04-24 21:29:26
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

『相方さんに着せてあげてくださいって、メモがあったんよ。だからさー、それに着替えてきて、受付はやっとくから』 言われるままに、ミゼットに行き、荷台の上にある少し古い臭いツーピースのツナギを持って更衣室へと向かった。

2021-04-24 21:33:20
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

ツーピースのパンツを履いて、ジャケットを羽織りピットへと向かう。 主幹は車検を終わらせたゼッケン1を付けたカブを暖気している。 『もうすぐ練習走行やから』 と言われ、少し緊張した表情でうなずく。

2021-04-24 21:37:45
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

『じゃ、ワシが先に走ってカブの調子見るわ、5周したら帰ってくるから、用意しといて』 そう言うと主幹はピットロードを20キロのスピードで走っていた。 ヘルメットを被って主幹の走りを見守る。 5周程走ると、主幹はピットに向かって交代の合図をした。

2021-04-24 21:44:07
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

主幹がピットロードに入って来るのを確認すると、ピットの柵をくぐりピットロードへと出た。 その時、ヘルメットの後頭部が柵にコツっと当たる。 『マシンは調子ええわ〜、最初はゆっくりでええから気ー付けて行なー』 頷き、後方を確認するとゆっくりと走り出した。

2021-04-24 21:49:21
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

ピットロードの出口が近づき、左手を上げゆっくりとコースに入った。 2コーナーをインベタで周り3コーナーを曲ろうとした瞬間、イン側に他のカブが見え、ぶつかる!と思い咄嗟にカブを起こした。 抜いて行ったライダーは軽く左手を上げるとすごいスピードでシケインを走り抜けて行った。

2021-04-24 21:55:01
アストロ.ストレート @2jF4bncXnwQ0qsT

その後もバシバシ抜かれ、すっかり萎縮してしまい思うように走れないまま練習走行終了のチェッカーが振られた。 前回の体験走行とは次元が違う。 そこそこ走れる自信があったがその自信も粉々にうちくだかれた。 ピットのベンチでガックリ項垂れていると、主幹が 『誰でも始めはあんなもんや』

2021-04-24 22:04:06

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