農具の「鍬」はクワ?それともスキと読む?スマホの機種によって変換できる漢字が違うと話題に!何故日本と中国で漢字の意味が入れ替わったのか!?
「すき→鋤」、「くわ→鍬」は、日本での古代からの習慣的な読み方です。乾燥した中国北部とは農具の使い方が異なる、湿潤な気候の日本列島では、中国の農書を使いながら、使う農具が反対だったので、本来逆の意味の漢字だったのに、日本では漢字があべこべになったものです。
2021-05-04 00:12:58『日本書紀』に、豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)が出てくるから、古代には鍬は「すき」だと認識されてたように思うんだけど、いつ「くわ」になったのかが分からないです。
2021-01-20 00:13:38ウィキペディア「鋤」の 「なお、中国では元来「鋤」の字は“くわ”を意味していたが、日本では鋤を使役動物に引かせて使う農耕具(つまり、犂)であると誤認され、“くわ”に当たる漢字が存在しないと考えて、“くわ”を意味する国字「鍬」を創作したとされている」 は、何か違和感あるんですけど、国字?
2021-01-20 02:18:31@fushunia ご存知かもしれませんが、nabunken.go.jp/nabunkenblog/2… こんなの見つけました。
2021-01-20 00:25:54@potimarimo ありがとうございます。調べてる手間がだいぶ省けました。飛鳥時代の時点で、一般的な状況としては漢字が入れ替わっていたとすると、その原因は、古墳時代以前にクワの方が農具の主流だったとか、そんなところでは?と連想しましたので、そうした記述が考古学に無いか調べてます。
2021-01-20 01:18:50@fushunia Wikipediaの鋤の項目にも解説がありますが、前述の資料と食い違っているようなんですよね。調査能力については私より二桁は違うと思いますので、お役に立てそうなことは言いづらいですが、お役に立てたなら何よりです。
2021-01-20 03:42:38鍬と見ると、「すき」と読む病気(漢籍では、鍬はすきのこと)にかかってるので、「くわ」と読むのに抵抗を覚えるのですが、ご教示によると、古代より、日本では漢字の意味が入れ替わってたそうです。
2021-01-20 00:36:08@fushunia 豊鍬入姫命は古事記では豊鉏(鋤の異体字)入日売命になります。どうも当初から日本では入れ替わっていたようです(参照:日本の漢字、中国の漢字 なぶんけんブログ 奈良文化財研究所 nabunken.go.jp/nabunkenblog/2…)。日本書紀の編纂に中国人が係わっており、日本書紀では訂正されたものかもしれません。
2021-01-20 06:58:45何も疑うこと無く、鍬(すき)と読んでたのに、各地の日本の民具を扱ってる資料館に行ったら、農具のクワに「鍬」って書いてたりするので、すっかり混乱してしまい、郷土史の研究会に入ったら、「クワとスキの区別もつかへんのか」(実物を見ながら)と言われました。
2021-01-20 00:40:51古代から中世にかけての中国の農具の名前は、色々と変遷があるみたいなので、完全には把握できてないですが、スキを意味する漢字と、クワを意味する漢字で漢籍の用例を調べたら、スキの方がずっと多かったです。 ctext.org/pre-qin-and-ha…
2021-01-21 04:15:51弥生時代の農具の論文を少し読んだだけですが、クワの方が多様性があって、スキの方は種類が少ないみたいです。出土数としては、クワの方が多いけど、スキも少ない訳では無い。
2021-01-21 03:29:55この説明からすると、乾燥してた中国北部では、どちらかというと主に「スキ」(鍬)が使われたが、中国北部から農法が伝わった日本列島は湿潤だったので、深く掘り下げる「クワ」(鍬)が主役になったということですね。漢字は同じだが、意味が変化した。 twitter.com/fushunia/statu…
2021-01-21 03:28:46「日本は、なにかと中国の影響を大きく受けています。 農業も同様で中国・華北の「乾燥地域」での農法がそのまま取り入れてきました。つまり、土中の水分(湿度)を保つには浅く耕す必要があり、それには鋤が適していたのでしょうが国土の狭い日本では「広く浅く」のやり方では単収の増加に限界が」
2021-01-21 03:19:52@fushunia 今でも、平らなクワは柔らかい土地や整えられた農地で使って、土手を整えたりとかにも使います。 フォークのようになってる奴は石の多い土地(水はけの良い土地用の作物作る)で使われたりします。 平らなクワだと石に当たると欠けてしまうんです。
2021-01-21 04:18:29@the_thingX 弥生時代の論文だと、弥生時代のクワは壊れやすかったので、各種の用途に合わせて、形状の違うクワを使い分けていたとありました。
2021-01-21 04:12:35@fushunia 鋤(すき)って、足をかけてたりして体重をかけて使うので硬い土を耕す(農地を広げる、開墾)するのに適していて、 鍬(クワ)が多様性があるのは用途や使用する場所が違ってて、現代にも伝わってますね。
2021-01-21 04:10:47「日本は、なにかと中国の影響を大きく受けています。 農業も同様で中国・華北の「乾燥地域」での農法がそのまま取り入れてきました。つまり、土中の水分(湿度)を保つには浅く耕す必要があり、それには鋤が適していたのでしょうが国土の狭い日本では「広く浅く」のやり方では単収の増加に限界が」
2021-01-21 03:19:52「ありました。深く耕す→根が深くまで伸びる→土壌の養分が広く吸収できる→肥料を多く与えても効果が上がる →やはり深く耕す農具を作って使おうという流れで生まれて改良・工夫を重ねてきたのが各種の「鍬」だったのです。」 「鋤・犂と鍬、そして<トラクター>」 nafu.ac.jp/magazine/3138/
2021-01-21 03:20:45コトバンク『日本国語大辞典』の記述
「打鍬 うちぐわ
〘名〙 農具の一種。土を深く掘り返すのに適した、重くてじょうぶな鍬。」
湿潤な気候の日本列島では深く掘り返す農法が発達したとのことですので、「打鍬(うちぐわ)」もそうした理由で発達したことが分かります。
すいません、スマホを持ってないので確認できないのですが、お手元のスマホで、「すき」と書くと「鍬」と変換できますか?「くわ」でも「鍬」と変換されますか?
2021-01-22 19:06:05