漫画について偉そうに語りました
@kedamono いいですよ、巻が進むごとにいいです。「勝負」をメインテーマにすることで、ハチクロを超えてきた感ありです。懐の深い作家さんですね……。
2011-08-06 23:00:49@masayukigt 1巻の義父を「一手一手 まるで素手で殴っているような感触が」など、表現が凄まじく。深い感情を描くことができ、読者を引き込むというのは漫画家冥利というか能力ですよね。ただモノローグが横書き、コマが縦といのが少し読みにくいかな、とも思います。あらマジレス。
2011-08-06 23:06:35@kedamono あの横書きモノローグは、読みにくいけど独自の効果を出しているので、悪く無いと思っている方です。二元的なボイスで語られている効果、っていうんですか、そんな感じの。
2011-08-06 23:10:40@masayukigt すごく漫画を読むのに時間をかけるんですよ。んで、モノローグはモノローグでまとめて、吹きだしは吹きだしでまとめて、その後また統一して読まないといけない(普通は視線が自然に文字に流れるように組まれている)ので、ちょいと疲れます。でもそれだけ読み込む価値アリ。
2011-08-06 23:13:51@kedamono そうっす!多分、うみのさんは、それをさせたいんだと思うんですよ。ここは、逡巡しながら読め!っていう。でもまあ、読みにくいんですけどね(笑)
2011-08-06 23:16:41@kedamono そう読むと、作者が描いたのと同程度まで読み込んで見えてくるものと、一般読者の意識レベルで読んで見えるものの比較の話までできますねー。すごい。
2011-08-07 00:28:49@masayukigt まず勢いで一般読者として読み、いろんな流れなどを読み、いろんな効果、画法を読みます。定規を使うかどうか、背景色はどうか等。あと、登山を考えるなら「岳」という漫画を読んでみるといいと思うよ(知ってるかもだけど)。
2011-08-07 00:30:37@kedamono おはようございます。マンガライターとして書く時には、どの程度作者視点まで踏み込みますか? あくまで一般読者向けの視点に徹しますか?
2011-08-07 11:47:49@masayukigt 漫画はまず普通に読み、それから工夫を読み取り、そしてそこにある作者の意図を読むようにしているので、何回も、後になるにしたがって時間がかかる読み方をするのです。仕事じゃなくほとんどの漫画を読者として。だからそのまま仕事にするという感じですなあ。
2011-08-07 12:17:24@kedamono なるほどー。佐倉さん的には180文字で、どのへんのまで コアな読者層を意識していますか。それともあまり読者は意識しないで書きますか。
2011-08-07 12:23:01@masayukigt 読者は意識しないで書いてますよ〜。というか5作品を180文字で紹介なので、コアな部分は短すぎて説明できないですねえ。
2011-08-07 12:40:07@kedamono なるほどー。たとえば、あと1作品選ぶってときに、技法が拙いけどソウルがいい、ってのと、技法が巧みだがソウルがいまいちってのだったら、やっぱり前者を推しますか?
2011-08-07 12:48:43@masayukigt 当然ソウルでしょう!! 漫画は絵よりストーリー、構成です。面白い漫画は絵が下手でも面白い。そのうち絵がうまく見えてくることもアリ。絵が上手くても面白くない漫画は全然読みたいと思わないですもん。
2011-08-07 12:51:09@kedamono だとすると、構成が下手とか、理解されにくくても斬新なマンガはどこまで許そうかなって思えますか?聖おにいさんみたいなのとか。
2011-08-07 12:58:42@masayukigt 聖おにいさんはめちゃめちゃアリでした。ただ「笑いに昇華できる日本人の常識としての宗教」というネタは限りがあるので、ネタ切れするだろうなーとは思っていました。斬新な漫画は素晴らしいと思います。表現の無限性を感じます。「さよならもいわずに」は凄まじい…。
2011-08-07 13:04:23@kedamono なるほど、あれはアリなんですね。やっぱ、斬新なマンガこそ、世間に広がってくれるのが、なんとなく嬉しいですよね。
2011-08-07 13:36:01@masayukigt 安定した伏線回収、ストーリー展開なんかのお話は、それはそれで安心して読めるのでラクなのですけどね。斬新で「ぬおおおおっっ」と思う漫画には引きずり込まれますね。斬新すぎ、個性的すぎてとんがったものは、ツボに深くは入っても、入る対象が少ない事も多いですし。
2011-08-07 13:39:28@masayukigt 斬新、個性的だけどファンも多い、なら松本大洋とかうすた京介、マニアなファンが多いのだと永野護、斬新すぎてファンも少ないけれど、深く深く刺さるのは明智抄という感じ。明智抄のSFは、本当に凄いです。「絵は拙くても漫画はここまで面白くなるのか」の典型かも。
2011-08-07 13:46:51@kedamono 最後の人、少女誌の人なんですね。少し調べてみます。松本大洋は読めない人もいるって聞くので残念ですよね。ところでぼく思うんですが、深く少女マンガに傾倒する人って、必ず岡田あーみんとガラスの仮面が好きなように思うんですが、あれなんでなんですかね?
2011-08-07 13:53:23@masayukigt 明智抄については、私の漫画ブログで少し紹介しています。http://bit.ly/oaFlnJ そこにある作品をその順番で読むのが良いかと。すごいですが、ファンは少ない(笑)
2011-08-07 14:03:27