新型コロナウィルスのワクチン接種、医師が足りないは本当か？

建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

医師の数は33万人、歯科医師10万人、薬剤師25万人。 薬剤師は生身の患者さん相手に臨床に関わっていないが大丈夫か。 そもそも人口10万人あたり250人の医師がいる換算だが、数だけでいえば１医師に対し400人の接種義務を出せば、１日40人接種（学校一クラス）で10日で完遂ということになる。 twitter.com/nikkei/status/…

日本経済新聞 電子版（日経電子版） @nikkei

ワクチン接種の打ち手「薬剤師も検討」　河野氏 nikkei.com/article/DGXZQO…

2021-05-18 11:21:54

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医師の数は33万人、歯科医師10万人、薬剤師25万人。 薬剤師は生身の患者さん相手に臨床に関わっていないが大丈夫か。 そもそも人口10万人あたり250人の医師がいる換算だが、数だけでいえば１医師に対し400人の接種義務を出せば、１日40人接種（学校一クラス）で10日で完遂ということになる。 pic.twitter.com/gHCLxH50JY

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医師１名が１日400人接種（小学校全学級といった数）でいいということになる。医師全員が難しいなら接種義務数の肩代わりを認めてやればよい。 つまり、全医師のうち10人に1人の3万人が接種を担当するならば１医師で4000人。１日400人接種で10日で終了する。医師100人に1人の３千人が接種専属でも100日

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人口10万人あたりの医師の数が250人という統計を元に、各県の接種専属依頼医師数を算出すると、東京には医師は3万人存在するということになる。その100分１である300名が接種専属医師となり各区市町村に配置。 練馬区でいえば人口70万人だから1750名医師が存在し、18名の接種専属で良いということ。

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なぜ、医師が不足しているという話しになっているのか？数字の外形的には、必要な人員を満たしている。 ならば、配置や数が理由ではないということになる。 なにか、接種に携わることを拒否する理由があるはず、と知り合いの医師に聞いてみた。現場において接種には何が妨げになっているのか？

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それは当然といえば当然なのだが、ワクチン接種は医療行為なのだから接種前の「問診」と「説明」である。 既往症やアレルギー問診によって確認の必要があり、予防接種の可否を判断しなければならないからである。 学校の集団接種のように次々と行えるわけではないという問題だ。

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厚生省の接種の指針では、 「予防接種の有効性・安全性、予防接種後の通常起こりえる副反応やまれに生じる重い副反応、予防接種健康被害救済制度について、新型コロナワクチンの接種対象者又はその保護者がその内容を理解しうるよう適切な説明を行う」 つまり、接種者に責任を負わせる内容なのである。

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この厚生省の文書に「適切な説明を行う」こと、という非常に曖昧で非限定な指示が出ており、現場での対応が停止する。保健医療を前提とする開業医にとって厚生省の指針やガイドは命令書に等しいので、これでは医療行為を迅速におこなえない。最低でも説明内容のガイドラインが文書で必要なのである。

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これは、軍の命令で考えれば一目瞭然で、 「本作戦において部隊は適切な行動をとれ」これでは作戦目標もわからなければ、攻略対象と作戦終了形態も不明であり、部隊は動けなくなってしまう。 軍において、「適切な行動をとれ」という支持はあり得ない。 つまり、厚生省は次のように行動するべき↓

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新型コロナウィルスワクチン接種にあたり、「医療従事者は、全国共通の配布資料Aにより問診（○×式にした簡易なもの）、配布資料Bにより許諾を受けるように」と指示を出し、この配布文書AとBを各高齢者の住所に送付し事前に記入してもらい、保護者の許諾を得て持参するように呼びかける必要があった。

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この、新型コロナウィルス接種の前の「問診と説明」における「厚生省責任の明確化」さえおこなえば、日給１０万円のワクチン接種者の募集に応じる医師はすぐにでも集まるであろう。 今からでも間に合うのですぐに実行することをオススメする。医師会からも申し入れるべきである。

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以上、新型コロナウィルス接種の進捗を劇的に進める方策としての緊急政策提言とする。

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医師・歯科医師・薬剤師統計の概況 - 厚生労働省　平成30年 mhlw.go.jp/toukei/saikin/…

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つまり、「問診と説明責任」で責任感のある医師であればあるほど、時間をかけるし接種従事をためらう。だから、数合わせだけの、歯科医師を呼べばいい、薬剤師にも声かければいい、といった乱暴な議論では解決しない問題です。 コロナワクチン接種問題は人の数ではなく制度的リスクの問題です。