ピルつきさん(@ruriko_pillton)による「トランスジェンダー」ということばの意味の変遷についてのまとめ

まとまった発言なのでまとめてみた。
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ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

広義/狭義にも混乱があるのだな、と。元々のトランスジェンダーはクロスドレッサーなど、身体違和を伴わない人々が使い始めた言葉。彼らの中には、ホルモン摂取や手術を望む者も現れた。私の理解ではこちらが狭義のトランスジェンダー。 twitter.com/kalaclista/sta…

2021-05-21 00:06:34
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

その後、彼らが(!)トランスジェンダーに性同一性障害/トランスセクシャルを含めて使うようになり、クロスドレッサーなどと性同一性障害を含む意味を持つ広義のトランスジェンダーの語が普及した。これが私の理解。

2021-05-21 00:07:25
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

狭義のトランスジェンダーはジェンダーを行き来する人。彼らにとってバトラー思想はなじみやすいものだったし、バトラー思想にとっても彼らは好都合な存在だった。そこで、両者が合体してできたものがトランスジェンダリズム。

2021-05-21 00:08:01
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

トランスジェンダリズムは基本的にクロスドレッサー等の思想なのであり、思想的には性同一性障害の人の存在は邪魔だった。くたばれGIDが唱えられるゆえん。

2021-05-21 00:08:27
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

性同一性障害の人は思想的には邪魔であったけれども、運動的には利用価値のある存在だった。トランスジェンダーを性同一性障害の人と誤認させる宣伝がなされた。

2021-05-21 00:08:52
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

トランスジェンダリズムの運動では、性同一性障害の人が徹底的に利用された。そのため、トランスジェンダーとは主として性同一性障害の人だとの誤解が生まれた。そこから、狭義のトランスジェンダーは性同一性障害の人で、広義のトランスジェンダーにクロスドレッサーなどが含まれるという逆転が生じた

2021-05-21 00:36:47
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

さらには、性自認が男性であるクロスドレッサー等はトランスジェンダーでないとの独自見解を開陳するものまで現れるようになった。

2021-05-21 00:37:26
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

トランス運動家はトランスジェンダーの定義をかたくなに言いたがらない。なぜか。トランスジェンダーの本来の意味はクロスドレッサー等だからだ。人々がトランスジェンダーを性同一性障害の人だと勝手に思い込んでくれる方が都合がよかったのだ。

2021-05-21 00:50:11
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

補足: 性同一性障害/性別違和に性転換症Transsexualismの名前が付けられたのは20世紀前半。トランスジェンダーの語が作られたのは20世紀末。トランスジェンダーの語は、異性装などの人々が病理としての性同一性障害/性別違和と自らを区別するための語であった。

2021-05-21 11:34:45