考察ドラゴンクエスト12シナリオ②

ぺり @Buts_Kirisaki

考察ドラゴンクエスト12シナリオ② 今時点わかっている情報からドラゴンクエスト12のシナリオを考察してみました。今回はサブタイトルに込められた謎について思索してみます。4000字くらいあります。Twitterではこのツイートにツリーでぶら下げていきます。 pic.twitter.com/UmZbxhkwG5

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前回、大仰な考察を振るった割には、着地した結論がほぼスタートのセリフまんまという考察詐欺のような論述を展開してしまったぺりめに。それは分かっているわ！と心の中でツッコミを入れた読者も多いことだろうとお察しします。 さて、今回はついに発表となったサブタイトルについて考察してみます。

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実はこのサブタイトルの登場を一番期待していた節はあります。 PVよりもタイトルロゴよりも、いの一番に考えを巡らせたのはこのサブタイトル「選ばれし運命の炎」です。

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というのも、過去のドラクエにはサブタイトルにパンチミーニング。強烈な意味を込めてロールアウトされています。ほとんど作品全体を表すテーマと言って差し支えないほどです。

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これはぜひ各タイトルで、プレイしていくうえでサブタイトルの意味を感じて欲しいので、明言を避けますが、ある種ネタバレ的でもあります。

ぺり @Buts_Kirisaki

それほどまでに練り上げられたサブタイトルがこの時点で発表になったということは、シナリオはもう完成しているということです。そう遠くない未来にさまざまなプロモーションを経て、私たちの手元にドラゴンクエストⅫが届けられるでしょう。 （また全国行脚するらしいので発売は2023年辺りですかね）

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さてただ、このタイトルを遊べるまで相当の時間が必要です。 その間のこの焦燥感はどうやって埋めたらよいのでしょう？

ぺり @Buts_Kirisaki

そうです。 考察です。

ぺり @Buts_Kirisaki

今からする思索では、筆者の創作に近い考察が見え隠れ……いや隠れていないかもしれませんが、見え隠れします。 前回と違って絶対的に正しい未来に帰結するとは限りませんので、用法容量を守って正しくご覧ください。

ぺり @Buts_Kirisaki

さてはじめます。 まずはサブタイトルである言葉の抽出からはじめようと思います。 「選ばれし運命の炎」 を単語ごとに抽出するとこうです。 「選ばれし」「運命の」「炎」 ここから紐解きます。

ぺり @Buts_Kirisaki

「選ばれし」というのは、文字通り「選ばれた」ということ。 何かに選ばれた。と、考えて差し支えないと思います。 過去にも「導かれし」という言葉がサブタイトルで使われていました。 これも文字通り、「導かれた」と意味合いがありました。

ぺり @Buts_Kirisaki

何に選ばれたのかというと、想像も及ばぬ大いなる存在に、かもしれませんが、ここは単純に『仲間のうちの誰かが、もしくは全員が選ばれた存在』と仮定しましょう。

ぺり @Buts_Kirisaki

ただしかし、ここで仲間のうちの誰かのことを言っているのだと仮定するとなると、続いてくる言葉「運命の」にちょっと引っかかりを覚えます。 選ばれた。選び出されたのならば、そういう『運命』にあったのは必然なのではないかと思うのです。

ぺり @Buts_Kirisaki

ならば、敢えてこの「選ばれし」の続きに、「運命の」と続ける必然性はない気がします。 選ばれること自体が運命である場合が多いドラゴンクエストにおいて、わざわざここで、『敢えて』「運命」という言葉を示していること自体がミスリードな気がしています。

ぺり @Buts_Kirisaki

選ばれた運命の仲間たちが強大な悪に立ち向かっていく物語。 そう思わせておいて、実は真逆という流れが何となく創造できます。

ぺり @Buts_Kirisaki

「選ばれ」た「運命の」「炎」。 炎は力強く、世を照らす人類の進化を促してきた、四元素のうち重要なエネルギーです。 言葉の通り、エネルギッシュな捉え方をすると、「炎」というのは「人間」つまり仲間たちキャラクターに置き換えることが出来ます。

ぺり @Buts_Kirisaki

炎が象徴としているのは人間というのも、あながち遠い比喩でもないので、うっかりこれかと思ってしまいます。 しかし筆者の考察ではおそらく違う。 と思わざるを得ません。

ぺり @Buts_Kirisaki

その証拠に、堀井さんの作品ヒントの中にこんな言葉がありました。 「結構ダークな雰囲気」 「前作のDQⅪではシリーズの集大成ということで王道の物語を……今回のDQⅫでは新しいドラクエに挑戦します」

ぺり @Buts_Kirisaki

一つ目は35記念番組で、二つ目はDQ12スタッフ募集のご挨拶内で語られています。 この二つのヒントをもとに考えると、これまでのドラクエの王道の展開は今回シナリオに含まれない、ということになります。

ぺり @Buts_Kirisaki

さてそうなると、「選ばれ」た「勇者に匹敵する運命に引き寄せられた」「仲間たち」が、世界を光り照らすために立ち上がり、悪しき存在と対立するという構図は脆くも崩れ去ります。

ぺり @Buts_Kirisaki

今までのドラゴンクエストナンバリングタイトルと変わらない展開なのであれば、わざわざ最初のプロモーションで「ダークな展開」と新たなドラクエのスタート的な表現はしないはずだからです。

ぺり @Buts_Kirisaki

これを堀井さんの口から発表して、あのティザームービーを流したことに大きな意味があるのだと、一目見て感じました。 だからサブタイトルを正当に読み解くには、一捻り必要だなと思ったわけです。

ぺり @Buts_Kirisaki

さて堀井さんは記念番組の中で、こんなことも言っていました。 「色々、選択肢を迫られるシナリオ」 「生き方を選ぶ」 ここを見たひとは、すぐにサブタイトルと直結するのではと勘繰ったと思います。 『大いなる選択が、キャラの運命を左右するシナリオ』になるんだな。と。

ぺり @Buts_Kirisaki

ただ、番組内でJOYさんも触れていましたが、そんなテーマのタイトルは他にもあるなあ。と。筆者もそう思いました。見たひとは誰しもそう思ったでしょう。 そうです。 それだけだとパンチがないんです。 選択が分岐を与えるという状況は、これまでのドラクエにおいてもありました。

ぺり @Buts_Kirisaki

今でも論争が絶えないドラクエⅤでの重大な選択は、タイトルを象徴する大きなギミックでした。 ただ考えてみてください。 ドラクエⅤにおいての選択はその後の『プレイヤー』の生き方を変えるものだったでしょうか？