宇宙よりも遠い場所の世界にモナークがあったら

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

２０１８年南極 玉木マリ「ねえ、最近荷物を見ていたら変なマークが多いように思えるんだけど」 白石結月「三角が向き合ったマークですか？」 マリ「そう、それ」 小淵沢報瀬「何かのメーカーのマークじゃないの？」 ＃よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

三宅日向「次の動画撮影でそれ調べるのはどうよ？」 結月「それ良いですね」 前川かなえ「それで私の所に来たのね」 報瀬「副隊長の前川さんなら知っているのではないかと」 かなえ「目につくから何か気づくとは思っていたけどねえ」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

藤堂吟「それなら仕方ないわね」 結月「すみません、突然に言い出してしまいまして」 吟「いいのよ。いつかはこの事を話す時が来ると思っていたから」 一同はヘリで昭和基地から出発する。 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

マリ「何処へ行くんですか？」 かなえ「まず聞いて貰いたい事がある。これから見た事、聞いた事は誰にも言わない事」 マリ達一同「はい」 吟「では、これから向かう所について教えます」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

ヘリは南極にある施設に着陸する。 吟「ここはモナークの第３２前進基地、秘密基地だから勝手に動き回らないように」 マリ達一同「はい」 吟が先頭にマリ達は基地の地下へ向かう。 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

吟「あなた達が見た三角のマークはモナークと言う組織のマークよ」 マリ「もなーく？」 吟「ある物を研究する極秘の組織」 日向「これはマズイ事に手を出したかな？」 吟「だからここ以外で話してはダメなのよ」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

マリや吟達は基地の地下に着き、ある場所に来る。 吟「これがモナークが研究している対象よ」 そこには氷に閉ざされた龍のような生物が見える。 マリ「でっかい、怪獣みたい」 かなえ「そう、怪獣よ。この怪獣を研究するのがモナークの目的」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

日向「怪獣って本当に居たんだ・・・」 結月「まさか、南極チャレンジはモナークだったんですか？」 吟「少し事情が違うわね。契約を結んでいる。一部業務を請け負っているだけよ」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

かなえ「再び私達の南極での活動を再開しようとスポンサー探しをしていた時だったわ。モナークから話しかけて来た。こちらの仕事を手伝うならスポンサーになると」 マリ「スポンサーは饅頭屋さんじゃなかったんだ」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

かなえ「七神屋さんがスポンサーなのは本当、でも資金の多くはモナークが出してくれた。それでこうして南極に来れている」 吟「その代わりに、基地への物資輸送や施設周辺の環境調査などモナークの仕事もしている。だから昭和基地にはモナークの物資があるのよ」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

芹沢猪四郎「おや、珍しく日本人が多いと思えば藤堂さんたちでしたか？」 吟「これは芹沢博士、南極に来ていたんですね」 芹沢「モンスターゼロの様子を見に来ていてね。この子達は？」 吟「小淵沢貴子の娘と友人達です」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

芹沢「小淵沢さんの娘ですか・・・」 吟「こちらが貴子の娘で小淵沢報瀬さんです」 報瀬「はじめまして、私が小淵沢報瀬です」 訳も分からず報瀬は初対面の芹沢に挨拶をする。 芹沢「君のお母様の果たした成果はとても大きい。モナークを代表して感謝する」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

報瀬「どういう事ですか？」 芹沢「君のお母様である貴子さんが、このモンスターゼロを発見したのだよ。これでモナークはモンスターゼロの管理できるようになった」 報瀬「知らなかった・・・」 吟「私もモナークから聞かされて初めて知ったわ」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

吟「貴子が遭難した時に、自分自身の位置とモンスターゼロを見たと言う情報を発信していたようなの。私達はそれを受け取れなかったけど、モナークは貴子からのメッセージを受信できた。それでこの基地を作ったそうよ」 報瀬「まさか、母さんがこの怪獣に！？」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

芹沢「怪獣は冬眠状態だった。だが、基地が出来る前のここはクレバスが幾つもある不安定な場所だった。小淵沢さんは割れて出来た新たなクレバスに落ちたと思われる」 報瀬「母さんは・・・」 芹沢「すまない。ご遺体は回収できていない」 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

芹沢「小淵沢さんや他の皆も聞いて欲しい。藤堂さんから聞いていると思うが、ここは極秘施設だ。日本に帰っても誰には話してはいけない。巨大生物の存在は社会を混乱させるからね」 芹沢はマリや報瀬・日向・結月にそう言い聞かせた。 #よりもいゴジラＫＯＭ

葛城マサカズ＠原稿は低速にて進行中 @katuragimasaku

帰りのヘリで報瀬は母親の死について知り泣いていた。 「私、モナークに行く」とまで報瀬は言った。 そしてマリ達が帰国した翌年、世界中に怪獣が出没するようになった。 「モナークの人達頑張っているのかな？」 避難所へ家族と向かう中でマリは昨年の事を思い出すのだった。 #よりもいゴジラＫＯＭ