お玉さんの読書マラソン企画「本格力を高めよう サンシャイン」(1)

ミステリ読みの鉄人 お玉さんによる新読書企画! オールタイムのミステリベスト本『東西ミステリーベスト100』(2012年度版)国内編と海外編双方の同順位作品をお玉さんが比較。感想を述べつつ「どっちが好きか!」判定していく楽しい対決企画です。なお、この第1部では、1〜5位、21〜25位、51〜55位、56〜60位、81〜85位の国内外50作品を取り上げておられます。(第2部はこちら→https://togetter.com/li/1750586
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お玉と毒でんぱ @ottama709

さて、「本格力を高めよう サンシャイン」をスタートさせていきたいと思います♫ 先に結論を申し上げますと、今回の読書企画では本格力は「あがりませーん!」 そしてそして、今回のサンシャインは割と短期間でパスパス進行する、そんな軽〜い内容の読書企画にするつもりでありますよ、と意志表明。

2021-05-30 01:12:21
お玉と毒でんぱ @ottama709

でもって、今回、使用するのはコレ。コレなんですよね。(もうボロボロね。文庫版は2冊、電子版も持ってるけど、参照に使用するときにはコレが一番便利なんですよねぇ。もう2冊くらい買っときゃ良かったわ) pic.twitter.com/QQzcDMoKz0

2021-05-30 01:13:33
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お玉と毒でんぱ @ottama709

東西ミステリーベスト100(2012年度版)では202作品取り上げられてますが、そのうち200本文庫版の感想をあげよう。そんな内容の読書企画ですね。 ここ数年の僕のミステリ感想、少し長めになっちゃう傾向があるので、一冊分の感想ツイートは最大4ツイートまでという縛りをつけていきたいと思ってますわ

2021-05-30 01:14:21
お玉と毒でんぱ @ottama709

で、この読書企画は「対決企画」で進めていきます。 国内編と海外編の同順位の感想を並べた後「どっちが好きか!」を述べていく内容となります。 「どっちが優れてる」「どっちが完成度が高い」も判断基準として含めますが、あくまでふわっとした自分好みな偏りMaxの勝敗(?)をつけていくつもりです

2021-05-30 01:15:57
お玉と毒でんぱ @ottama709

両作品も大好き度数が高く好勝負が故に勝敗に悩む回もあれば(例えば78位の『鉄鼠の檻』と『九尾の猫』とか)、 完全に異種格闘技戦な別の意味で勝敗に悩む回もありますね(70位の『7回死んだ男』と『女王陛下のユリシーズ号』とか)。 今現在全く勝敗検討してないので、どうなるのか自分でも楽しみ

2021-05-30 01:17:51
お玉と毒でんぱ @ottama709

構想としては平日の月〜金、月曜31位、火曜32位……、みたいな感じで5位単位をブロックとして週で5回分の毎日投下(!)をしていく予定でございます。 2週がんばって1週おやすみ。……みたいなペースになるかなぁ〜。これだったら30週間で終われるなぁ。(短期間なのか?)

2021-05-30 01:19:51
お玉と毒でんぱ @ottama709

ちなみに土曜と日曜は、てぃんくる☆彡(本ミス大賞候補作攻略作戦)か、今現在停滞中のもうひとつの対決企画をすすめられたらなぁ〜、と考えていますよ。 誕生日を越えた今、本年度はミステリに真面目に向き合うという決意表明!

2021-05-30 01:19:51
お玉と毒でんぱ @ottama709

そして、先に言わなければなきゃなんですけど、東西ミステリーベスト100の1位から100位で取り上げられてる200作品の内、今ストックとしては179冊が読破済みとなってます。あと21冊読まなきゃなんですよね(いつもの自転車操業の綱渡りです)。初読もありますが、何度も読んでる小説も再読してますよ

2021-05-30 01:20:30
お玉と毒でんぱ @ottama709

179冊読むのに、約2年間くらいかけてます。 ここ2年間くらいミステリ読書として完全にダメダメな状態で、感想を述べるための読書に関してはメッチャ不調マンだったと反省しています。 Q 感想を述べるための読書がダメなときキミならどうする? A 感想を述べない読書で気を紛らす。それが自然の摂理

2021-05-30 01:21:03
お玉と毒でんぱ @ottama709

そんなわけで、何の気なしに「東西ミステリーベスト100にランクインしてる作品でも読みましょうか?」みたいな感じでちょびちょびやってたわけですよ。で、それが結構続きいたんですわ。どんどんストックが溜まってくると色気も出て来るってものです。 「コレはミステリ感想に出来るのでは?」

2021-05-30 01:21:28
お玉と毒でんぱ @ottama709

「名探偵図鑑完読作戦」や「本格力を高めよう」で読んだ作品たちも短いスパンで再読。 初読以来のかなりお久しぶりの作品をフレッシュに味わう。 今まで未読だった作品への初挑戦。 ランクインされてると思って読んだのに圏外だった作品(大岡昇平の『事件』とか「ウッドストック」とか)もうっかり

2021-05-30 01:21:50
お玉と毒でんぱ @ottama709

(ときどき作品によってはコッソリと短い感想を挙げたりしたこともあったなぁ。感想をあげない読書と決意しても心動かされる作品もあるってことなんね。オレって意志が弱い男ってことなのサ)

2021-05-30 01:23:04
お玉と毒でんぱ @ottama709

まぁ、2年かけてますので印象が薄くなっている作品もあります。肌に合わない名作もあるってことなのね。 ヘタっぴな叙述トリック作品、どんどん嫌いになってます。 シーンの発展に貢献したマイルストーン的な作品にはキビし目になる自分も発見出来ましたわ 読み返して評価が変わるのは、しょっちゅう

2021-05-30 01:23:42
お玉と毒でんぱ @ottama709

まぁ、そんなわけで、昔のミステリ感想にアグレッシブだった自分を思い出しつつ、偏りに偏りまくった自分の好みをTL上に並べていきたいと思ってますよ。 5月31日の月曜日。第1位の『獄門島』vs『そして誰もいなくなった』からお送りいたしますよ、と予告だわ。 生暖かい応援、どうかヨロシク〜♫

2021-05-30 01:24:20
お玉と毒でんぱ @ottama709

「本格力を高めよう サンシャイン」のサンシャインはジュエルペットからのリスペクト引用やね。 ラブのライブやキンの肉やハートのキャッチや池の崎やスーパーなマリオやらは全然関係ないんだからね。

2021-05-30 01:27:56
お玉と毒でんぱ @ottama709

さらにちなみに、参考で まだ初読&再読してない残りの21冊 国内編:『レディ・ジョーカー』『妖異金瓶梅』『匣の中の失楽』『半七捕物帳』『山猫の夏』『テロリストのパラソル』『理由』『夏と冬の奏鳴曲』『煙か土か食い物』

2021-05-30 01:32:16
お玉と毒でんぱ @ottama709

海外編:『長いお別れ』『薔薇の名前』『マルタの鷹』『月長石』『シブミ』『千尋の闇』『わたしを離さないで』『俺たちの日』『高い砦』『緋色の記憶』『心ひき裂かれて』『鋼鉄都市』

2021-05-30 01:32:17
お玉と毒でんぱ @ottama709

国内編は私が大大大好きな『山猫の夏』か『匣の中の失楽』をラストにしようと調整してたんだけど……、海外編の残し方が「本当に何も考えてない!」 バカバカバカバカ、わしのバカ!! 『千尋の闇』か『緋色の記憶』かなぁ (´Д` )

2021-05-30 01:32:17
お玉と毒でんぱ @ottama709

さてさて、5月31日分の「本格力を高めよう サンシャイン」です →

2021-06-01 00:25:06
お玉と毒でんぱ @ottama709

「東西ミステリーベスト100」(2012年度版)の東西戦 ◎第1位 横溝正史『獄門島』(1949年)vs アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』(1939年) pic.twitter.com/nnfj52AhhI

2021-06-01 00:25:33
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お玉と毒でんぱ @ottama709

1986年度版の「東西ミステリーベスト100」 全然ミステリを読めてなかった小僧っ子の私だったが、それまで読んだ中で一番面白くミステリにのめり込むキッカケにもなったその作品が、第1位を飾ってたた。とても誇らしく思ったのを記憶してる。 12年度版も同結果だったことに驚いたが、磐石の結果に納得

2021-06-01 00:26:52
お玉と毒でんぱ @ottama709

終戦により何もかもが劇的に変化していく様相を、普遍的な面白さを持つミステリのアイデアを媒介にし、(かなりの誇張はあるのだが)時代の印象を切り取り定着させてる作品だ。 『獄門島』における犯罪トリックは機械的かもだが、犯罪動機や人々の感情はミステリ史史上、類似のない唯一性に溢れている

2021-06-01 00:27:59
お玉と毒でんぱ @ottama709

偶然舞い降りてきた発見が金田一耕助の推理のスタートになっている部分が、これまで『獄門島』の若干の傷だと思っていた。 が、そもそも獄門島での犯罪が偶然の連鎖から発生せざるを得ない性質だったことを考えると、その偶然の環の中には名探偵の来訪という運命も含まれていたのでは? と思い至る。

2021-06-01 00:28:13
お玉と毒でんぱ @ottama709

犯罪を行うための材料が偶然にも並べられると同時に、犯罪を解体するための手段も偶然にも用意されている(そして、偶然の助けによって事件は解決される) 『獄門島』という作品に対して、今、そういう視点で僕は見ている。 旧来の何もかもが刷新される過程で発生する犠牲。それを悲しく描いた作品だ

2021-06-01 00:28:13
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