- mamiananeko
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ソーシャルグッド界隈起こっていること
2020年春頃から、弱者支援を謳う企業や団体、いわゆるソーシャルグッド界隈にさまざまな問題が吹き荒れている。
東京シューレ、べてぶくろ、soar、cotree等、成員による性加害の事実の隠蔽や、その二次加害的な組織側の対応、そして労働搾取案件、モラルハザード等々。
防止策はもちろんだが[、[なぜそのような対応が起こるのかの検証や対策がなされないまま時が過ぎていく]]{c01 f13}といった印象は否めない。
それらについて、社会背景や理論背景、活動の類似点といった面から分析してみる。
まずは、起こったことの概略についていくつかあげておく。
弁護士ドットコムニュース
ソーシャルグッドのNPO「soar」、元理事の性加害で大揺れ 対応めぐり批判相次ぐ
https://www.bengo4.com/c_18/n_13115/
ソーシャルグッドに付きまとう、労働か活動か?という問題とモラルハザード
https://note.com/maminyan/n/ne7ffa75e79eb
社会運動としての「当事者運動」から
弱者を代弁することが「マイノリティ憑依」として否定されたころから台頭してきたのが「当事者性」という言葉だったような。 それの台頭とともに「当事者であること」がある種の権威性をもってきた。
2021-06-01 00:22:40上野千鶴子や中西正司の主張する「当事者主権」は「当事者のニーズは満たされるべき」という、かなり過激な現実無視の主張なんだが、そこいらが「当事者研究」とも繋がっているというのは案外知られていないんだよな。
2021-06-01 00:25:47熊谷晋一郎氏に「当事者研究」を紹介したのも、表現媒体を紹介したのも上野千鶴子氏であるらしい(『現代思想2011年12月臨時増刊号「総特集 上野千鶴子」』中に熊谷氏自身が書いている)。
2021-06-01 00:56:39「当事者性」や「当事者研究」という言葉には「当事者主権運動」的な側面、そして、東大赤レンガ闘争等を背景とした「反精神医学運動」的な色彩が濃厚だ。 そしてそれらは「ワーカーズ・コレクティブ」的なものと無縁ではない。
2021-06-01 01:42:50上野千鶴子はべてるの実践を「当事者主権」の体現のように紹介している。 2004 21世紀COEプログラム『死生学の構築』主催 公開シンポジウム べてるに学ぶ-<おりていく>生き方 ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1055/
2021-06-01 00:35:10関係あるような無いような話だが一応くっつけておこう
そーいや「当事者の時代」って本書いた佐々木俊尚氏が、 #この指とめよう 関連で批判されてるようで…。 擁護する意見もあるが、佐々木氏は、一見中立的に左翼偏重の論調やプロ市民などを批判しながら「当事者主権的ムーブメント」を支えてきた人だと私は理解している。 twitter.com/mamiananeko/st…
2021-06-01 21:06:00フェミニズムと当事者主権運動
障害者運動としての「当事者運動」は、上野千鶴子氏の扇動するフェミニズムの「女性学」と合流していた。
いきなり日共とか左巻きとか、左派の皆さんにはちと刺激が強い用語が飛び出してしまったが、党派性の部分に触れたいわけではない。
「単純明快・勧善懲悪な世界観」
「責任の外部化」
「主観的視点の権威化」
といった共通点部分にのみ着目する。
朝田理論について概略を説明すると、1950年台に部落解放運動の中で発生した1つの「流派」の理論である。
「不利益と不快を感じさせられたら全て差別」
というもので、とかく過激化しやすいとった側面もあると言われている。同勢力は1960年台に共産党とも袂を分っているので念のため。
→Wiki朝田理論
そして、フェミニズムへの忌避感の払拭とボコれる範囲の拡大策としての「当事者主権」なんだよなあ。 「当事者研究」は、ガッツリその流れの上に乗っかっちゃっている。 twitter.com/ponatky/status…
2021-06-02 13:39:39@mamiananeko @ponatky そのとおりですねえ。そしてその大本は共産主義、もっと遡るとキリスト教の思想なわけです。 ところが「自分たちは絶対正義」を振りかざして社会の破壊を始めたので、まず男性たちがフェミニズムから脱離した。そしてその横暴は「女性でも自分たちと考えが違う者は敵」まできたので女性も離脱してきた
2021-06-02 11:32:20@mamiananeko @SyoShinozaki 旗をちょいと変えて人を動かせる理念フレーズを作りプロモーションする、というマーケティング的な活動をしていく続けられるんですよね。需要として、自他境界が怪しい自己愛性パーソナリティ障害的な欲求に飢えた人たちが現代社会では量産される以上。
2021-06-02 12:30:08「当事者研究」を考える上でこの本は必読。何が書かれていないか?という視点で読まないとだけどね。 pic.twitter.com/D94kUbAbKI
2021-06-02 13:56:10『当時者主権 上野千鶴子 中西正司 2003』では、「当事者学のススメ」という章で、東京シューレの子供たちから生まれた「不登校研究」も「当事者研究」と同様の「当事者学」の一つとして位置付けられているのよね~。
2021-06-06 17:27:45soarは代表によると「べてるの家が原点」であるらしい…となりゃ活動と「当事者研究」は切り離すのが難しかろう。 twitter.com/mimimizuho/sta…
2021-06-06 17:31:23soarの原点になった「べてるの家」の向谷地さんのお話を久々に。統合失調症のみなさんも登壇して、自身の病気の症状を研究した結果を発表している。おどおどしてても、うまく喋れなくても誰にも責められない、安心して話せる場づくりが素晴らしい
2016-11-23 15:14:27熊谷晋一郎氏が著書「当事者研究 等身大の<わたし>の発見と回復 2020 岩波書店」で、当事者主権を掲げる当事者運動からの後継性を謳っているる。 となると、 「当事者主権運動」という運動と「当事者権研究」は、もはや切り離そうとしてもそれができないといったところだろう。
2021-06-06 17:40:28「当事者研究は公的空間を提供することで制度化以降の運動の政治性を担保しうるのである」 (前掲の熊谷氏著書より) ※制度化以降とは「各種支援の枠組みが存立して以降」と思われる。 こうなると、政治性や運動性優先になりやすいんだよな。
2021-06-06 17:54:59「当事者主権的発想」や「当事者研究」に批判的な当事者の存在はほぼ捨象されることになる。 その枠内で作られた「自閉症スペクトラムモデル」に、学術的正当性は担保されうるのであろうか?といった問題も出てきかねない。
2021-06-06 18:01:09