【観る将】令和版将棋用語辞典【必携】

先生方の解説をまったりお待ちしています。将棋はいろんな用語があって勉強になるなあ。
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チーム糸谷 @abT_itodani

家に居るとどうしても呟くことが少なくなってまいります。そこで、皆様から将棋の解説などで良く分からない単語を募らせて頂こうと思います。 リプライなどで分からない単語を頂いた中から選び、説明を載せてコンテンツ力増強を計りたいと思っております。例を続けます。(糸谷)

2021-06-13 21:12:49
チーム糸谷 @abT_itodani

関防印【かんぼういん】 棋士の色紙や扇子の右上に押してある小さい印。 各自好きな言葉を選び押すことが多い。 ちなみに糸谷のものは「回天回運」です。

2021-06-13 21:16:40
チーム糸谷 @abT_itodani

早速頂いたもので。なお糸谷の理解によるものですので、正確性に欠けていることがあります。 垂れ歩【たれふ】 持ち駒の歩を、次にと金に成ることが出来、また相手の駒に直接当たらないところに打つこと。 速度はゆっくりだが確実な攻め、もしくは相手の駒の動きを制限することが多い。

2021-06-13 21:22:10
チーム糸谷 @abT_itodani

コビン【こびん】 ある駒の斜め上地点。 ただし現代将棋界ではほとんどの場合28や88(先手の場合)にいる玉に対して36や76の地点から37や77を攻撃しようとする場合に、コビン攻めなどという用法で使われる。 用例-「美濃囲いはコビンが弱点」 (糸谷)

2021-06-13 21:31:29
チーム糸谷 @abT_itodani

詰めろ【つめろ】 王手でなく、かつ相手が受けずに次の手番が回ってきたら相手の玉を詰ますことの出来る状態にする手。 相手に受けが無ければ必至となる。 類語として、〇手回ってきたら詰ますことが出来る状態を〇手空き【〇てすき】という。詰めろは一手空きに当たる。 (糸谷)

2021-06-13 21:38:56
チーム糸谷 @abT_itodani

味がいい【あじがいい】 ある手が複数の狙いを持っており、また後々の局面でも効いてきそうな場合に「味がいい手」のように使われる。 例えば桂馬を跳ねることによって飛車の利きを通しつつ、その桂馬が何かの駒を次に取れる状態になるなど。 (糸谷)

2021-06-13 21:53:15
チーム糸谷 @abT_itodani

捌き【さばき】 駒が、成り込む、交換するなどによって働きの良い駒になる、もしくは相手の駒や手数と交換になること。特に振り飛車の場合に多く使われる。働きの悪い駒が相手によって取られて、結果として一手使わせる場合などにも使うことがある。 用例:「捌きのアーティスト」 (糸谷)

2021-06-13 22:00:16
チーム糸谷 @abT_itodani

手抜く【てぬく】 相手に駒が取られる、もしくは成り込まれるなど応対を迫られている状態にも関わらず、その応対をせずに他の手を指すこと。応対をする選択肢が無い場合にはあまり使われない。 用例:「玉頭の突き捨てを手抜いて攻めに出る」 (糸谷)

2021-06-13 22:07:15
チーム糸谷 @abT_itodani

辛い手【からいて】 優勢かつ勝ち方がいくつかある局面で、攻め合いを行っても勝てそうなところをあえて受けに回る、もしくは相手の攻めを切らせて慎重に勝つことを目指す手。 類義語として「友達を無くす手」や「手堅い」などが良く使用される。 (糸谷)

2021-06-13 22:18:09
チーム糸谷 @abT_itodani

駒の並べ方【こまのならべかた】 大橋流、伊藤流などが並べ方の代表例として挙げられるが、現代では玉を始めに置く以外特に規定はない。 駒の揃え方も同じで、中央に置く、線に合わせて下げるなどなど棋士によっても異なっている。概ね教えてもらった人のやり方を継承する場合が多い。 (糸谷)

2021-06-13 22:21:24
チーム糸谷 @abT_itodani

ひねり飛車【ひねりびしゃ】 居飛車で始まり、2筋の交換を経て26に引いた飛車が76や86の地点に移動した形のことを言う。(先手の場合) 石田流と飛車の形としては同じだが、初めから振り飛車にした場合はひねり飛車とは呼ばれない。 (糸谷)

2021-06-13 22:28:18
チーム糸谷 @abT_itodani

手順前後【てじゅんぜんご】 先に指しておくべきだった手を、後に回してしまったせいで支障が生じること。急がなくても良い歩交換をしてしまったせいで相手に歩を使った攻めが生じるなど。 先にしても後にしても駄目な場合には使われない。 (糸谷)

2021-06-13 22:35:17
チーム糸谷 @abT_itodani

お洒落な手【おしゃれなて】 気付きにくく、なおかつ駒の働きを良くしたり、受けにも攻めにも役立つなど良さそうに見える手のことを指す。 余談ながら解説で使われる場合対局者のイメージによってもお洒落と使われるかどうかは変わってくる気がします。※筆者の体感 (糸谷)

2021-06-13 22:54:14
チーム糸谷 @abT_itodani

矢倉囲い【やぐらがこい】 単に矢倉と言う場合、矢倉囲い【やぐらがこい】と戦形としての矢倉両方を指す。本項では矢倉囲いについて説明する。 78金・77銀(先手の場合)の形を取った囲いの総称。ただし、多くの分流があり、早矢倉や菊水矢倉など金銀片方の位置がずれることもある。 (糸谷)

2021-06-13 23:20:28
チーム糸谷 @abT_itodani

矢倉【やぐら】(戦形) 戦形としての矢倉は、主にお互いが角交換せず矢倉囲いへと組み合った場合に使われる。角交換を行った場合角換わり、また片方が雁木に組んだ場合は雁木と言われることが多い。 かつては将棋の純文学と呼ばれていた。 (糸谷)

2021-06-13 23:22:48
チーム糸谷 @abT_itodani

綾【あや】 悪い局面を複雑にし、勝敗の行方が混沌とした局面にすること。もしくは良くわからない状況そのもの。 用例:「綾をつける」 悪い局面でも混沌とさせる手を指す。    「綾がついた」 局面が複雑になり、勝敗の行方が分からなくなった。 (糸谷)

2021-06-14 12:12:22
チーム糸谷 @abT_itodani

謝る【あやまる】 相手の攻めに屈して受けること。 現代将棋では多くの場合相手の歩が6段目まで伸びてきてしまった場合に8段目に歩を打って受ける場合に使う。(先手の場合) 用例:「端を謝る」 端攻めを受けずに取り込まれたとき、香車の上に歩を打って攻めを止めること。 (糸谷)

2021-06-14 12:14:28
チーム糸谷 @abT_itodani

がっぷり四つ【がっぷりよっつ】 おそらく相撲用語。 将棋の場合、両者ともに十分な陣形を築き上げ堂々と攻め合う場合などに使用される。 ※筆者の体感 相銀冠穴熊(BIG4)などの場合に使用される場合が多い。 (糸谷)

2021-06-14 12:20:10
チーム糸谷 @abT_itodani

力戦【りきせん】 定跡を外れた戦い。 といっても現代においては定跡の幅が広がってきたため、自然な形を外れた戦いくらいに考えておいた方が分かりやすいのではないか。 力を試される戦いとなりやすい。 (糸谷)

2021-06-14 16:31:10
チーム糸谷 @abT_itodani

咎める【とがめる】 相手の手もしくは形が、悪い働きをしているもしくはその間に他の場所が間に合わなくなるように、相手の構えや手の弱点を突くこと。 用例:「穴熊の端が薄いことを咎める」 (糸谷)

2021-06-14 16:36:16
チーム糸谷 @abT_itodani

〇〇調【〇〇ちょう】 〇〇の中には棋士の名前や力戦、その他戦法の名前などが入ります。棋士の名前が入る場合、その人のような構想や手を指します。棋士の日常での拡大使用として、その人が良く行っていることをする時などに使われます。要するに〇〇に似ているということです。 (糸谷)

2021-06-14 16:42:59
チーム糸谷 @abT_itodani

おまじない【おまじない】 効果があるかどうか分からないけれどとりあえずやっておいた方が得な気がする手。端歩の突き捨てや叩きなどでとりあえず敵陣を乱すときなどに使われる。 (糸谷)

2021-06-14 16:44:51
チーム糸谷 @abT_itodani

相掛かり【あいがかり】 昔は2筋と8筋を突き合い、お互いに飛車先を切りあう展開の将棋を指したが、今は▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金の出だしなら大抵相掛かりと呼称されている気がする。 飛車先の歩の交換が必須ではなくなったんですね。 (糸谷)

2021-06-14 16:52:41
チーム糸谷 @abT_itodani

挨拶【あいさつ】 戦いにならなさそうな場所の初期配置の歩を一つずつ付き合うことを指す。主に端歩の突き合いなどに使われる。同じ端歩だが、税金と言われた場合片方だけが突く必要があることが多い。 (糸谷)

2021-06-14 16:55:57
チーム糸谷 @abT_itodani

爽やか【さわやか】 受けも攻めも色々ありそうな場面で攻め合いに赴くこと。爽やかに勝つ場合も爽やかに負ける場合もある。 フリースタイルの構成員には余り縁の無い言葉。 (失礼) (糸谷)

2021-06-14 16:59:21
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