なろう小説の現状に対する鋭い分析。「最近のなろう小説、タイトルだけで作者の前半生が透けて見えて辛い。」「成功すること自体よりも、それによって誰かに「ざまぁ！」と威張ることが目的になっている」

キマコハワ @KxMxCxHxWx

最近のなろう小説、タイトルだけで作者の前半生が透けて見えて辛い。 pic.twitter.com/EBFJc2ADbm

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墨東公安委員会 @bokukoui

成功すること自体よりも、それによって誰かに「ざまぁ！」と威張ることが目的になっているようなのが、どうも辛いです。 twitter.com/KxMxCxHxWx/sta…

墨東公安委員会 @bokukoui

「がんばっていろいろあったけど成功しました」なら、古典的な教養小説、ビルドゥングスロマンといえるけど、「なろう」ものは「がんばる」ところはチートで飛ばすので成功の影は薄い。本題が「ざまぁ！」だからなんだろうけど、そうルサンチマンに囚われては、成功してもその果実を味わえなさそう。

墨東公安委員会 @bokukoui

いやまあ、復讐譚だってエンタテインメントの王道といえばそうなんですけど、仇討ちもののような悲壮感があるわけでもなく、『巌窟王』的な壮大さもなく、なんというかせせこましいような感じはします。

墨東公安委員会 @bokukoui

「なろう」系でひところ蔓延った、「ファンタジー世界に現代技術で無双」ものについては、それは19世紀にマーク・トウェインがとっくにやったことなので、それを越えられるんですか、とは思います。それにトウェインのような批評や諷刺の精神がどこまであるのか。 amzn.to/3guKERm

墨東公安委員会 @bokukoui

というわけで、好意的に？考えれば、「なろう」系の諸傾向も、過去のエンタテインメントの各種の系譜に位置付けられるといえばそうなんですが、ただあまりにも黄昏国家日本の現状のせいか、みみっちくしみったれているような気はします。読んだことないけど。

墨東公安委員会 @bokukoui

夕方に「なろう」系の風潮に感じる現代の索漠たる世相について思うところを述べました。しかしそういう、成功の喜びよりそれで誰かに「ざまぁ」したいというタイプの作品からも、普遍的なものを読み取ることができるという、力強い主張もあります。こちら参照。 note.com/iovis_takahasi…

墨東公安委員会 @bokukoui

前ツイートで紹介した批評は、以前私が『鬼滅の刃』鼎談のお誘いをいただいた髙橋氏の手になるものです。サディズムと表裏一体の普遍的な倫理観の存在、はみ出す枠があってこそ加虐は意味があるという論旨には、私も異存ありません。サドがモラリストであったというのは夙に指摘されています。

墨東公安委員会 @bokukoui

ただ一方で、同時に思うのですが、非倫理的なことを描くことで倫理性を浮き彫りにするアイロニーは、普遍的価値観というものに冷笑的な現代日本人、とりわけ「正義の暴走は危ないとアニメで学んだ」と言ってしまうオタク層には、決して届かないのではないでしょうか。

墨東公安委員会 @bokukoui

そこには普遍的価値観に基づく倫理がないので、暴力や凌辱を描こうとも悪趣味に「すら」ならず、ただ索漠たる「無趣味」に堕しているのではないか、そんな風に私には思えます。該アニメの場合、作り手にはその意思があったようですが、果たしてどれだけの視聴者に届いたのか。 twitter.com/asasasa9433216…

朝岡卓矢 @asasasa94332163

手違いで文末の一文が抜けてしまったそうです。 「創作でのみ許される不道徳、逸脱性、ぜひ楽しみにお待ち下さい」 twitter.com/kaiyari_anime/…

2020-06-15 19:36:09

墨東公安委員会 @bokukoui

ひたすら凌辱を描きながら、同時に暴力の限界と愛の永遠さを感じさせるようなエロ作品、といって私が思いつくのは、「トンデモ本大賞」を受賞した松平龍樹の『百合飼育』ですかね。私はあんまり凌辱物のエロは読まないので、あんまり例が思いつかないのですが。

墨東公安委員会 @bokukoui

『百合飼育』は、同性愛関係を隠している女子高生二人が、中学生の少年にその場面を盗撮され、それをもとに脅されてさんざ凌辱されるのですが、その結果として少女二人の愛と絆は一層深まり、少年は疎外感を感じるというエンディングになっていて、今にして思えばなかなか巧みな展開でした。

かなざわK @kibokanazawa

スレッドの途中を抜き出しました。 考察としてはとても面白いので、ぜひスレッド全部およみいただきたく。 まあ百歩譲って書く側には書くことでルサンチマンを乗り越える …とまでは言えなくても、癒されるぐらいの効果はあるだろうけれど。 これ、買ってまで読みたい人がそんなにいるっていうのが… twitter.com/bokukoui/statu…

わきまえないナニカのぴっち 삧치 ∀🌻 @zpitschi

乾いた笑いしか出てこない。こう言うの読んで(書いて)、こう言う人たちって気持ちいいんですかね、マスターベーション。 twitter.com/bokukoui/statu…

颯月 @cjzgPJW18yVipFu

全面的に同意できる>せせこましいような感じ twitter.com/bokukoui/statu…

shimojo1985＠おおざけ飲酒の会 @shimojo334

トゥェインのこれも、半村良の「戦国自衛隊」も、限られた物資を過去に送ってどこまで無双できるかという思考実験があるんだが、最近のは思考実験もクソもないじゃぶじゃぶだからなあ。 twitter.com/bokukoui/statu…

ちゃず @bys06412

「なろう」な連中に批評や風刺の精神なんてはなっから有るわけがないでしょう。（偏見） twitter.com/bokukoui/statu…

kizitora @anyatoraneko

「なろう系」の市場規模が大きい＋長い説明的な名前の作品が売れているので、作者の多くが嫌々ながらジャンルの「お約束」としてこういう傾向を受け入れているようにも感じます。 スタージョンの法則から90％はゴミ（編集の手を経てないのでもっと上？）なので、読んで確かめる気は起きませんが。 twitter.com/bokukoui/statu…

白井　聡／Shirai Satoshi（新刊、『マルクス 生を呑み込む資本主義』出ました） @shirai_satoshi

後退国にふさわしい文化状況なんだろうな twitter.com/bokukoui/statu…

五月の女王 @ohjagasan

いつの間にやら異世界転生モノやなろう系というジャンルが出来ててコミックコーナーの一角を占めるようになっていた。 知らないジャンルだったんで、面白いなぁと思って数冊読んだが、飽きるまであっ言う間だった。 単に生まれ変われば最強ばかり。 他力本願で無敵になりたいって心が透けて見える。 twitter.com/bokukoui/statu…

広く表現の自由を守るオタク連合 @hyougenmamoru

悪役の暴言もオタクの手にかかれば「正論」扱いされてしまうので、作者はおちおち「高度な」ことも書けない。 twitter.com/bokukoui/statu…

杉浦真志 @sugiurakarate

今の日本が、このツイートからも無様すぎるのがわかって草も生えないどころか氷河 twitter.com/bokukoui/statu…