将棋用語/セリフ解説(将棋棋士 山本博志編)

真面目な?将棋用語解説はこちら 将棋用語解説(将棋棋士 糸谷哲郎編) https://togetter.com/li/1730961 続きを読む
15
山本 博志 @yamahiro3ken

【「流石に勝ちですかね…」「どちらがですか?」】 とは、感想戦で双方の見解が激しくぶつかっている時によく見られる会話。「流石に」というワードで自信を強調しているのに対して、間髪入れずに、素早く「どちらがですか?」と返すのがポイント。 この後は「え?」「え?」と応酬が続く事が多い。

2021-06-14 22:10:37
山本 博志 @yamahiro3ken

【「人間的には必勝」】 ソフトの評価値はさほど出ていなくても、実戦的な勝ちやすさを主張する言葉。主に振り飛車党が多用する。

2021-06-14 22:17:30
山本 博志 @yamahiro3ken

糸谷先生の素晴らしい企画に少し乗っからせて頂いています🙏

2021-06-14 22:20:10

糸谷先生の素晴らしい企画
将棋用語解説(将棋棋士 糸谷哲郎編) - Togetter https://togetter.com/li/1730961

山本 博志 @yamahiro3ken

【「世知辛いねえ」】 とは、おもに後手振り飛車で、斬新な工夫を用いておおむね研究通りに進んで想定した局面になったにも関わらず、勝ちきれなかった上に局後ソフトで調べてみると、案の定評価値が低かった時に思わず出てしまう心の叫び。振り飛車党が多用する。

2021-06-14 22:25:00
山本 博志 @yamahiro3ken

【直線】 一直線の変化。時には数十手に及ぶ事もあり、レールとも例えられる。 使用例(「直線で来られて痺れました」「いやーこの直線は踏み込めなかったっす。」「漢の直線で行きます。cv.齋藤明日斗四段

2021-06-14 22:39:36
山本 博志 @yamahiro3ken

【弱く▲〇〇】 最強手ではない手のこと。 必ずしも悪手ではなく、相手の主張を通したように見えて深い読みに基づいた恐ろしい狙いを秘めている場合が多い。 使用例→「ここは弱く同歩で… 」「(力強い手つきで底歩を打ちながら)「弱く行きます…」cv狙い澄ましている杉本和陽四段

2021-06-14 22:47:55
山本 博志 @yamahiro3ken

【両手ペットボトル】 勝ちを読み切って両手でゴクゴクとうまそうに水を飲むさま。 梶浦宏孝七段が得意にしており、これをやられると厳しい。

2021-06-14 22:51:27
山本 博志 @yamahiro3ken

【何も感じずに】 自陣の危険を顧みず、駒得に走って実利を確保する指し方。受けが強い棋士によく見られる。 使用例→ 「何も感じずに取る一手ですね。」「いやー本当は危ないんでしょうねー でも私は何も感じないんで全部取っちゃいますけどねー アハハ! cv.井出隼平五段

2021-06-14 22:58:37
山本 博志 @yamahiro3ken

【明るく】 筋のいい指し方の事。必ずしもいい手とは限らず、攻めが軽くなってしまうこともある。 使用例→「明るく歩を突き出して…」「そんな明るく来られるとは…」「ここは明るく行きます。」cv.軽やかに桂馬を跳ねながら山本博志四段

2021-06-14 23:11:44
山本 博志 @yamahiro3ken

【なんとか…】 熱戦を制した後、将棋の勝敗を聞かれた時に言うセリフ。 肩をすくめながら申し訳無さそうに、しかし喜びは抑えられない様子で言うのがポイント。

2021-06-15 09:28:39
山本 博志 @yamahiro3ken

【「初歩的な質問で申し訳ないのですが…」】 おもに自分の専門外の戦型において、定跡、共通認識を検討確認したい際に使われる言葉。初歩的と言いながらも鋭い高度な指摘がなされる場合が殆どで、油断ならない。将棋界だけではなく、学問の世界でも教授クラスの方がこの台詞を使うと聞いた事がある。

2021-06-15 13:38:13
山本 博志 @yamahiro3ken

【「公私共に充実されているようで」】 将棋の調子が良い時に仲間内からからかわれる際によく言われるセリフ。 具体的な情報は何も知らないはずなのに、将棋を勝っているだけで何故かプライベートも充実している事にされてしまう所がポイント。ここでの応対を誤ると追撃の質問が来るので注意が必要。

2021-06-15 13:56:54