自作PCの構成部品についてつらつらと
さて、自作PCというと、そもそもパソコンを作れる、などとたいていの人は思っていないから、えっ、すごいね、などと言う。だが、実のところ生産性を上げるためにPCの中身ってのはパーツごとに規格化されてて、一般にこれをATX規格という。昔BTXってのもあったけど、すたれた。
2011-08-11 00:29:48たとえば電源のピンの仕様とか、基盤のサイズとか、そういう細かいものをきっちり決めてたわけだな。あとはドライブベイの配置とかも決まってる。現在のデスクトップPCは、内部構造はおおむねATX規格に倣っている、とみていい。
2011-08-11 00:31:42ぶっちゃけた話、Foxconnが中国とかで生産しているわけで、失礼な話、刺してはめれば動く。というものになっている。
2011-08-11 00:33:54もっとも、デジタルデバイスになぜか発生する、意味不明な『相性』問題があったりするので、これが自作におけるネックになっているのだが……そこはさておく。
2011-08-11 00:35:15基本的な内部の構成部品は、すべてのパーツを配置し、各光学・磁気ドライブをつなぐ『マザーボード』に、頭脳と言うか、まあ初心者がインテルじゃなきゃイヤ!とか言い出す『CPU』が乗っかり、データをとりあえずハードディスクから読みだしておくスペースの『メインメモリ(RAM)』や(続く)
2011-08-11 00:38:47あと、昔はオンダイどころかオンボードですらなかった、外部に映像を出力するための部品『GPU(VGAとも。複数呼び方があるし、定義の問題はさておく)』もあるが、現状は実のところもともと載っていないハイエンド帯の製品や、ゲームをする場合、あるいはHTPCなどでもない限り不要である。
2011-08-11 00:41:44あとは、最近はオンボードになったけど不要じゃね呼ばわりのサウンドカードとかが、メジャーなマザーボードに乗っかる代物である。
2011-08-11 00:43:23で、CPUは様々なソケットという規格があり、ピンの数で大体今は見分けというか、分類のようなものができる。インテルだとLGA1156や、LGA1366が主流で、さらにLGA2011が出る予定だ。
2011-08-11 00:47:35で、インテルに対抗しており、よく初心者にはインテルじゃなきゃイヤ!と言われてしまうAMDは、現在はAM3、AM3+にFM1という規格が存在する。
2011-08-11 00:48:39Intelでは相互にCPUが刺さらない規格だが、AMDの場合は違い、AM3やAM3+は互換性が存在する。とはいえ、マザーボードが対応していれば、だが。FM1は互換性はない。
2011-08-11 00:49:39ぶっちゃけ、AMDとIntelとどっちが性能がいいの?と聞かれると、今はIntelと言っておきたい。まあ、価格差もあるので、財布と相談という事になるだろう。『現実(財布)』と戦うのも自作の楽しみである。
2011-08-11 00:51:00さて、RAMである。これは現在DDR3という規格が存在し、そして現在値段爆下げである。8GBが5000円以下で買える時代です。けちけちしても仕方ないので、素直にソケット全部埋めましょう。Intelなら大体6コ、AMDなら大体4コのソケットがあなたを待ってますよ。
2011-08-11 00:53:39まあ、相性問題や不良が出やすいパーツなので、memtest86+を実行して不良がないことをチェックするのを推奨します。
2011-08-11 00:54:41そして今度はGPUである。現在はほぼPCIeという規格に一本化されており、AGPやPCIという規格も存在していたが、まあこれは今は廃れているし、仮に存在していたとしてもささらない。無視して構わない。
2011-08-11 00:56:35基本的に、映像を出す『だけ』ならインテルやAMDの『オンボード』ないし『オンダイ』になるのだが、層ではない場合、ゲームがしたい、3Dで作業がしたい、という場合は悪いことは言わないからともかくつけろ、という代物になります。
2011-08-11 00:58:40これも二社からリリースされており、チップや基盤のリファレンス設計、製造はAMDとNVIDIAが行っており、販売や基盤、ないしファンの製造は前二社より委託された『ベンダー』が行っています。
2011-08-11 01:00:34なので、SapphireだのPalitだの、MSIやASUSだのといった企業から出ていたからって、載ってるチップには『基本的には』差異はありません。基本的にはない、と言った時点で、ああ、そうでないケースはあるんだな、と思ったかたは、まあそういう事です。
2011-08-11 01:02:42で、AMDとNVIDIAとどっちが良いの、と聞かれると、ハイエンドの1GPUならNVIDIAで、そうでないならAMDという事になる。これは各企業の方針の違いから来るものである。
2011-08-11 01:05:03AMDはダイサイズ(要はチップの大きさ)を小さくし、歩留まりを高める方向を志向し、ハイエンドはデュアルGPU(1つのボードに複数のチップを積む)で対応すればよく、NVIDIAは1つのダイを大きくして、高性能をともかく求める、という方針となっている。
2011-08-11 01:06:25では、それぞれの企業内でどれが性能が高いの?と言われたら、基本的には数字が大きい方が性能が高い。中にはバス幅絞ったり、旧モデルの再利用品だったりでおかしな性能のも交じってる。と付け加えておく。NVIDIAGPU搭載!という触れ込みのBTOは要注意。
2011-08-11 01:07:48