おそるおそる小説版『STAND BY MEドラえもん2』を読んでみたときの感想(自分用まとめ)

タイトルの通り個人的にあとで読み返す用です。
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どらすと @mobile_sheet

小説版STAND BY MEドラえもん2読んでる。SBM2は映画版でも十分満足できたから今回はノベライズでの補完に求めるものはそれほどないかな、と思ってたらSBM1とは違う意味で色々と補完されている部分も多いな……

2021-06-18 18:12:18

前作ノベライズ版の感想

まとめ おそるおそる小説版『STAND BY MEドラえもん』を読んでみたときの感想(自分用まとめ) タイトルの通り個人的にあとで読み返す用です。 21593 pv 28
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小説版SBM2、のび太が土壇場でしずかとの結婚が不安になったきっかけが「雪山でのプロポーズへの返事を少年時代の自分しか聞いていないから」と明かされていて、うーん、その説明は映画で外してよかったのか……?当該シーンは映画版ではこのカットで一言「ドラえもん…」と呟くだけ(そりゃ伝わらん) pic.twitter.com/yY2yOFGaSA

2021-06-18 18:14:43
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ただこの青年のび太が結婚式から逃げたきっかけの開示、SBM1の説明不足とは違って映画版は意図的に端折ってわかりやすさより観客の感情の代入しやすさを優先した感じかな。小説版にはせっかくだから回答編置いておいたっていう。小説版は1と2の同時刊行だっただけあって、映画版より続編感が強い

2021-06-18 18:15:44
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小説版独自要素で面白かったのは、少年のび太は雪山での「過去の記憶が未来の行動に結びついた」経験から過去の自分と未来の自分は強く繋がっていると感じているのに対して、青年のび太はドラえもんがいた少年時代のことを少し遠いものに感じているという差が描かれてた部分かな、あれは良かった

2021-06-18 23:52:21
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小説版SBM2、「未来からやってきた息子」と称する不審者と対面した際の玉子の内面を深く描写するの笑ってしまった(まあ隣にいる謎の青い物体もふつうに考えて怖すぎるしな……)

2021-06-18 18:52:01
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入れかえロープでドラえもんの体に入ったのび太がドラえもんのボディでしか出来ないことをやろうと思ってまず「尻尾を振ってみる」シーンも映画にはなかったですね。なるほど、のび太はいつもドラが尻尾振ってるの見てそう思ってたのか。これは予想外の発想で面白いし映像にこそ欲しかった!

2021-06-19 00:57:00
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小説版の入れかえロープ、あのちっちゃい魂みたいなものに視点があるらしくて、入れ替わっている最中はロープの中をくぐるように視界が移動して、相手の体にたどり着くと一瞬だけ全身に視界がパッと開けて気が遠くなり、気づくと目線だけが視界になっている、という意外とオカルトチックな要素は良いね

2021-06-19 12:04:52
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少年のび太の魂が青年のび太の肉体に入ったとき、雪山と式場で既に2度タイムふろしきで青年のび太の体になったことがあるので別に違和感はなかったというのはなるほど、言われてみれば確か。山崎監督入れかえロープがお気に入りなのか異様に描写が細かい。たぶん小説版一番の見所は入れかえロープ……

2021-06-19 12:07:00
どらすと @mobile_sheet

小説版STAND BY MEドラえもん2読了。1のように映画版の上位互換というよりも細かい心情の補完が多く、特に大きな欠落はなかった。過去へ行って未来へ行って現代へ戻ってまた未来へ行って最後に過去へ行くという大冒険は、やはり映像向きというか個人的には映画版のほうが満足度が高かったように思う

2021-06-19 09:18:30
どらすと @mobile_sheet

映画のSBM2にはやけにボリュームを感じたのだけど、小説にはそれを感じなかったのは画面の情報量の差かな。まあ、SBM2は前作の素材が使えるからその分映像的な質が上がっているのは当然だけど、それにしたって映画版のどのカットのどこを見てもドラマニア的に楽しかったから……

2021-06-19 10:42:24
どらすと @mobile_sheet

「手塚治虫のお札」も、あれって画で見るから面白いんであって文字で書かれても何も面白くないからなぁ。ジュニア文庫は挿絵もないし。映像を前提にしたギャグをそのまま書き起こしている箇所はいくつかあって、小説版同士で比較すればSBM1のほうが最適化出来てたと思う

2021-06-19 10:46:54
どらすと @mobile_sheet

@tos 地の文で未来のジャイアンやスネ夫たちは「大人ジャイアン」「大人スネ夫」と表記されているんだけど、のび太だけは「青年のび太」と書かれてたのは、あ、ここが監督の趣味だな……と思うなど(これが全面に出てしまうとユアストになるので周囲のスタッフがコントロールしてさしあげてね)

2021-06-19 12:09:40
どらすと @mobile_sheet

@tos 個人的には、映画版SBM2>小説版SBM1>>小説版SBM2>>映画版SBM1くらいの印象。一作目は短編メインで明らかに映画の映像向きではないし、二作目は行ったり来たりのアクション・タイムトラベル道中で小説向きではなかったからその差でもあるけど

2021-06-19 12:12:31
どらすと @mobile_sheet

@tos 小説向きではないというのは語弊があるか、文字が大きくてページ数も少ないジュニア文庫でタイムトラベルSFをやろうとしたら説明に尺を取られすぎてやりづらいという感じ

2021-06-19 12:14:51
どらすと @mobile_sheet

@tos BTTFの続編漫画に『バック・トゥ・ザ・フューチャー シチズン・ブラウン』って作品があるんですが、これは原作映画の脚本家がシナリオを手掛けた作品で完成度は高いんだけど、やっぱBTTFってひとつの町が未来になって過去になって変わっていく視覚的な面白さが魅力の一つだと思うんですよ

2021-06-19 12:18:31
どらすと @mobile_sheet

@tos 漫画ではやっぱりそれはでない。この小説版SBMも同じで、過去と現在と未来を行ったり来たりするなら、やっぱり映像のほうが映える。これは媒体上、ある程度は仕方ないけれども

2021-06-19 12:19:46
どらすと @mobile_sheet

@tos 以前四畳半タイムマシンブルースの感想つぶやいたときと同じこと言ってる……(あれも舞台版、映画版のほうが伏線として機能していて画の力ってあるなと感じた)

2021-06-19 16:50:48
どらすと @mobile_sheet

『四畳半タイムマシンブルース』読了。原作の『サマータイムマシン・ブルース』と同じ話を四畳半メンバーでやってるだけ感が強くて個人的にはちょっと残念。原作ではSF研にまともな人間がひとりもいない(褒め言葉)けど、今回は城ヶ崎先輩が頼れる仲間として活躍してくれて、ここは良い改変ポイント。

2021-04-07 00:28:01
どらすと @mobile_sheet

BTTFの公式続編コミックでも思ったけど、同じ場所の違う時間を行ったり来たりするタイムトラベルものはやっぱり実写でこそ輝くなあと。「あのときあそこにいたのか!」は小説だと正直伝わづらい。舞台版や映画版の倉庫に隠れてたことが明かされるくだりはもう少し改変のしようがあった気が……

2021-04-07 00:34:40
どらすと @mobile_sheet

あと地の文に「出木杉は○○を考えて○○な表情を」等の説明があり、そのシーン映画でそんな複雑そうな面持ちだったか?と思って見返したら全然そんなことなかったり。映画版は確かに道具の魅力引き出すのにCGが一役買っていたけど、その白組のCGでもやっぱり表情の表現は作画に及んでないかなって……

2021-06-19 15:55:35
どらすと @mobile_sheet

@tos ジャンルも絵柄も違うし比べるのもあれだけど、先日閃光のハサウェイを観たばかりだから余計にそう感じるな……。CGはどうしても古びてしまうというのもある。

2021-06-19 15:56:54
どらすと @mobile_sheet

@tos 小説版SBM1は必読というかこれを読まないと意味不明ってレベルで映画の欠点を補っていたけど、SBM2は映画の時点でよく出来ていただけにまあ別に読まなくても……って感じかな。どちらかと一方言うなら前作の小説版を読んだほうがよさそう

2021-06-19 16:10:25
どらすと @mobile_sheet

@tos SBM2はまず映画から見て欲しいなぁ。ひみ博と並ぶわさドラ映画の傑作に仕上がってるので。小説版SBM1→映画版SBM2、これでどうだろう。小説版の内容をフィードバックしたディレクターズカット版SBM1を作ってくれればそれ押せるんだけども、いかんせんあれは説明不足すぎる

2021-06-19 16:46:24