2021年6月21日

サイヤ人の王子ベジータと"戦闘民族思想"の呪い

在地球サイヤ人の当主になる前の前半生「サイヤ人の王子」ベジータにまつわる呪いのおはなし。
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ベジータの境遇と「戦闘民族思想」のめばえ
kanou @kanou1

ベジータ、故郷が滅んだあと本人の望むようには扱われずドさ周りとして派遣の日々を続けていくですが、一緒にいるナッパやラディッツたちとはどうもそのプライドを共有できているわけではないわけで

2020-01-21 17:53:51
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

サイヤ人の戦闘民族の自称、まあ実際に平均ないし期待値的な戦闘力の水準は他星に比べると極めて高かったりするのかもしれないですが、まあその本体的根拠は多分大猿化だよね。

2020-01-21 18:59:37
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

水準が高くても諸星の突然変異体やらエリートやらを集めているだろうフリーザ軍だとまあ強力な雑兵という扱いだし、通常ベジータも幹部・近衛級水準というくらいで突出しているわけもなくトップでもない。しかし、(戦闘力10倍というのを真に受ければ)ベジータはギニューを上回り配下トップになる。

2020-01-21 19:01:41
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

ただまあ、もちろん、いつでも自在に変身できるわけではないし(プルーツ波の弾を出せるのは本当にエリートなんだろう)、理性にペナルティがかかり下級戦士だとただの野獣存在になるし、尻尾を切られたらそれまでなわけだから、まあフリーザ軍幹部連がそこまでベジータを評価しないのも当然と言える。

2020-01-21 19:06:31
kanou @kanou1

ベジータの中にあるサイヤ人の理想はベジータの中しかなく、それは彼の不本意な流浪生活の中で培われてきたものであり、今の生活を悪いと思ってないナッパやラディッツとは共有できないんですよ(戦闘民族サイヤ人など存在せず宇宙地上げにへいこらしながらその欲求を満たしている宇宙人がいるだけ

2020-01-21 18:39:26
kanou @kanou1

ベジータの理想とするサイヤ人、強大で戦いと破壊に喜びを見出す悪みたいなイメージ、通常のサイヤ人からは出てこない、つらみ…

2020-01-21 18:48:48
kanou @kanou1

変えるべき故郷も継承する文化も何もなく、ただ漫然と王子である自分にふさわしい待遇と、幼少期に培った反感を混ぜ合わせて、民族の誇りとしている王子、悲しみだよね

2020-01-21 18:50:19
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

むしろ戦闘の天才児ベジータの、フリーザへの羨望が生み出したフリーザ性のイデアがアレなのではないかという気がする…… #俺たちは戦闘民族とその王なのだから本当ならフリーザ軍とフリーザのような存在でなければならない筈だ・・・

2020-01-21 19:19:45
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

ベジータがナッパを葬った時の台詞と言えば「うごけないサイヤ人など必要ない!!!」ですが、ベジータから見たら自分以外のサイヤ人は皆「うごけないサイヤ人」だったのかもしれない…… #そしてドラゴンボールを使っての反逆に動き出すベジータ

2020-01-21 19:22:36
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

野蛮な蛮族の王子だったベジータ四世が、幼くして宇宙の帝王フリーザの宮廷に出仕して帝王に目をかけられている内に、知恵を付けて「我々がやつらの下風に断ち続けている必要はない筈だ」と独自の「戦闘民族思想」を練り上げる話。

2020-01-21 19:27:49
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

(臣下たる一般サイヤ人たちは「戦闘民族だから目の前の戦いでりっぱに敵/獲物を蹂躙して暴れるぞー」くらいの牧歌的な蛮族)

2020-01-21 19:42:30

 

ベジータの反逆と戦闘民族思想の拡大・変容
kanou @kanou1

ベジータ、基本的に人間で王子なので死の直前に民族意識に目覚めて、英雄悟空にサイヤ人としてフリーザ打倒こそ悲願と託すの、こいつーってなる(その後も不本意に生き残ってしまった為、ベジータの苦闘が始まるわけですが

2020-01-21 20:11:18
kanou @kanou1

王子として民族の復讐を英雄に託して死んだベジータは、亡んだ王族として使命を果たしたと言っても過言ではないわけですが、その後もうっかり生き残ってしまった為、再びサイヤ人とは、自分とは何かを考え続ける近代に入ってしまう…

2020-01-21 20:18:33
kanou @kanou1

ベジータのサイヤ人ネーション観が完成したの、やっぱり惑星ベジータの真相を知ったあたりだよね

2020-01-21 20:21:18
kanou @kanou1

ドドリアが真相を伝えた事で漫然したサイヤ人観に目的と物語が生まれたんだろうな(死の間際にそれを実感し、言語化し民族としてカカロットに共有しようとすると

2020-01-21 20:24:22
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

まあ真相を知った時点では少なくとも当人はそれ(サイヤ・ネーション意識)を意識していなかっただろうし、完成したのがいつか、と言うのには難しさはありますが……(本人の実感が死の間際というのは端的にそういう話ですが)

2020-01-21 22:20:12
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

ラディッツの死を「なさけないヤツだまったく……」で片づけるのも、ナッパに「必要ない」も、ドドリアに真相を知らされた時の「どうでもいい」も、まあその時々の意識的には本心ですよね。おそらく、彼から見たら他の同族は「自分と同じサイヤ人」に相応しくなく見えていた。 twitter.com/nirvanaheim/st…

2020-01-21 22:25:43
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

だから、反逆を企て出してからしばらくのベジータは、主観的にはあくまで彼一人という個人のために動いていた。ベジータの考える真の戦闘種族サイヤ人はベジータ一人だったから。

2020-01-21 22:28:48
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

彼にとってのサイヤ人の誇りは彼一人の誇りで、サイヤ人の勝利は彼一人の勝利だった。だからドラゴンボールによって自分個人が不老不死になってフリーザを打倒すれば、それが勝利だった。「サイヤ人意識」と個人意識が一体で、集団性はそれに埋没していた。

2020-01-21 22:30:22
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

これが変化し、自己意識と別たり得るものとしての「サイヤ民族の誇り」が生じた契機は、やはり「悟空一派」と対フリーザ共同戦線を張ったことでしょう。具体的に言えば、事実上対等のサイヤ戦士であるカカロットと共闘することで、「フリーザに反逆するサイヤ人」が自分個人から集団になったわけです。

2020-01-21 22:33:37
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

そして、カカロットの方が(現状)上なことを認めつつ、己がフリーザ反逆闘争の道半ばで敗れて死ぬに際して、「サイヤ民族」意識において集団性が自己意識をついに明瞭に上回ることになった。道と希望を託して死ねた。 ――そしてまあ、結局生き返ってしまって苦悩に突入したのは先のRTの通りです。

2020-01-21 22:37:11
にるば@コボルド史論pdf頒布中(booth) @nirvanaheim

まあ認めつつっていうか、あの時のベジータは、自分の死でサイヤ人が(あるいは自分の反逆が)敗北に終わることを認めたくなくて、ある種幻想的な希望に縋ってカカロットを認める言葉を吐いただけでしょうが……(本当に悟空が上だと認められるようになるまでには当然かなりの時間がかかった……

2020-01-21 22:48:06
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