ホールボディカウンターへの不信から始まったストロンチウムとプルトニウムの話

ホールボディカウンターにまつわるよくある不信と専門家の反論をたまたま見かけ、福島原発事故後の放射性ストロンチウムとプルトニウムの測定値についてまとめてみました。 その後9月30日に文部科学省から福島県下の土壌中の放射性ストロンチウムとプルトニウムの実測結果(現在http://bit.ly/1ahKCq6 でご覧いただけます) が公表されましたので、関連の議論を追加しました。この地図はぜひIAEAのチェルノブイリ事故報告書http://t.co/SdxHrw6C に出ているスト続きを読むホールボディカウンターにまつわるよくある不信と専門家の反論をたまたま見かけ、福島原発事故後の放射性ストロンチウムとプルトニウムの測定値についてまとめてみました。 その後9月30日に文部科学省から福島県下の土壌中の放射性ストロンチウムとプルトニウムの実測結果(現在http://bit.ly/1ahKCq6 でご覧いただけます) が公表されましたので、関連の議論を追加しました。この地図はぜひIAEAのチェルノブイリ事故報告書http://t.co/SdxHrw6C に出ているストロンチウム90(p.26, 図3.8)とプルトニウム(p.26, 図3.9)の汚染地図と比較してみられる事をおすすめします。
プルトニウム ストロンチウム ホールボディカウンター
parasite2006 12236view 24コメント
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  • 鶴田道孝 @mTsuruta 2011-08-11 05:59:55
    ホールボディカウンター、γ線だけを計測。プルトニウムとかストロンチウムは計測不能。でそれで大丈夫かという質問が出るが、専門家はいつもスルー。内部被爆を誤魔化す装置としてのホールボディカウンターというのを読んで納得。ま、こんなもんだ。
  • ポロカラー @kshino1219 2011-08-11 06:45:23
    @mTsuruta たしかにホールボディカウンターはγ線核種しか計れませんが、内部被曝があったという証明になります。α核種や純β核種は、その結果を見て空気中や食品中の濃度から摂取量を計算し線量を評価できます。ホールボディカウンターは決して無駄ではありません。
  • 鶴田道孝 @mTsuruta 2011-08-11 06:48:09
    @kshino1219 無駄ではないとは思いますが、専門家がプルトニウム、ストロンチウムを計測できない事を指摘されて、気にしなくて良い、というスルーの仕方は問題だと思います。今後特にストロンチウムが深刻化してきますから。主に堆肥による土壌汚染で。
  • nao @parasite2006 2011-08-11 14:00:37
    @mTsuruta @kshino1219 原発から離れた場所の土壌中の放射性物質の多くは、大気中に放出されたものが雨とともに地上に落ちて蓄積したもので、大気中に放出される放射性物質の量の大小は沸点の高さと関係します。
  • nao @parasite2006 2011-08-11 14:12:09
    @mTsuruta @kshino1219 ヨウ素の沸点は184.25 ℃、セシウムとストロンチウムの沸点はそれぞれ671 ℃と1382 °C。チェルノブイリ事故後の土壌中のストロンチウム量はセシウム量の約10%でしたが、福島県下の14地点の土壌中の実測結果は0.01-0.14%
  • nao @parasite2006 2011-08-11 14:23:57
    @mTsuruta @kshino1219 堆肥の原料である落ち葉の放射性物質も、原発敷地から離れた場所のものなら土壌と同じく大気中に放出後落ちたものですから、基本的にストロンチウム/セシウム比は土壌中と大きく変わらないはず。詳しくはこちらhttp://t.co/FXxAe6L
  • nao @parasite2006 2011-08-11 14:34:43
    @mTsuruta @kshino1219 これに対し、原子炉から漏れ出す水の中の放射性物質の割合の大小は各物質の融点と関係しますので、当然大気中に放出される割合とは違ってきます。ヨウ素の融点は113.75 ℃、セシウムとストロンチウムの融点は28.44 °Cと777 °C
  • nao @parasite2006 2011-08-11 14:43:55
    @mTsuruta @kshino1219 こちらのブログ記事http://t.co/HPcM92l はこれまでに公表されているストロンチウムの測定値の最良のまとめですが、原発敷地内の地下水や建屋のたまり水のセシウム/ストロンチウム比の実測値は土壌中よりずっと大きいことがわかる
  • nao @parasite2006 2011-08-11 15:01:30
    @mTsuruta @kshino1219 もっとも、6月と7月の地下水中の測定値は5月に比べてセシウム、ストロンチウムとも検出される絶対量自体がぐっと減ってどちらも同程度になっており、ここで比の値が5月と比べて大きくなっていることにあまり深い意味はないと個人的には考えています。
  • nao @parasite2006 2011-08-11 15:58:39
    @mTsuruta @kshino1219 失礼しました。海水中のストロンチウム/セシウム比が上がってきた原因については、ゼオライトを使ってセシウムを吸着除去したことによる可能性も考えられるとのことですhttp://t.co/slzlx1t
  • nao @parasite2006 2011-08-11 15:05:10
    @mTsuruta @kshino1219 セシウムとストロンチウムが同程度の量存在するとして、6月と7月に2箇所で測定した地下水のデータのうち、濃度が低い方の5号機のサブドレンでセシウムだけが不検出になっているのは、2つの物質の測定法の違いに原因があります。
  • nao @parasite2006 2011-08-11 15:09:11
    @mTsuruta @kshino1219 放射性セシウムはγ線を出すので、試料をそのままγ線測定装置にかけてγ線の強さから存在量を割り出すことができますが、放射性ストロンチウムはγ線を出さずβ線しか出さないので、一旦試料を加熱乾燥後複雑な前処理で他の物質を除き(続く)
  • nao @parasite2006 2011-08-11 15:11:26
    @mTsuruta @kshino1219 (続く)さらにより強いβ線を出す他の物質に変化するのを2週間待ってからβ線測定にかけます。この乾燥と前処理の段階で濃縮がかかり、さらにβ線はγ線よりも検出効率がいいためストロンチウムの検出限界値はセシウムより低くなっているのです。
  • nao @parasite2006 2011-08-11 15:31:42
    @mTsuruta @kshino1219 話を戻しますと、土壌中のストロンチウム/セシウム比はチェルノブイリ事故後の10%より小さいものの、原子炉から漏れ出た水の中が流れ込んだ周辺の地下水での実測値は10%を超えています。
  • nao @parasite2006 2011-08-11 15:34:55
    @mTsuruta @kshino1219 現在の食品中の放射性セシウムの暫定規制値は、チェルノブイリ事故後の土壌中のストロンチウム/セシウム比10%という報告をもとに放射性セシウムの10%の放射性ストロンチウムが共存していると想定して決められているため(続く)
  • nao @parasite2006 2011-08-11 15:39:08
    @mTsuruta @kshino1219 (続き)原子炉の中の水が周辺の地下水や海水中に流出すると、水産物中のストロンチウム/セシウム比が10%を超えて暫定規制値の想定条件が崩れる恐れがでてきますので、水産物のストロンチウム測定を急ぐ必要がありますが、水産庁の姿勢はかなり問題。
  • 勝川 俊雄 @katukawa 2011-08-11 06:25:23
    にもかかわらず、こういうデタラメな検査をするから、頭にきている。「水産庁のストロンチウムの検査が酷すぎる件について」 http://katukawa.com/?p=4684
  • nao @parasite2006 2011-08-11 16:02:09
    @mTsuruta @kshino1219 福島原発から半径100 km以内の陸上では、6月から約1カ月間にわたって放射線マップを作るための大規模調査(地上1 mの放射線測定と土壌調査)が行われhttp://t.co/SDPMYPX 8月末に公表予定のこの土壌調査の結果で(続)
  • nao @parasite2006 2011-08-11 16:11:00
    @mTsuruta @kshino1219 (続き)ストロンチウムとプルトニウムの飛散範囲が確定する予定です。プルトニウムの沸点は3228 °Cで、ストロンチウムの1382 °Cよりはるかに高く、これを見ただけでも大気中への放出量がストロンチウムよりずっと少ないと予測されます
  • nao @parasite2006 2011-08-11 16:20:22
    @mTsuruta @kshino1219 さらに質量数(原子核中の陽子と中性子の数の合計)を見ると、原子炉内の核反応で生じる2種類の放射性ストロンチウム同位体は89と90なのに対し、3種類の代表的なプルトニウム同位体は238, 239, 240で(続く)
  • nao @parasite2006 2011-08-11 16:32:02
    @mTsuruta @kshino1219 (続き)プルトニウムはストロンチウムと比べてかなり重く、従って飛散範囲はストロンチウムよりさらに狭いことが予想されます。
  • nao @parasite2006 2011-08-11 16:33:32
    @mTsuruta @kshino1219 文部科学省は4月に福島原発から20-30 km圏の4カ所で土壌中のプルトニウムの測定を行いhttp://t.co/Uyw3UtD (続く)
  • nao @parasite2006 2011-08-11 16:38:18
    @mTsuruta @kshino1219 (続き)原発由来のプルトニウムの飛散は4地点のいずれでも検出されなかったと結論。(冷戦時代の核実験由来のプルトニウムと今回の原発事故由来のプルトニウムは同位体の量比Pu238/(Pu239+240)で区別できる)
  • (この4カ所はいずれも原発の西側から南側に位置し、北西方向ではありませんでした)

  • 9月30日、福島県下の土壌中のプルトニウムとストロンチウムの実測結果が公表されました

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