本郷新記念札幌彫刻美術館「本郷新・全部展③ 彫刻の設計図」リモート展覧会

本郷新記念札幌彫刻美術館 @sapporochobi

【臨時休館延長のお知らせ】 本郷新記念札幌彫刻美術館は、札幌市を対象としたまん延防止等重点措置の適用にともない、休館期間を7月12日（月）まで延長いたします。 7月13日（火）以降の開館につきましては、当館ホームページおよび各種SNSにて情報を随時公開いたします。 hongoshin-smos.jp/d_news.php?no=…

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これにともない、｢本郷新･全部展③ 彫刻の設計図」(会期:4/10-6/27)は閉幕となります。また、次回展｢宮の森 この地が生んだ美術｣の会期を7/3-8/31から【7/13-8/31】に変更いたします。 hongoshin-smos.jp/d_detail.php?n…

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【彫刻の設計図／リモート展覧会①】 臨時休館延長に伴い閉幕となった「本郷新・全部展③　彫刻の設計図」（会期：4/10-6/27）の内容を少しずつご紹介します。少しでも展覧会の雰囲気を味わっていただければ幸いです。 pic.twitter.com/3MsJTmk5Rn

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【彫刻の設計図／リモート展覧会②】 本郷新の知られざる側面に迫るシリーズ「本郷新・全部展」。第三弾となる本展は、全国各地に設置された本郷新の屋外彫刻の〈制作プロセス〉を紐解く展覧会です。写真：《泉の像》石膏原型（部分）1959年、石膏 pic.twitter.com/nT0l4JlAYY

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【彫刻の設計図／リモート展覧会③】 第1章：モニュメントの問題 野外彫刻の建設には、作家の意志はもとより、さまざまな外的要素が絡みます。注文主の意向や建設資金、市民の想いなど、様々な問題が山積するなかで、本郷新は芸術家としての誇りを胸に、解決の道筋を見出していきました。 pic.twitter.com/3gH360WQlT

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【彫刻の設計図／リモート展覧会④】 《小林多喜二記念碑》1965年制作/設置（旭展望台/小樽市） 一般に文学碑というと、文学者の肖像を中心に据えた表現が多くみられますが、本作で本郷は、労働階級の青年像を中心に据えた斬新な表現を試みました。本展ではその構想過程をたどる資料を展示しています。 pic.twitter.com/heA2p8zMOm

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑤】 《風雪の群像》1970年制作／1970年設置、1977年再設置（常盤公園／旭川市） 「開拓百年」を合言葉に北海道の主導で札幌大通公園への彫刻設置が進められるなか、本作は官の手によらない、市民のための記念碑として設置されました。→ pic.twitter.com/G9BUDEbdbi

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→本郷は、人物の群像によって開拓期の人々の苦難を表そうと、いくつものアイデアスケッチを描いていました。互いに身を寄せ合い、人々が一群となって歩を進める構成案や、いななく馬と荒々しい枝ぶりの木を配した案など、本郷の試行錯誤の過程がうかがえます。 pic.twitter.com/SiFbvR6QMv

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑥】 第2章：モニュメント・プロデューサー、本郷新 本郷は彫刻家としては珍しく、彫像のみならず台座の形状をもデザインし、斬新な造形の野外彫刻を次々に提案していきました。本章では、台座を含めた景観全体をプロデュースする本郷の芸術家魂に注目します。 pic.twitter.com/qpb8wJmlmt

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑦】 《雪華の像》1971年制作•設置(真駒内公園/札幌市) 札幌冬季オリンピックを記念して設置された作品。金色に輝く月桂樹の円環を手に躍動する二人の女神が、高さ12メートルもの台座の上に配されています｡雪山を思わせる台座部分が、大きな存在感を示しています｡ pic.twitter.com/4C8OeZJhpK

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑧】 《太陽の讃歌》1972年制作･設置(鴨池公園/鹿児島市) 本作は第27回太陽国体の開催を記念して制作されました｡男女の群像が金色の大きな手の中に守られ､躍動する様子が表現されています｡群像の人数やポーズに検討が重ねられていたことがスケッチから分かります｡ pic.twitter.com/EVUayNOgr0

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑨】 第3章　未完のモニュメント 明治改元から100年を迎える1968年前後、北海道の各地では開拓期の人々の苦難と努力の歩みを野外彫刻によって称揚しようとする機運が高まりました。本章では、その折に本郷が構想し、実現に至らなかった幻のモニュメントをご紹介します。 pic.twitter.com/qdWa5CLWbg

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【彫刻の設計図/リモート展覧会⑩】《原生の譜》 何かを受け止めるような形の大きな両手｡掌には穴が穿たれ､光の通り道が作られています｡大通公園への設置を想定した本作は､札幌以外の地域にも記念事業を波及させたいという考えから再検討され､最終的に《風雪の群像》として旭川に設置されました。 pic.twitter.com/qJR58zfsE3

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑪】 写真：《石狩》模型（制作年不詳） 本郷は晩年、自身が心から愛した石狩の浜辺に、高さ20mの巨塔を設置することを構想しました。中心にはしごを組み合わせ、内部には2メートル近いブロンズの人物像をいくつも配置するという壮大な計画です。 pic.twitter.com/FcjYyody5t

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑫】 第4章:記念品の彫刻　小さなモニュメント 彫刻が人々の生活に溶け込む身近な存在となることを願った本郷は、各地の新聞社が授与する賞や国体のメダルをはじめ、記念品としての彫刻やレリーフも多く手がけました。本章ではその一部をご紹介します。 pic.twitter.com/GebckGGWre

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑬】 《手のなかの少女》と《創造の手》は朝日賞の賞牌として制作されました。後者の資料には、紙の上部に作品のデッサン、下部に制作途中の粘土像の写真が貼り付けられており、おそらくは依頼主との協議のために作成したものとみられます。 pic.twitter.com/EDMOI8nthy

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【彫刻の設計図／リモート展覧会⑭】 本郷は先述した賞牌以外にも、《像を持つ》(1938年)のように、大きな手の中に人物像を配する表現を初期の段階から一貫して続けていました。壮大で力強く、それでいて慈愛に満ちた超越的な存在を、本郷は「手」というモチーフで表そうとしていたのかもしれません。 pic.twitter.com/gaAQGtNF2w

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これをもって「彫刻の設計図」リモート展覧会を終了いたします。開館していた4/10～5/3の間にご来館いただいた皆様、また本ツイートをご覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。本展の準備に際して得られた研究成果は、必ずまた別の展覧会で、より内容を充実させて皆様にお届けいたします。→

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→美術館は、実物の作品を間近に見て、言語化できない膨大な情報を感じることのできる場です。新たな視点やみずみずしい感性に出合える美術館という場所を、ぜひ心の片隅にとどめていただければ幸いです。一刻も早い事態の収束を願うとともに、再開後の皆様のご来館を心よりお待ち申し上げます。

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次回の展覧会は「開館40周年記念展 宮の森 この地が生んだ美術」です！札幌芸術の森美術館の所蔵品から宮の森ゆかりの作家たちの作品をご紹介します。 ※臨時休館により開幕日が7/3(土)から【7/13(火)】へ変更となりました。HP等で情報をご確認の上ご来館ください。hongoshin-smos.jp/d_detail.php?n… pic.twitter.com/myx3VwoMRS

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