IBM Blue Waters キャンセルについて TSUBAME2.0の松岡先生のつぶやき

TSUBAME2.0の松岡先生による、IBM BlueWaters キャンセルや、スパコン界の状況についてのTweetをまとめ
スパコン TSUBAME Blue Waters IBM 東工大 松岡聡
3475view 0コメント
このまとめをお気に入りにして応援しよう!
0
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
どひゃーNCSA / IBM Blue Waters キャンセルとの速報!
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
はい、これです。NSF/IBMには大打撃。他のベンダーから調達となってますが、その行方は!?“@__aji: http://t.co/3U8rK0L これですか!?”
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
やっぱり京やGPUスパコンが実アプリでそれなりの効率を出してたのが遠因か。Tsubame2ですらゴードンベル候補で1ペタ出てる訳で。“@fumita0818: どひゃキャンですね(^^;) RT @ProfMatsuoka: どひゃー Blue Waters キャンセル”
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
某元IBMのHPC担当の副社長と会話。「Blue Watersの撤退は自分の時代だったら考えられない。契約破棄は今後を考えればあり得ない。」
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
IBM-NCSAの Blue Waters/PERCSは、アプリの生産性の高いスパコンということで、Linpack等の単なる一面的なベンチ性能でなく、種々の実アプリケーションにおける実効効率の確保が主眼だった。結果オーバークオリティな程マシンの部分全てがハイエンドな造りに。
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
RT @tgbt: 日本語のニュースも出てるな  IBMとNCSA、スパコン「Blue Waters」プロジェクトを断念 - Computerworld http://t.co/vJB8LUx via @Computerworldjp
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
さて、これからNCSA/IBM Blue Waters のトップレベルの関係者達と松岡は会うわけだが。。。ふじこな話も多いであろうがまあ雰囲気は呟けるだろう。
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
Blue Watersの続きだが、昨晩呟いたようなハイエンド化は実効効率の上昇と引き換えに高コストと信頼性の欠落や電力の上昇を招くわけである。つまり、現行の技術で、実効でペタフロップスを(Linpackでなく)色々な実アプリで出すことの技術的な困難さを物語っている。
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
逆に言えば、くしくもその「敗退」は「京」や(手前みそだが)Tsubame2の業績をハイライトすることになった。京はまだ実アプリではペタ級のアプリで公表されているのは筑波大のRSDFTで高々300TF程度だが、今後種々出てくるだろう。Tsubame2では0.5PF以上は多々ある。
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
それゆえ京やTsubame2が(特に欧米の)HPCのちゃんとした関係者から称賛される所以だと昨日某VIPな方と話していて強く感じた。実アプリで結果がでなければ所詮スパコンとして意味がない。逆にペタ時代は何十万のコアを使わないと性能が出ない・日本でもそれが理解され始めることを期待。
SF物理マニア @sf_ph_mania
@ProfMatsuoka 撤退と読めますか? 12次元トーラスで逆襲してくるのでは?
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
BlueGene/Qはチームが違うし間違いなく出ますが、マシンの基本的性質は京と同じ弱スケーリングマシンです。BWは強スケーリングが技術チャレンジだったのですが、それがIBMですらサーバCPUベースの均質アーキでは手に余ったと。RT @sf_ph_mania 撤退と読めますか?
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
Blue Watersのインフラの責任者であるNCSAのBill Kramerに "My Condolences"と伝えたら "Thank you" と言われ。。。言葉は少ないが昔からの仲間は心は通じ合う(でかいマシンは必ず修羅場があるから気持ちは同じ)@torii_h
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
はい。まあF1とかと一緒で、スパコンのファン的な評論と実際のプロは違う世界で、世界的なプロのコミュニティではツーカーな世界で同じ経験をして同じ技術を見てて同じ価値観を持ちつつ競争・協業してます。 なのでそこで認められるのが大事。RT @torii_h そういうご関係があるのですね
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
(承前) なので京やTsubame2が実アプリでペタスケールの結果を色々出しはじめているのに、幾ら設計上は性能が出る筈なのが、実際にその機会すらなく実質撤退がプロ的にはいかにまずい状況が痛いほどわかります。F1と一緒で結局は結果が全ての世界ですから。@torii_h
ユーロ売り@ブレグジット待機 @euroseller
@torii_h @ProfMatsuoka 撤退自体は断腸の思いだと思いますが,撤退する勇気を持つ企業文化を評価したいと思います。売れないとわかっていても発売までこぎつけてしまう無責任な企業がいかに多いことか。
SF物理マニア @sf_ph_mania
@ProfMatsuoka 解説ありがとうございます。3次元トーラスは京オリジナルと思っていたらBG/Qでも使う予定のようですね。BWの強スケールというのは、インタコネクトがトーラスより更に密ということでしょうか。例えばXBスイッチとか?
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
三次元トーラスは古典的で多くのスパコンで既に使われてます。京は6次元、BG/Qは5次元のトーラスです。因みにBWはトーラスではありません。強スケーリングの話は呟くには難しいので別な機会に。。。@sf_ph_mania
SF物理マニア @sf_ph_mania
@ProfMatsuoka ありがとうございます。「強スケール」は、以下にありましたので読んでみます。 http://t.co/C0CSeE2
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
NCSAの関係者に今回のBlue Watersのキャンセルの経緯を色々聞いた。NECの次世代(富士通「京」のみになった)撤退とは様相が大分違う、色々信じがたいことが起こったようである。詳しい事はふじこになるので余り言えないのが残念だが、前向きに代替機が調達されそうなのは幸いだ。
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
NCSA自身20以上のアプリチームがありそれぞれBlue Waters用のアプリを準備したいたが、代替機で一番影響を受けそうなのはスペクトル法でGlobal FFTを行っている1-2個のみのようである。それも代替手法が上手くいきそうなので、大きな影響はなさそうとのこと。
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
つーことはやはり京やTsubame2.0のようなスパコンで結局は良いということなんだな。。。まあAMRとかグラフ系もあるから一概にはまだ言えないが、それらはBWでも本質的に強スケーリングは難しかったから。
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
うーむ、IBM Blue Watersの契約不履行に関して、更に色々聞いた。詳細はとても呟けないが、NCSA/NSFは比較的大丈夫で、むしろIBMのHPCにおける将来を心配してしまうような雰囲気である。残ったIBM BlueGene/Qも注意深く見つめている必要があるだろう。
Satoshi Matsuoka @ProfMatsuoka
キャンセルされたBlue Watersの後継機選択は時間があまりなくて大変なそうだ。頑張ってより良いマシンを入れてほしいものだ。データセンターのビル等の設備の受け入れ態勢はすっかりできあがっているので、あとはマシンだけなのだが。。。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする