インフルエンザ特別措置法の強制力と政府裁量、感染症の理念の拘束

インフルエンザ特別措置法に基づく規制を契機に
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まとめ ワクチン拒否に不利益があってはならないとの日弁連の無責任な主張と看護実習 日弁連がワクチン不接種者について、看護実習を拒まれるのは不当だという趣旨の意見を表明しています(意見の詳細は不明)。 これに対する弁護士(吉峯)の批判と、医療従事者の意見を集めました。 36351 pv 1285 25 users 324
まとめ インフルエンザ特別措置法の強制力と政府裁量、感染症の理念の拘束 インフルエンザ特別措置法に基づく規制を契機に 4752 pv 57 1 user 22
まとめ ワクチン(予防接種)と副反応(副作用)の因果関係の立証責任 ――因果関係不明だと補償の対象になる 予防接種による副反応被害は補償制度がありますが(予防接種法15条以下)、接種と副反応の因果関係の立証責任は、国側が負っていると解釈されています。 因果関係不明の場合も幅広に救済・補償対象にしているということです。 3497 pv 59 2 users 14
西村やすとし NISHIMURA Yasutoshi @nishy03

酒類提供の停止要請を行うにあたり、飲食店関係者にご協力頂けるよう、協力金支給迅速化に向けその先渡しが可能となる仕組みを導入します。同時に、要請に応じない飲食店に対し特措法に基づく命令・罰則を厳正に適用するとともに、当該事業者と酒類の取引を行わないよう酒類販売事業者に要請します。 pic.twitter.com/t7lvTyWsYf

2021-07-08 22:53:34
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弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

緊急事態宣言だけど、どの程度の行動制限が必要かについては、政府の裁量が大きいと思っている。そこは生命・健康のリスクとトレードオフになっていて、法的に一線を引きがたい。 それに対し、特措法の行動制限よりも、PCR検査を増やすべきだとか、検疫漏れを締めるべきだったといった代案が出てくるが

2021-07-09 12:19:01
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

なかなか評価が難しい。政治的な責任の問題に帰着せざるを得ないのではないか。オリンピックなんかもそうですよね。 他方、そもそも特措法の要請というソフトな規制手法が適当なのかという問題はあるし、酒類販売業者への要請、金融機関への要請と、どんどん間接的な手法へと流れていくと、

2021-07-09 12:21:28
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

少なくとも直接的な規制手法をとるべきだという法的な問題は解消し難くなる。 しかし、間接的な規制手法は、司法審査が及ばない傾向があり、政府もそれを計算して責任逃れとしてそのような手法をとっているフシがある。これは政府の覚悟の問題でしかないと思うのだけど。

2021-07-09 12:32:59
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

なぜ、立法して正面から義務を設けて規制しないのかというと、部外者からすると理解しがたいということになる。 コロナ禍当初ならともかく、立法のための時間はたくさんあった。それでも、立法は本当に最小限の姑息なものと言わざるを得ない。 担当者の立場を考えると、目前に迫った解決すべき問題と

2021-07-09 12:34:33
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

そのために選択可能な手法が並んでいるのであって、泥縄式な手法に流れていくというのはよく分かる。 立法は大変なんだろう。 また、立法したから筋が通るというものでもなく、余計面倒なことになっていることの方が多い気がする。

2021-07-09 12:36:15
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

マイナーな問題であまり注目を浴びてないうちに立法を通して、根拠規定を作っておいた方がよかったということもあるのかもしれない。 インフルエンザ特別措置法の担当者や、当時の政府が、今日みたいな事態を予想していたとは到底思えない。

2021-07-09 12:38:46
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

個人的には、酒類提供の禁止という手に出ることの合理性を否定するのは難しいのではないかと思っている。 LRAの基準という議論があり、その手段は合理的ではないのではないかと言われるのだけど、本件のような裁量で決めなければならない問題において、LRAをどうやって適用するのかはよく分からない。

2021-07-09 12:44:15
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

飲食店を狙い撃ちにするのであれば、なぜ満員電車を放置するのか、医療機関のわがままではないか、オリンピックのせいでこういう行動制限が必要になるのでは、みたいなセクター間の負担の押し付け合いの議論に、我々は自信をもって正解を出せない。

2021-07-09 12:47:41
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

裏道(種類販売や金融機関)で、法根拠なく間接規制をかけるのはおかしいだろうというのは言えるけど、じゃぁ、法根拠を作ればいいのかとか(例えば要請・命令違反を公表するとか、過料とか)、間接的な規制が悪いのなら直接罰則を科せばいいとなるのかというと、それも判断が難しい。

2021-07-09 12:52:09
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

法律家としては、根拠のない脱法的な手法はダメだというのは言っていくべきだと思う。 ただ、間接規制と直接規制を比べて、間接規制の方がメリットがある側面も無視できないので、特措法の規制を一方的に断罪するのもどうかと思うのですよね。 検疫とか、他のところをきちんとすべきという方が、

2021-07-09 12:56:29
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

類題として、暴力団排除条例によって、バラバラの規制で金融機関やその他の事業者が、反社勢力(定義は曖昧)との取引拒否を要求されたこと。 SDGsとかもそういう類ですかね。ほかにもいくつか例がありそう。

2021-07-09 13:01:27
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

あまり詳しくないんだけど、諸外国の立法例もたくさんあるから、行動制限の立法ができないという理屈はないと思う。 それができないという前提で物事が動いているのは、学者による理屈が足りないからか、単に政府の担当者の覚悟が足りないからか。どっちもでしょうかね。

2021-07-09 13:06:03
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

まぁ、これは思いますよね。 ある意味、目立つところにこういう手法が出てきたことは、長い目ではいいことかもしれない。 他方、政府担当者としては「あんた方が立法で制限するのはダメだというから……」と言いたいだろうな、というのはあると思う。 twitter.com/kankimura/stat…

2021-07-09 13:12:29
Ninja DAO | CryptoNinja @CryptoNlnjaNFT

法律的根拠なしに活動を統制するとはどういう事だ、という疑問が広がっているようですが、この国では「行政指導」の名の下にこういう事がずっと行われて来た事を忘れては行けません。高等教育行政などはまさにその典型です。だから永田町も霞ヶ関も、あまり違和感はないんじゃないでしょうか。

2021-07-09 09:40:14
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

つらつら考えてきて、今できることといったら、罰則の法制化しかないんじゃないかなぁ……。1年前にやっておくべきだと思っていたことだけど。 検疫の制度強化とか、色々打つ手はあると思うが、即効性はないし、現実性もなさそう。 buzzfeed.com/jp/naokoiwanag…

2021-07-09 13:21:21
リンク BuzzFeed 国際的なサッカー選手権で見えた答え合わせ 専門家が命を守るために提示する3つの選択肢 東京五輪を目前とした6月、国際的なサッカー選手権で大規模なクラスターが発生しました。このままいけば過去最大規模の感染爆発も考えられる中、新型コロナのデータ分析をしてきた西浦博さんは命を守るために3つの選択肢を提示します。 355 users 624
弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

ごちゃごちゃしているうちに、結局はワクチンの問題になるのではないか。その過程で色々なことが起きるけど。 今、専門家が危惧しているのは、この流れではワクチンが決定打にならないリスクがあるということなんだろうけど。そこらへん、どうなんでしょうね。

2021-07-09 13:22:49
中島朋義 @tomopop21

(証言)これは吉峯弁護士はコロナ流行当初からずっと言ってきた。 twitter.com/kyoshimine/sta…

2021-07-09 13:23:26