- DrStrangel
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動画『ジョージア州の選挙改正法: 公正な選挙を求めているのは誰か?』を訳してみた。なるべく多くの人に投票の機会を与えながら、それと同時にすべての票が合法であることを確認するにはどうすればいいのか。ハンス・ヴォン・スパコフスキーが解説します。 youtube.com/watch?v=yR0Bs5… pic.twitter.com/a7paBA0g7t
2021-07-12 22:11:09党派性があらわになる政治的問題はいくつもある。しかし、選挙の公正さはその1つであるべきではない。 大統領選だろうが野犬捕獲員の選挙だろうが、選挙の公正な決着を市民が信頼していること以上に代議政治の概念にとって基本的なことはあるだろうか? pic.twitter.com/Nn6MDP4DvP
2021-07-12 22:12:08しかし、近年、この問題は大きな議論を巻き起こしている。特定の選挙についてさまざまな感情をお持ちかもしれないが、今回の議論ではそれは脇に置いておこう。 pic.twitter.com/27GHPPXk7l
2021-07-12 22:12:09対立点はこうだ。一方では、すべての票が合法的に投じられることが重要だと考える人々がいる。すなわち、すべての票は投票した人に紐づけられなければならないということだ。他方、できるだけ多くの人に投票のチャンスを与えることが重要だと考える人々がいる。 pic.twitter.com/VdhgaUOdmE
2021-07-12 22:12:10ここで、明白な疑問が湧き上がってくる。なぜ、これら2つの論点は両立しないのか? いや、両立するのである。有権者の確認と投票の簡素化は同時に行えるはずなのである。政治の世界においてすら、歩きながらガムを噛むことは可能であるはずだ。 pic.twitter.com/E44yYelVIj
2021-07-12 22:12:11ジョージア州がこの問題にどう対処してきたか見てみよう。同州では投票についてさまざまな議論が繰り広げられてきた。 最初の論点は有権者IDだ。 pic.twitter.com/tjGrQrDDPJ
2021-07-12 22:12:12最近のジョージア州の選挙改正法では、不在者票を受け取る際に身分証明書(ID)を提示することを有権者に義務付けている。同州では、2008年以降、有権者が投票所で投票する際には政府発行の写真付きIDの提示を求めている。 pic.twitter.com/0HRjWtizD6
2021-07-12 22:13:24不在者投票でも同じレベルの確認を行うことに何もおかしい点はない。なぜもっと早く対処しなかったのかという人すらいるだろう。IDの所持を求めることで投票が困難になるような証拠はどこにもない。IDを持っていないという人に出会ったことがあるだろうか? pic.twitter.com/D16dT66J2j
2021-07-12 22:13:25投票所での投票にIDの提示を要求するジョージア州の法律に対し、米国自由人権協会が主導して訴訟を起こした。連邦判事はその訴えを却下したのだが、2年間にわたる訴訟の期間中、原告は新しい ID 要件のために投票できない同州の住人を1人も提示できなかったのだ。 pic.twitter.com/nDgJvmbDkQ
2021-07-12 22:13:26それだけではない。テレビの広告でご存じの方も多いだろうが、新しい法律では、投票者の「最新のガス/電気/水道料金請求書、銀行口座明細書、政府からの小切手、給料支払小切手、または住所と名前が記載されたその他の政府発行文書のコピー」によって投票者IDの要件は満たされると規定されている。 pic.twitter.com/AvkawXezD7
2021-07-12 22:13:26注目すべきは、不在者投票の投票者IDに関するこの文言は、上院において92対2で可決された2002年アメリカ投票支援法の文言とまったく同じということである。賛成票を投じた議員の中には、当時デラウェア州選出上院議員だったジョー・バイデンもいた。 pic.twitter.com/xZGLSfI9CC
2021-07-12 22:13:27第二の論点に移ろう。それは、投票を簡単にすることである。ジョージア州の新しい法律を攻撃する人は、投票の列に並んでいる間に水をもらうことができないということを非難する。確かにこれは厳しく感じられる。 pic.twitter.com/cu6me8naPJ
2021-07-12 22:14:31しかし、もう少しよく調べてみれば、ジョージア州は他のほとんどの州と同じように、投票所から150フィート (約45m) 以内または投票に並ぶ列から25フィート (約 7.5m) 以内で選挙運動を禁じているだけだということがわかる。 pic.twitter.com/reFZ5TKPpa
2021-07-12 22:14:32この新しい法は、こうした範囲内では誰も「金銭または飲食物を含む贈答品を選挙人に提供すること、提供を申し出ること、提供に関与すること」はできないという規定を追加したにすぎない。 pic.twitter.com/b2zfwtMIWF
2021-07-12 22:14:33言い換えれば、候補者、支援者、活動家団体は、トラックに積んできたハッピー・ミールを投票所の列に並ぶ有権者に配ることはできないということである。この法律の意図は明確だ。どの政党の運動員だろうが、金銭または飲食物などの贈答品で有権者に不当な影響を与えることは禁じられるということだ。 pic.twitter.com/o298roQjRo
2021-07-12 22:14:34投票所における贈り物の禁止は、ニューヨークやニュージャージーを含むほとんどの州においても一般的な慣行である (そして、一般的な慣行であるべきである) ことを考えれば、それによってジョージア州が何か悪辣なことをしているという考えは控え目に言っても奇妙だ。 pic.twitter.com/Ldno3ojHcN
2021-07-12 22:14:35投票所の係員が、「列に並ぶ選挙人」に対して、「無人の容器に水を入れてセルフサービス形式で」提供することは今回の法律でも認められている。もちろん、列に並んでいる間に喉が渇いて死ぬことを心配しているのなら、ペットボトルの水を持参することもできる。 pic.twitter.com/yycTkv8sN1
2021-07-12 22:16:16それだけではない。ジョージア州では早めに投票したい人のために、週末も投票できるようにした。 pic.twitter.com/wpr4AGdak4
2021-07-12 22:16:16こうした改革を「新しいジム・クロウ法」と呼ぶ人や「投票抑制」だと呼ぶ人がいるが、それは単純に間違っている。真実からあまりにもかけ離れているので、非難している人の動機を疑ってしまうほどだ。だが、それは何よりも、投票を制限する過去の法律にほんとうに苦しめられた人々に対する侮辱である。 pic.twitter.com/eWeKSQaco1
2021-07-12 22:16:17それはもう遠い昔の話だ。数字がそれを示している。ジョージア州では、有権者登録件数や2020年を含む最近の選挙での投票者数は記録的に伸びている。それには黒人もヒスパニック系も含まれる。過去10年にわたってこの傾向は続いている。 pic.twitter.com/VE62YC11tM
2021-07-12 22:16:18ヘリテージ・ファウンデーションの上席法律担当フェローのハンス・ヴォン・スパコフスキーでした。(了) 英文スクリプト: ↓ prageru.com/video/the-geor…
2021-07-12 22:16:47「お前たちは競争が嫌いなだけの、怠惰な人間なんだ。黙ってもっとキリキリ働け」などというのは知的怠慢なのであって、「どういうシステムを作れば、人がやる気出して働くのだろうか」ということを考えるのが「知性」というもの。腐ったシステムを肯定するだけの、根性論はもう結構。
2021-07-14 22:53:01