2021 NBAファイナル PHX vs MIL Game 4 まとめ [Switchに乗らないMILに戸惑うCP3、PHXのElbow Thru Chicago]

Drop徹底でLate SwitchもしてくれないMILを上手く攻められず調子を崩すCP3。一方でDropアタックを卒なくこなすD-Book。PHXのElbow Thru Chicago……など
0
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHX vs MIL Game 4 レビュー PHXの立ち上がりはLopezのDeep Dropを逆手にとってFloaterやPull-upの仕掛け。 一方のMILの立ち上がりはLopez vs Bridgesを折角作ったのになぜかMiddleton vs Crowderで攻めたりなど、いつも通り謎めいたプレーメイク。

2021-07-16 20:01:17
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

このCP3のミスや、MILがDropからのLate Switchに乗ってくれるのではないかという油断もあるような気がする。 Drop & Chaseを徹底するMILのDF方針は、確実にCP3をやりにくくさせている。Snake - Pull-upもChaseが来る以上毎回打てるわけではないし。 pic.twitter.com/qhnmv9l8Ii

2021-07-16 20:07:39
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

一方で、D-Book vs Drop (Lopez)のこの形は二回連続で決まっていて、Drop徹底型を攻めるのはCP3よりも総合的にD-Bookに分がある印象。 pic.twitter.com/IvNGPJgtof

2021-07-16 20:12:49
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

このD-BookのDrop Attackingも秀逸。 コーナーをカットアウトさせてEmpty PNRの形。 JailからのRetreatでLopezを一旦浮かせて抜き去り、ファウルをドロー。 pic.twitter.com/xpYEVXipav

2021-07-16 20:16:43
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHXの卒のないオフェンス。 トランジションの乱れでAyton vs Tuckerのマッチアップに。 当然AytonへのFeedを狙うPHX。Redで対応するMIL。Redに対するカウンターでNail FlashするBridges。 とてもベーシックな攻防。 pic.twitter.com/CcYpHRsFT4

2021-07-16 20:22:05
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHXのイマイチなオフェンス。 最終的に出来たのがD-Book vs Giannis と Ayton vs Portisでは旨味がなさ過ぎる。 やるとしたら、D-Book / AytonのBSでAyton vs Holidayを作るか、D-Book / CrowderでD-Book vs Portisを作るかのどちらかであろう。 pic.twitter.com/rRc9jNHTsW

2021-07-16 20:28:35
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

GiannisのDF: Pulling the Chair バックダウンドリブルを出し抜けに避けると、このようにオフェンスがバランスを崩してTOを誘発出来る。 pic.twitter.com/NL3JJl4UqV

2021-07-16 20:34:03
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

MILは多分、ショットクロック一桁ではDropをやめてスイッチするルールだと思うんだけど、そのわずかな時間でもPHXはAytonのサイズミスマッチにLobを通してきたりするからMILも気が抜けない。 残り時間わずかでD-BookやCP3にPull-up打たれるのが嫌だから仕方ないのかもしれないが。

2021-07-16 20:37:15
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

2Q頭はきちんとCP3 vs Portis意識でのBSを展開するPHX。 印象だが、CP3は全時間帯かなりMUMを意識している一方で、D-Bookは割と緩く考えている節がある。それが逆に意表を突いたアタックに繋がることもあるのだが。

2021-07-17 07:33:59
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHX: CreigのScreen Adjustingに注目 Teagueが何とかしてファイトオーバーしようとするのを執拗なflipを使って引き剥がす。 最後のスクリーンの距離感や、Rollに切り替えるタイミングも最適。 PortisはそれでもDropを継続すべきだったように思うが、スイッチに出たくなる気持ちもわかる。 pic.twitter.com/oqvq1kRFll

2021-07-17 07:41:59
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHXのGut Chicagoは、徹底してUnder & Chaseされていてほぼ効いていないので、使わずに封印した方が良さそうに見えるのだが…… 仮にやるとしても、目的のハンドラーに持たせることだけをエンドポイントにして、そこから別途MUMを始めるくらいでないと。

2021-07-17 07:45:37
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHX: Elbow Thru Chicago 逆側でExit & Screenをする二段構えになっているのも面白い構造。 pic.twitter.com/DvuHULk12a

2021-07-17 07:53:40
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

MILがDrop全振りで来る以上、PHXはこういうペイントでのタフなショットを増やしていかざるを得ない。 そうなると、サイズのないCP3をハンドラーでやっていくのにも限界がある、というところだろうか(D-Bookも決して大きいわけではないが)。 pic.twitter.com/HSXL2nKFm0

2021-07-17 08:01:32
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHX: Elbow Thru Chicago再び。 これは露骨に逆サイドでのExit & Screenが効いていて、そこでアクションしているがためにD-BookへとStuntに寄れない構造になっている。 pic.twitter.com/F77qYmvXoR

2021-07-17 08:05:04
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHXのSpain PNRでPayneがワイドオープンになったシーン。 Holidayは明らかSpain PNRに対するPeel Rotation (“Spain Switch”)を意識。それがPayneのドライブのタイミングやD-BookのPopのタイミングで乱れ、D-Bookに2人付いてしまう形に。 これがSpain Switchのピットフォールになる。 pic.twitter.com/yzeT9GIkxv

2021-07-17 08:13:38
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHX: Elbow Thru Chicago で3度目のD-Bookの得点。 Holidayも何とかChaseしてはいるものの、先述の通りone-pass-awayからは寄りづらい構造になっているので、完全に守るのは難しい。 Top-LockでPindownを使わせないようにして、リムプロテクトをLopezに託すくらいが穏当だろうか。 pic.twitter.com/fznbgGgyYb

2021-07-17 11:40:37
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

このシーンが典型だが、MILは普通はLate Switchになりそうなところも徹底してNo Switchで守っているので、Late Switch AttackingをしたいCP3がまごついてしまう場面が散見。 Saricを欠いていることから、カウンターとしてのビッグマンのPopも狙えない。 Late Switchしてくれない前提でのOFが必要。 pic.twitter.com/jMTmz0Za88

2021-07-17 11:47:10
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHXは3枚のBSからCP3 vs PortisのMatch Up Makingでスコア。 PortisはあまりDropせずにスイッチする方針? Game 1でもvs Portisは決められていた印象なので、PortisもLopez同様にDrop徹底した方が良さそうに見えるが……。 pic.twitter.com/RkNPuf04h3

2021-07-17 11:54:09
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

一方のMILが度々狙っているのは、AytonのところでのDrop Attacking。 Middletonのウィークポイントはフィニッシュが淡白すぎるところだが、今回のようにDrop相手に決め続けてくれるなら一応問題にはならない。 pic.twitter.com/DfGYkLM0vW

2021-07-17 12:18:11
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHX: 最初のHawk Actionは不発に終わるも、即座にD-BookはPayneをコールしてBS。 D-Book vs ConnaughtonのMUMでStep Backをヒット。 この切り替えは流暢で良い。 pic.twitter.com/nyPCnabGRb

2021-07-17 12:30:35
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

次も全く同じ攻防。 Staggerをファイトオーバーで抜けるHolidayのDF力は流石なのだが、続くD-Book/PayneのBSではスイッチを余儀なくされ、D-Book vs Connaughtonから 3ptファウルをドローされる。 用意したアクションが不発でも、切り替えられることが大事だし、セットにはその分の余白が必要。 pic.twitter.com/KSU2PdZZK7

2021-07-17 12:35:54
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

この攻防は面白い。 まずD-Book vs Connaughtonを目論んでCreigがピックに向かう。 そこでHolidayがNailで事前スイッチし、MUMを阻止する構え。 それを見たCreigが、Payneに指示を出してDouble BSへ。 D-Book vs PortisのところをMILがBlitzで対処すると、CreigのPopに通してアタック→Ball mvmt。 pic.twitter.com/Kxv7r9RsYT

2021-07-17 13:02:37
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHXはまたElbow Thru Chicago ここのCP3の動きは悪くて、Payneがやっていたようにきっちりミドルレーンを切れてスクリーンを受けてExitすべき。そうしないとこのシーンのようにMiddletonがStunting出来る位置を取れてしまう。 翻って、D-BookのCut Backに合わせてFront Clearoutを取ったCreigはGreat! pic.twitter.com/3tMndcz0gC

2021-07-17 18:40:57
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

CP3 vs Connaughton狙いのCP3/CrowderのBS → MIL側はBlitzで対応、対してCrowderはPNPを選択 → one-pass-awayのHolidayがローテすると同時に、JohnsonがCut the Pop (“Pop & Dive”) →Connaughtonのローテ間に合わずJohnsonがスコア。 高度な攻防。 pic.twitter.com/bbPthJHsYv

2021-07-17 18:49:10
Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

PHX、Spain PNRからCP3のパスが乱れて失点。 この試合、CP3は通らないところへパスしてのミス、通せるところを見落としてのパスミス、Dropアタッキング失敗続きと、かなり厳しいプレーエラーが多い……そこを除けば内容的にはPHXはかなり良いはずなのだが……。

2021-07-17 19:22:51