- Panjabi_lang
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八甲田山の雪中行軍遭難事件は、新田次郎が「八甲田山 死の彷徨」というタイトルで小説にしているが、幽霊話があったらしい。遭難事件のあった直後、青森の駐屯地で謎の足音が聞こえたという。騒ぎになったので、ある夜連隊長が亡霊が現れると、声を張り上げて→
2021-07-28 01:05:50→「お前たちの死は無駄ではなかった、お前たちは靖国神社に合祀される、迷って現れるのはこの連隊長が許さない」と言うと、軍刀を抜いて「青森歩兵第五連隊雪中行軍隊、回れ右、前へ進め!」と号令をかけた。すると暴戻の足音は遠ざかっていったという。→
2021-07-28 01:07:28→面白いのは、「幽霊に声をかける」「幽霊の望みを叶えてあげる」という話がその後の怪談でも散見されることである。マラソン中に心臓発作で亡くなった学生が幽霊となり、男子寮に現れるようになった。ある学生が一計を案じ、ゴールテープをひいたところ、幽霊はテープを切って成仏したという。→
2021-07-28 01:09:35→「幽霊に声をかける」話は、以前も書いたが、平安時代に貴族の源融が所持していた河原院という建物があり、源融が亡くなった後、遺族が宇多法皇に寄進した。その後、宇多法皇が河原院で眠っていると、衣擦れの音がして源融の亡霊が現れた。→
2021-07-28 01:12:56→源融の亡霊は「以前よりずっと住んでおりますが、帝がお出ましになってから恐れ多く、窮屈にしております、出ていってもらうわけにはいきませんか」と訴えた。宇多天皇は激怒し、「お前の遺族からもらった建物だから、私がここに住むのは当たり前だろう」と一括したところ、亡霊は消えたという。
2021-07-28 01:15:17→ただ、幽霊と会話するという話は、今の怪談ではほとんど聞かれなくなってしまった。理由は不明だが、怖さやリアリティを重視するあまり、見ようによっては滑稽な話がなくなりつつあるのではないか…という気もする。
2021-07-28 01:20:50→現在の怪談は、ショーマンシップであったり大会をやったりする関係で、怖さを重視するあまり、滑稽な話や奇妙な話を排除する傾向にあり、だんだんと先鋭化していってると思います。あまりにも奇妙な話(ハイネックのハイストレンジネス事例みたいな)は忌避される傾向にある。
2021-07-28 01:28:55→上にも書きましたが、現在の怪談は、ショーマンシップであったり大会をやったりする関係で、怖くない話は語られない傾向にありますから、怪談が精錬されていく関係で語られなくなり消えていった話を探っていくのも面白いんじゃないかなと思うわけですね
2021-07-28 07:53:39幽霊と会話する怪談、最近だと僧侶の三木大雲氏が披露されてますね。もっとも、彼の怪談はかなり先祖返りなんですが… 【怪談説法】「テレビ取材」 youtu.be/h909LB_b0ro @YouTubeより
2021-07-28 10:02:46不思議な話
@sakashima2 @truffle000 新耳袋の中山市朗さんが、オカルトエンタメ大学で「八甲田山」の怪談とそれを執筆するにあたっての怪異も語っていますね。 blog.livedoor.jp/kaidanyawa/arc…
2021-07-28 22:27:58八甲田山と森の牧場は、新耳袋で知ったのが最初かな。 今は普通に怪談噺として流布されてるんだな。 twitter.com/sakashima2/sta…
2021-07-28 19:53:45幽霊の願いをかなえる話というと東大寺二月堂に伝わる「青衣の女人」 もその類だよね🤔 twitter.com/sakashima2/sta…
2021-07-28 13:55:12