「検査数少ないのに陽性率が高いんだから、実際の感染者数はもっと多いはず」は間違い

myo@棘専用（専用とは言っていない） @myo80766994

新型コロナに関して「首相は感染者数が他国より少ないというが、他国より検査数が少ないだけで陽性率は高い」という話を見かけたのでそれについて書く。

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そもそも、少ない検査数で陽性率が高い、つまり母数が少ないのにヒット率が高いという事に関しては、２つの原因が考えられる。 一つはもちろん、実際に感染者数が多く、検査すればそれがどんどん出てくる、という状況だ。

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だがもう一つの可能性を、陽性率が高い事を問題視する人は意図的にかはわからないが忘却している。 その可能性とは「そもそも陽性になりそうな人に対して検査が行われるのだから、陽性という結果が出る確率が高い」という可能性だ。

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日本の場合、検査は濃厚接触者という「感染している可能性が高い対象」に対して、あるいは「発熱などの症状がある患者」に対して感染確認の為行われる場合が多い。 こういった「誰が検査対象者になるか」という前提を踏まえると「単に実際の陽性者が多いのに検査していないだけ」とは考えにくい。

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この「検査の為のハードルが高い」事を問題視する向きはあるが、実際にそのハードルが低く、検査を乱発していた国、地域がどのような経緯を辿ったかというのは既に知られている所だ。 私権制限が厳しい国以外は、軒並み医療崩壊している。

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もちろん、これをもって「だから検査をするな」とは言えない。PCR検査による陽性者の確定は必要な事で、日本において当初その確定能力すら不足していたという点は大いに反省すべき点である。 その拡充が行われ、誰でも検査を受けられるようになった事自体は評価すべきポイントだ。

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確定診断が出せないとなれば、それに対する行動も自ずと変わってくるので、この点は当たり前の話である。 ただ、だから検査数をとにかく増やして検査に次ぐ検査をすればどうにかなるのかと言えば、そうなっていない事は諸外国が証明しているわけだ。 圧倒的に検査数が多いはずの諸外国が日本より→

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大規模な医療崩壊を引き起こしている。この点だけでも「検査数を徒に増やす事が対策に効果的」とする言説に疑いを抱くのは自然な流れであると考えられるが、何故か未だに「とにかく検査が足りない」とする言説は絶えない。 国政に関わる人間のレベルですらもだ。

myo@棘専用（専用とは言っていない） @myo80766994

そもそも諸外国においても「PCR検査をスクリーニングに使っている」という状況は存在しないので、諸外国の検査量の多さはそのまま感染者、感染疑いのある者の数の多さである可能性が高い、という点も忘れてはならないだろう。これについては諸外国の状況に詳しい方の補足をお願いしたいが。

myo@棘専用（専用とは言っていない） @myo80766994

若干話が逸れたが「検査数の低さにも関わらず陽性率が高い＝実際の感染者数が多いのに検査していないだけ」という言説が妥当性を帯びるかどうかは疑わしい点については、以上のような内容から言える。