社会学徒「ふたりはプリキュア Max Heart の感想を話しますね」#precure #プリキュア

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見習いのプリキュア @ccc999ccc01

プリキュアと読書と痔がメインのアカウントです。

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MHの感想を話しますね。 緻密な人間関係描写(とくにアカネさんとプリキュアメンバー)が最終回の「私たちの世界を守りたい」という決意に説得力を持たせていますね。これはまほプリの49話のカタルシスと同じ構造ですね。

2020-09-11 01:50:27
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

僕が注目したのはやはり新メンバーのひかりさん。彼女が世界にいかに順応するのかが序盤の焦点でした。そして彼女は人間関係を構築することで自らの居場所を確保した。8話や15話ではそれが描かれていますね。

2020-09-11 01:50:29
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

「私は何者か」という実存的な問いがひかりの初めの問題でした。それに対して、明確な答えはなかなか与えられませんでしたが、大切なものが増えて、それを守る、ということに彼女は彼女の存在意義を確保したように思います。だから、最終盤、身を捧げる決意ができた。いい顔をしています。 pic.twitter.com/cgUD9ooqJM

2020-09-11 01:50:31
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見習いのプリキュア @ccc999ccc01

なぎほのに関しては、キャプテン、部長と立場が変わるなかで悪戦苦闘していました。個人的には2人の人間的成長は無印ほど強く感じませんでした。ただ、ラクロス回は白眉の回が多かったように記憶しています。

2020-09-11 01:50:32
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

個人的に残念だったのが、ほのかが少し空気だったかな、と。とはいえ、僕の見立てではほのかの人間的成長って無印で一つの到達を見てるんですね。すなわち、ほのかは人間関係に対する当事者性が希薄だったのです。

2020-09-11 01:50:33
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

それがなぎさとのぶつかり合いや、キリヤくんとの関わりを経て、他者と真正面から関わることを学んだように思います。むろん、MHでほのかの成長はなかったか、というそういうわけではなく、「自分のやりたいことと向き合う」ということができるようになりました。フランス移住回や科学発表回参照。

2020-09-11 01:50:33
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

一方、なぎさと藤P先輩との関係はドキドキしましたし、あの落とし方はすごく良かった。なぎさは最後までちゃんと告白できていないんですよね。でも、この割きれなさがすごく良い。僕らの生活も割り切れないことが多いじゃないですか。その辺のリアリティを感じました。

2020-09-11 01:50:34
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

しかし、MHの秀逸な点はやはり周囲の人間の描写なんですね。りなしほアカネ。特に8話のアカネさん回は女児アニメとは思えないようなドラマ性。

2020-09-11 01:50:35
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

こういう緻密な描写があるからこそ、卒業文集を書き上げ、あさりの味噌汁を飲む世界を守りたいなぎほのの決意に説得力が増しますし、ひかりがこの世界を愛したことを了解することができるんですね。

2020-09-11 01:50:35
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

とにかく、MHはマンネリを感じさせない秀作だったように思います。 少し気になったのが、ところどころに環境保護を示唆する描写がありましたが、十分に展開されてないんですよね。別にいいんですけど、そういう回があっても良かったかもしれないですね。おわり。

2020-09-11 01:50:36
見習いのプリキュア @ccc999ccc01

あーあと、そう。アカネさんに関しては、3人の生活の満足感ってアカネさんに負ってる部分が大きいんですよね。お疲れ様会でケーキ作ってくれたり。理解ある大人が身近に居る、という世界はとても幸福なもので、僕はすごく好きですね。

2020-09-11 02:01:19