鼻血の原因は放射線か？

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

訂正：鼻血と放射線は全く無縁ではないと思う。急性障害での骨髄抑制→血小板減少→出血傾向　ではなく血液内科医の出番ではない。鼻粘膜に付着した放射性物質がα崩壊等して、鼻中隔キーゼルバッハ部位の血管内皮細胞傷害が破綻出血したものと仮説を立てた。実証にはウサギの耳にセシウムでも塗る？

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その１：　急性放射線障害としての骨髄障害による血小板減少ではないことは被ばく線量から推測して言えると思います。問題は鼻腔の解剖学的構造にあります。ポイントは、毛細血管が集まっている鼻中隔前方にあるキーゼルバッハ部位です。鼻血が最も出やすい場所です。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その２：　キーゼルバッハ部位に特異的に放射性物質が吸着しやすいわけではありません。あくまで豊富な毛細血管が集まっているという、解剖学的要因に問題があります。毛細血管は内皮細胞という、一層の縁取り細胞からできています。最も細い毛細血管は一つの細胞で管を作っています。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その３：　内皮細胞にも核があり、その周囲に細胞質があります。細胞質が血管そのものを形成している状況です。放射線は核に格納されたDNAを傷つけますが、同様に血管内皮細胞の細胞質を腫らせます。そうすると、血管の腔（内腔）が太った細胞質で充満され、血液が流れません。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その４：　がん治療における放射線の血管に対する影響は、通常は4ヵ月後に出るとされているようです。そのときに、血管が詰まる、つまり栄養や酸素ががん細胞に行かない「虚血症状」を起こします。ところが、鼻粘膜に内部被曝として放射性同位元素が付着した場合はどうでしょう。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その５：　きわめて近接したミクロン単位のところでα崩壊するなどしてα線（ヘリウムの原子核のような質量の大きい物質）が飛んできた場合、毛細血管で持続的に内皮細胞の細胞質腫大が起こります、血管が閉ざされ、局所の血液循環は悪くなります。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その６：　一般に、胎盤などを除けば、正常のヒト組織で簡単に虚血（血液供給が滞って酸素不足により組織が死ぬ＜＝壊死＞に至る過程）を起こすことはありません。鼻粘膜は一時的に酸素不足になりますが、問題は血圧です。運動や興奮などで一時的に血圧が上昇したらどうでしょう。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その７：　その場合、血管が詰まっていますが、血液はいつもより高い圧力をもってその部分に流れてきます。細胞一つでできている薄皮の毛細血管などひとたまりもなく、壁（内皮細胞）の一部が決壊します。すると、赤血球は血管外に漏れ出ます。これが出血です。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その８：　初期には内出血ですが、すぐにバリアである鼻粘膜を破綻させ、鼻血（鼻出血）としての症状がでるでしょう。ハナクソをほじる習慣のあるひとは扁平上皮といって皮膚と同じような強力なバリアになっていますが、子供や習慣のない？大人は、線毛円柱上皮という弱いバリアです。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その９：　ここで示したことは、私は断定的に言ってしまいましたが仮説です。しかし有力な仮説だと思っています。同僚の放射線治療医も、その可能性はあるとしながらも、子供も含めた地域住民が被害者となる原発事故にほとんど前例がないことが、あくまで仮説に留まらせています。つづく

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻血の原因その10：　ですから動物実験が必要だといいます。動物の鼻は難しいので、例えば毛細血管が豊富なうさぎの耳を使って、そこに放射性物質を付着させます。理論的にはそうやって証明する必要があります。今後とも、放射能と血管、とくに毛細血管との関連を勉強します。ではまた。

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

ちなみに俺はウサギの耳にセシウム塗る実験には反対ね。元ベジタリアンで動物実験すべて反対論者だから。だからエア含めた御用学者の鼻を使って実験すべきだ。あ、その前にプルトニウム飲ませる実験からだけどね。

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

「放射線が原因で鼻血が出たら、脳動脈瘤コイル塞栓術はもっともっと大変になりそうですね！」　←　まったく人の体を理解できていない馬鹿。毛細血管の破綻性出血を論じているのに、平滑筋を持った筋性血管を持ち出すな。

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

@nonbirisiyouyo はい。お子さんの場合は粘膜も薄く、外界と血管の距離が短い、上皮（鼻粘膜を覆う細胞も）も皮膚と同じ扁平上皮ではなく、より弱い腺上皮というものに覆われているので、弱いと思われます。耳鼻科の先生の意見がほしいところです。

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

半減期の長いセシウムが鼻粘膜に付着して毛細血管が破綻性出血をきたすなら全身で出血しておかしくない、という意見が聞こえるが、同じ場所に停滞するということが鼻粘膜の特徴である。体内の他の場所では血管内だろうが third space だろうが物質は移動する。

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

毛細血管は酸素・栄養を供給すべき臓器に網状に分布し、通常は一箇所が詰まったところで虚血（酸素不足による変性）もおきなければ壊死にも至らない。しかし鼻粘膜はのぼせるなどで鼻血が出やすい場所。ここでも全身の毛細血管と比較することはできず。というか、鼻中隔の血管網は毛細血管ではない？

善川チャーリ @GoodBye_Nuclear

鼻粘膜の上皮（覆っている細胞）はキーゼルバッハとの関連で個人差がある。繊毛円柱上皮なのか扁平上皮なのか。これがあるので、空気中の微粒子が付着しにくいが、別のヒトには付着しやすいといった状況がある。個人差を考慮すべき。