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亜ソート
@aso10o2
前回のまとめ （ラノベで「空行とコピペ」はどこまでがセーフ？ togetter.com/li/1750944 ）を公開した後に 「美少女文庫には同じ作者が他レーベルで出版した作品の文章をコピペしている作品が他にも存在する」という情報を入手したので検証してみた。
2021-08-04 18:41:32
亜ソート
@aso10o2
該当する作品はぎんよくのぞみ先生の『虐げられた《最強》魔導士は異世界でエルフ嫁に愛される』 。 発売日は2019年3月20日。 （エロラノベwikiの記録によると元々は2018年12月に発売予定だったが絵師の変更に伴って延期された模様） pic.twitter.com/zbxbgv6h3t
2021-08-04 18:41:37
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亜ソート
@aso10o2
元の作品は『女勇者に自分の性奴隷にならないとパーティを追放すると脅されたので離脱を選択します』と比較すると文章が一致。（ダッシュエックス文庫で発売日は2018年10月25日） 作者名は銀翼のぞみ。 （性描写の強い美少女文庫で別名義を使う作家も多い。さかきいちろう、サエキヨウスケオルタ等） pic.twitter.com/KbapLntvgq
2021-08-04 18:41:41
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睦茸,のぞみ, ぎんよく
亜ソート
@aso10o2
以下の展開が一致 魔物を討伐 ↓ 酒場に死体を持って行って査定買い取りを依頼。待ち時間で女性と食事を取る ↓ イチャイチャしていたらチンピラ二人に絡まれる ↓ 金貨を賭けて決闘。主人公が圧勝 ↓ 査定額に驚く。金で何買うと会話 ↓ 女性がHな下着をおねだり
2021-08-04 18:41:43
亜ソート
@aso10o2
二人で朝風呂に入って先に女性が上がる ↓ 朝食で誘惑 ↓ 自堕落な日々が1か月続いたので主人公が働こうとするがエルフが止めようとする。 ↓ 主人公が隷属魔法を使って止める理由を問いただす ↓ A「働いて収入が増えたら奴隷じゃいられなくなる」 B「冒険で主人公が傷つくのが怖い」
2021-08-04 18:41:45
亜ソート
@aso10o2
と別の回答になるがそれは建前で本音は「本当は主人公を甘やかしたい」と暴露する。 ↓ 主人公がエルフを振り切って家を出るもついてきて結局二人旅に。 ↓ この間、片方ではシスターが登場するイベントが入るが、ダンジョンを攻略する流れに話が収束する。 といった感じに展開がそっくり。
2021-08-04 18:41:47
亜ソート
@aso10o2
台詞と文章を抽出するとこんな感じ。 エルフ嫁～は91ページから。 離脱を選択～は192ページから。 pic.twitter.com/bSNJC9jdCQ
2021-08-04 18:41:52
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亜ソート
@aso10o2
なおこの二作は「小説家になろう」から書籍化された作品なのだが、現在も公開されているweb版も文書が一致している。 （離脱を選択～はタイトルが「勇者パーティをお払い箱になった霊装騎士は、自由気ままにのんびり（？）生きる」と改題されている） ヒモヒモとスケスケで検索したらヒット。 pic.twitter.com/ANSFQDVbv3
2021-08-04 18:41:59
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亜ソート
@aso10o2
他にも文章の類似性が指摘されている作品があったので現在検証作業中。 美少女文庫は基本的に単巻完結だがネタ元と思われる作品が長期連載の場合もあるので時間がかかる。 よく考えると同じ作家が似た世界観でそっくりさんを登場させているのだから文章が似ているのはある意味当然かもしれない。 pic.twitter.com/2X718Ga9o7
2021-08-04 18:42:05
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亜ソート
@aso10o2
キャラの容姿が似ている（絵師が同じケースもあり）なら外見の文章表現が、性格が似ているなら言動が似ない方がおかしい。 場合によっては世界観まで同じ。 ただセーフ、アウトの基準はどこにあるのか。 個人的には上記の台詞と展開の完全一致はアウトに思える。 pic.twitter.com/IFca8BthP5
2021-08-04 18:42:11
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亜ソート
@aso10o2
「先に挙げた作品の表紙はキャラが似ていない」と思ったか人も居るかもしれないが、表紙に居る黒髪の女性はアリシアではなくマイカという別キャラ。2巻の表紙はアリシアなので比較すると絵も結構似ている。 ついでに言うとアリーシャとアリシアで名前も似ている。 pic.twitter.com/WTLNsGcvru
2021-08-04 18:42:14
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亜ソート
@aso10o2
美少女文庫で出版数最多の作家、わかつきひかる先生曰く、 1.設定 2.ストーリー 3.セリフ 4.モチーフ 5.キャラ立て 以上の項目から二つ以上被ればアウトとのこと。 照らし合わせると美少女文庫のセルフオマージュはキャラ、設定、セリフの三項目が被っている可能性が極めて高い。
2021-08-04 18:42:16
亜ソート
@aso10o2
一方で横山信義先生の戦記小説では「魚雷発射管に直撃」「急行列車のような飛翔音」「三番機被弾」と定番で使われる文章があり、ファンもその定型句を楽しんでいるとのこと。また夢枕獏先生も虎王という格闘技を複数の作品で使用した結果、毎回同じ文章になっているという情報を発見。（自分は未読）
2021-08-04 18:42:18
亜ソート
@aso10o2
ラノベで似たような事例はあるのかと思って調べたが特に見つからず。 ちなみにエロゲではそこそこ発生する事態らしく、検索したらいくつか発見。
2021-08-04 18:42:20
亜ソート
@aso10o2
一応、同じ絵師と同じ作家のセルフパロでもキャラデザや口調を変えている例もあり。 （「行こうよ」の方は手持ちにあったので確認したが、雰囲気は近いが台詞や文章の一致はなし。キャラの性格も違う） 文章の使いまわしを問題視しているのであってセルフパロ自体を否定するつもりはありません。 pic.twitter.com/xKwDmN3t07
2021-08-04 18:42:25
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亜ソート
@aso10o2
同じ作家のセルフパロディ作品を喜ぶファンも居るとは思う。 だが文章をそのまま流用している、あるいはそれに極めて近い作品は同じ文章で二度代金を取っているようなものではないだろうか。 コピペと空行だらけだった悪役貴族もそうだけど、作家には文字とページの重みを理解して欲しいところ。
2021-08-04 18:42:27
亜ソート
@aso10o2
美少女文庫が一般ラノベのセルフパロディをやっているのは 「編集者が退社した時に備えてフリーでもやっていけるように一般ラノベ作家とのパイプ作っている」 って話を見かけたが、 実際には「キャラや文章を使いまわせるから労力や締め切り等、作家と絵師にかかる負担が少なく済む」なのかも…。
2021-08-04 18:42:29
亜ソート
@aso10o2
なお8月発売予定の美少女文庫の中では2作品がセルフパロディ。 悪徳貴族の三男なのにエルフハーレムの王って、それはないでしょう！ Y.A 拝啓、天国の姉さん、勇者になった姪がエロすぎて──叔父さん、保護者とかそろそろ無理です LA軍 文章の流用はないと思いたい。 pic.twitter.com/UwvIFW1eUM
2021-08-04 18:42:34
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亜ソート
@aso10o2
文章の使いまわしはどこまでがセーフなのか、どこからかアウトなのか、意見を頂けたら嬉しいです。 美少女文庫の文章流用疑惑については今後検証して判明次第ここに追加予定。協力者募集。
2021-08-04 18:42:36