2011/8/16・18：00開始　東京電力による「原発」に関する記者会見

東電「12：04水処理運転停止してサリー試運転開始　順調に進捗　不具合確認されてない　残留水のフラッシング　第二セシウム吸着装置の経由してサプレッションプールサージタンクの水運転。キュリオン　アレバの組み合わせ試験予定。2号機→プロセス主建屋11：43停止　水処理装置も停止中　使用済み燃料プール　1号機8／10から循環冷却11時34.0度　流量調整計取り付け　既設の高台ポンプからディーゼル駆動の予備ポンプへ切り替える予定だったが切り替えた際流量低でなかったのでいったん停止　信号ケーブル接続されていなかったこと原因　接続作業　注水ライン切り替えるかは現在未定。モニタリング状況　

発電所空気中核種分析結果セシウム137　2.4×10＾－7Bq/cm^3濃度限度に対する割合0.00倍。海水核種分析各サンプリング地点における測定結果すべてでND。経時変化は3枚目表面からグラフ化。海水トリチウムと全アルファ全ベータ検出結果。測定点4ヶ所　5,6号機放水口北側南側　第一沖合15km上層　第二沖合15km上層　サンプリングは7／11　14　トリチウムはND　全αND　全βは第一北側61Bq/L検出。茨城県沖海水核種分析　3km沖合5ヶ所　上層下層2点ずつ　いずれの地点でも主要3核種ND。
取水口付近の核種分析結果いずれも前回並み　経時変化横ばいないし若干の逓減傾向　トリチウム、全α、全β取水口北側トリチウム580　全αND　全β650　前回は180トリチウム検出しているがセシウムもぞう介しているので全体の濃度と比例して変動していると考えいている。引き続き毎月一回測定して傾向観察していきたい。
サブドレン分析大きな変動ない　サブドレントリチウム、全α　全β　分析。2号機はトリチウム4.9×10＾0Bq/L　全β9.3×10＾1　3号機サブドレン全β8.1×10＾―2。
集中廃棄物処理施設周辺通常範囲内　汚染水漏出してないと判断。

系統図一枚　福島第一１～3号機注水システム系統概略図非常用高台ロ注水ポンプ　起動したが流量低のケーブル接続できていなかったため接続作業。

本日保安院に高濃度滞留水処理装置のポンプ故障の原因究明について　保安院から調査勧めるようにとリスト提出するようにと口頭指示いただいたもの提出。
セシウム吸着装置ポンプ停止　No.3のSMZ用ポンプ1台とHスキッドポンプ2台No.4Hスキッドポンプ1台合計4台が停止中。
現場制御のエラーメッセージからポンプのインバータに異常ある可能性　インバータとモーターの抵抗測定行っている　Hスキッド1台は断線もしくはモーター端子接触不良不良可能性。残り3台はわかっていないため水処理装置停止期間中残り3台調査進めたい。

アレバ除染装置薬液注入ポンプ停止した際予備ポンプ起動しなかったのでそちらの調査。インバータのところに問題と推定、ポンプ停止時水処理装置全停止するためタイマー設定変更行って薬液注入ポンプ一時的に止まっても水処理装置運転継続するものに改造したい。

柏崎刈羽原子力発電所の放射性物質定期測定　第1四半期測定結果の新潟県技術連絡会議　海水　松葉　海生物
第1四半期測定ではセシウム、ヨウ素微量に検出。

熱中症発生2件　午後0：30協力企業作業員集中廃棄物処理施設周辺サブドレンサンプリング行っている方免震重要棟戻ってきた際平衡感覚なくなり倒れそうになった自分で水分補給行い休んでいたがいつもと違う感じして医務室へ診断と治療で容態回復、診断結果は軽い脱水症。12時ごろ治療終わり退出　意識あり自力歩行可能　本日被曝線量0.11mSv
もう一件第一で働いたあとJヴィレッジに戻った際足の痙攣　医務室で休んでいる。　本日の2件で合計人数40件

昨日会見で免震重要棟環境質問あったが8／15時点で1～3μSv/h　ダスト濃度昨日ヨウ素セシウム検出限界未満」

質疑
（共同通信さぶり　保安院提出のポンプ故障について資料を元にどういう作業で8月末になるか）東電「前半に書いてあるセシウム吸着塔のポンプ停止原因、薬液注入ポンプ停止原因評価と再発防止策取りまとめて提出。もうひとつこれまでのトラブルリストで共通要因ないか調べて報告。発電所の中に福島安定化センター副所長トップとする水処理装置不具合救命原因タスク設置してメーカー交え議論。」
（さぶり　原因救命タスク人員構成）
東電「安定化センター副所長主査　水処理プロジェクト部部長　関係各部部長　水処理の納入と施工メーカー関係者　約10名」

（日本経済新聞山本　ステップ2から1月　進捗評価　水処理システム稼働率と1ヶ月の稼働率）
東電「進捗状況は明日報告予定しており最終的取りまとめ行っている　明日の統合会見で公表。水処理装置の運転状況週単位で水曜日午後処理実績お知らせいただいている。最新データでは先週9日までで66.4％　先週1週間では77.4％」

（木野　水処理装置不具合まとめ　原因わかっているものとわかってないものあるが）
東電「原因わかっていないものはインバータ故障の原因を調査するものと、工程異常の信号渋滞で一過性のものと判断しているものはこのまま様子見ていく」
（ピンホールとか手順確認不十分だったもの原因対策取られているのか）東電「ピンホールは原因追求よりも偶発的ピンホールと考えている。手順不備はマニュアル類に適切に改訂かけていきたい。」

（施工方法による傾向あるか）
東電「両方のケースあろうかと思うがタスクの中で共通要因見つかってくれば必要な対策取りたい」

（プール冷却RO膜車載型追加設置）
東電「本日設置工事始める　週末には運転開始」

（車載型での対策）
東電「ホース引き回しがあるが継手は必要な養生事前においておく。4号機から着手するが10＾1Bq/cm^3 オーダーなのでこちらはいわゆる濃度としては低い部類　2,3号機で10＾5オーダーのもの扱う際は漏えい対策講じる必要」

（これまでの漏洩量考えるとクルマで大丈夫か）
東電「クルマというよりも漏えいした際汚染拡大しない対策必要」

（塩分濃度下がっているとは）
東電「塩分濃度下がっているとは申し上げていませんがいま4号機2500ppmなので100に低減」

（海水入れていた時点より低いこと）
東電「全量が海水ではなくもともと入っていた水もあり淡水追加したこともあって海水より薄い濃度　720t海水入れたことに成っているが全量ははいっていない　ウェルから淡水入れたので濃度薄まっている」

（朝日杉本　10Svのポイント調査　除染対策することは検討されているか）
東電「今のところ現場調査行っていない　前回からの進展はない　そのまま立ち入り禁止措置継続」

（日経山本　試運転はじめたサリーは有ればキュリオンと比べ何が優れているか　サリー導入で水処理システム全体はどれくらいあがるか）
東電「何が優れているか一概に申し上げること難しいがキュリオンの吸着装置と仕組みは同じ　塔やゼオライトの加工が企業のノウハウ　サリーはキュリオン4系列で50t／hだが2系列で運用　動的機器のポンプも入り口に2台あるだけでポンプ類がキュリオンに比べすくなくメンテナンス容易　明日以降稼働率90％予定　サリー抜きの稼働率。キュリオンとアレバでこれまで運用していたが一部トラブルで停止するとかヴェッセル交換時フラッシングのため2,3時間停止　止まった間サリーで全体率高める。サリーDF10＾5、6確認されれば単独運転可能なので処理量増加図る」

（朝日佐々木　ポンプ故障　原因究明タスクはいつ付け）
東電「確認する」

（推定原因接触不良一つ　それ以外は施工不良考えられるとあるが他にはどんな可能性）
東電「薬液注入ポンプは粘度高い薬剤で過負荷とも考えられる　インバータは所定容量に対するもの用意したので特別不具合あったもの持ってきたわけではないのでHスキッドSMZポンプと組み合わせて不具合になったのか確認。1台は絶縁抵抗不良　残りの3台はまだわかっていない。」

（読売大山　ポンプ故障　アレバ装置薬液注入ポンプ　予備ポンプ起動しなかったこと水処理装置停止したこと原因　予測できなかったのか）
東電「ものを作った際はこういった状況で止まるということまでは把握できていなかったということ　運転継続できるようにタイマー変更で対応したい。」
（プログラムみなおし）
東電「全体の見直しは計画されてないがロジック　ソフト系で止まったところはもう一度確認」

東電寺澤「1号機3.9　2号機3.8　3号機9.1m3/h　窒素1―130.6　2－120　3－101.5kPa　使用済み燃料プール1－34度　2－37　3－34.7　4－42　6号機移送なし　プロセス主建屋初期値から6437　OP5220　27↓　雑固体廃棄物減容処理建屋4406　OP3680　8↑サイトバンカー4446　4↑　トレンチ1－DS　2－3518　5↑　3－3619　7↑　タービン建屋1－4920　2－3540　6↑　3－3534　10↑　4－3520　4↑　原子炉建屋地下1号機4540　5↓
ヴェッセル3塔交換　明日予定なし。蒸発濃縮装置アレバ製16日から濃縮塩水試運転予定。」

東電「免震重要棟内はND限界値は周辺監視区域の空気チュ濃度限度以下なのでマスク着用不要という環境 ポンプ停止タスク立ち上げは8/10」

（読売さとう　濃縮塩水装置は5台が動いているのか）
東電「東芝2台動いていてまもなくアレバ3台試運転終えてインサービス　試運転は淡水　予定としては明日あさって本格運転」