- arishima_takeo
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九二年八月に小説家・中上健次が死んだとき、私は学生だったが、その年の九月にはヌーヴォー・ロマンの研究者の平岡篤頼が、大学の大教室で、後期の講義の初日の開口一番、「中上健次が死にました。君たちはこれからいったいどうするんだ?」と突然言ったのを覚えている。by吉永剛志『NAM総括』8
2021-07-22 15:44:21「柄谷自身にとっても雲をつかむような話で、盲目的にとにかく動いているという印象が今から振り返ると強い。決して準備万端で、NAM結成の提案を最初からするつもりで動いていたふうでもない」(吉永剛志『NAM総括』88)。このへんが部外者からすると、そうなんかー、って感じだね。
2021-07-22 16:17:48『NAM総括』。これは推測だが、NAMには女性参加者がほとんどいなかったのではないか。非難ではなく、単純に当時の男女比の実際(もし偏っていたならななぜそうなのか)について知りたい。
2021-07-23 16:10:54「原祐人は本名・柄谷祐人。つまり柄谷行人の息子だ」(吉永剛志『NAM総括』252)。へぇー、息子さんも参加されてたんだー。
2021-08-06 16:38:24「私としては、プルードンやバクーニンがこう言った、と言われても困るなあ、という感じだ。もっとはっきり、知らんがな、といってもいい」(吉永剛志『NAM総括』345)。なるほど。
2021-08-06 17:52:37「『at』で「オルタナティヴ」と「トレード」の頭文字がとられているが、atという前置詞の指示する「点」というところにも意味をもたせている」(吉永剛志『NAM総括』385)。へぇー。
2021-08-06 18:07:42吉永剛志『NAM総括』読了。面白かった。Qとの噛み合わなさが致命的だったのかなという感想をもったが、もうちょっと一般化すればこの種のゴタゴタはどんな組織体にもあり、NAMも例外ではなかった…というような話にも見える。運動家はたいへんだ(皮肉じゃないよ)。
2021-08-06 18:15:37私が「運動」や「政治」に参加したらきっとケンカ三昧でパージされた末にブーブー文句いうルートを辿るだろうから、いまの状態でよかった(笑)。ケンカしないっては才能だとつくづく思うよ。
2021-08-06 18:17:49