中島飛行機エンジン史についてのメモ

読み終わったので、個人的に興味深かった部分をメモしました。
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ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

中島飛行機の外国エンジンの製造権取得契約は、すべて三井物産の外国出張所が外国会社と契約交渉を行い、まず外国会社が三井物産と製造販売譲渡の契約を結び、その後日本国内で中島が三井から製造権譲渡を受ける覚書をかわして契約を成立していく二段方式をとっている。

2011-08-14 19:12:38
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

これは三井物産本社の機械部長と中島知久平の間でかわされている。

2011-08-14 19:13:18
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

中島飛行機が三井物産から大きな影響を受けていて、三井物産と中島飛行機の力関係がここから読み取れそうですね(年代的には1930年前後です。)

2011-08-14 19:13:55
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

ロレーヌ500、900hp水冷式エンジンの譲渡契約は1928.3.16 ライトワールウィンドJ5エンジンが1928.12.31 ファルマン減速装置が1929.7.12 P&W ワスプC ホーネットA1929.12.11 ブリストルマーキュリー 1930.5.2

2011-08-14 19:15:43
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

サイクロン R-1820が 1934.4.5 グノーム ミストラルメジャー 1935.1.1

2011-08-14 19:16:48
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

でもって大正末期は中島、三菱、川崎、石川島がすべて液冷エンジンを主力として開発しているのですよね~

2011-08-14 19:18:16
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

この頃液冷と空冷両方の生産を行っているのは、陸海軍で行われていた水冷空冷優劣論の行方に対応するためだったようです。

2011-08-14 19:19:37
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

この最初の競作で川崎の88式偵察機でなく中島案が採用されていれば、液冷エンジンの本格生産が行われたので、中島でのエンジン開発に大きな影響を与えた可能性があると

2011-08-14 19:20:39
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

ワールウィンドの契約金は25000$ですか、当時の物価からするとすごい値段なんじゃないでしょうか・・・

2011-08-14 19:23:04
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

ワスプは構造簡明、取り扱い用意、信頼性が高く生産性が抜群という評価をされているのですね、一方ジュピターは性能が良いけれど、こった設計で他の部分がイマイチと、のちの誉みたいですね

2011-08-14 19:25:46
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

そして、この2つのイイトコどりを目指し、さらにブリストルのマーキュリーエンジンに搭載された過給器も見本にし、高高度エンジンとして創り上げたのが寿エンジンと、

2011-08-14 19:28:09
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

サイクロンは光エンジン元になったエンジンなのですね、また、寿エンジンのサイクロン化も行われていてライト社にエンジンのまねをするのは良いけれど、その分5%の特許料を支払ってね~と釘を刺されてるのですね

2011-08-14 19:32:16
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

中島飛行機のお手本になったのは、高性能化についてはジュピターを、生産性や信頼性の向上にサイクロンとワスプを、過給器はマーキュリーをそれぞれのイイトコどりを目指したのが寿であり光ということなのですかね~

2011-08-14 19:33:30
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

昭和12年に研究、設計、機械加工、熱処理などの習熟のため4人の技師を派遣してるのですね、これは中島飛行機がサイクロンの製造契約の際に希望したもので、当時荻窪製作所にライト社の関係者を受け入れたくない事情があったのではないか?と筆者は推測してますね

2011-08-14 19:35:47
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

グノームのミストラルマジョールはジュピターのライセンスを受けたグノームがジュピターを複列化したようなエンジンで、性能的には大体初期の栄と同じぐらいかな?複列の14気筒エンジンが今後の主流になるであろうことから、その開発の参考に購入したようです。

2011-08-14 19:37:38
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

中島飛行機にとって神風号は世界に自社の技術が初めて認められた例という認識があったようですね、とはいえ、同じ頃ライト社に技術研修していた中島飛行機の技術者はあれは日本が違法コピーしたサイクロンだと決めつけ1ヶ月間工場の出入り禁止を食らっていると

2011-08-14 19:42:02
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

中島飛行機が、国産化を始めた頃に液冷エンジンを幾つか開発していたのは有名ですが、その液冷エンジンはロールス・ロイスの影響を強く受けているのですね、ケストレルにブザード他にもJumoの対向ディーゼルなんかもお手本にされてますね~

2011-08-14 19:57:23
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

というか、倒立V型12気筒エンジンを中島飛行機が試作していたとか今はじめて知りましたよ

2011-08-14 19:57:52
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

ケストレルエンジンはBf109の最初の試作機に搭載されていたんじゃなかったかな~

2011-08-14 19:58:59
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

また、中島飛行機はW18気筒エンジンを度々試作して1000hp(後に2000hp)超えを目指した開発がずっと行われていたのですか、

2011-08-14 19:59:04
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

倒立V型エンジンはロールス・ロイスでも検討されていたみたいで、戦闘機に搭載したときに視界確保が用意というのが主な理由だったみたいですが、そこまで冒険する必要がないよねということで、ドイツ以外では実用、量産化されたのはなかったはず。

2011-08-14 20:00:13
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

Jumoが1930年代に力を入れた航空機用対抗ディーゼルはなかなか独創的なエンジンなので見ていて面白いですよ~ エンジン図面とか見たことある人は一回みてみてびっくりしてみてくださいな http://t.co/6Vo7bhA http://t.co/2klJ7If

2011-08-14 20:03:55
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

中島での液冷エンジンの試作では色々な企業が協力しているみたいですね、昭和3年のNWAの試作ではクランクシャフトやカムシャフトは国内では製造できなかったのでイギリスの会社に委託、マグネトーはスイスの会社のものを使ったようです。

2011-08-14 20:06:28