フェミニストの抗議活動に疑問を覚えて被害者支援を呼びかけたら、予想外の結果に

2021年8月6日、小田急線の車内で男が刃物を振り回す事件が起こった。

2021年8月6日、東京都世田谷区にて事件が発生した。

小田急線の車内にて、男が刃物を振り回すなどし乗客の男女が次々と襲われた。警視庁は翌日7日、殺人未遂容疑で、身柄を確保していた男を逮捕した。

　捜査本部によると、事件があったのは６日午後８時半ごろ。藤沢発新宿行きの上り快速急行（１０両編成）で、對馬容疑者が６両目から先頭方向の９両目まで移動しながら、持っていた牛刀（刃渡り約２０センチ）などで次々と乗客を襲った。牛刀の柄が折れた後、サラダ油を車内にまき、持っていた着火装置で火を付けようとした形跡も確認された。火はつかなかった。

「誰でもよかった」「幸せそうな女性殺したい」　小田急刃物男 - 産経ニュース より引用

この事件に関連して、Twitterで著名なフェミニストが抗議活動を行ったのだが……。

この事件を受けて、Twitterで著名なフェミニストが行った抗議活動を2つ紹介する。

フェミニストの笛美氏が提案した抗議活動「あなたの幸せな瞬間の写真を投稿しませんか？」

まずは、フェミニストの笛美氏が提案した「あなたの幸せな瞬間の写真を投稿しませんか？」という抗議活動だ。

これは、先に挙げた事件の犯人が「６年前から幸せそうな女性を見ていると『殺したい』と思うようになった」と供述している事を受けてのものである。

もちろん、本事件と関係なく「幸せな写真を投稿すること」自体には何ら問題はない。

しかし、「幸せそうな女性への憎悪」を供述する犯人に対する抗議活動として「幸せな写真を投稿する」という行為は、さらなる憎悪を煽るだけではないか。

この抗議活動は多くの批判を受けることになった。

批判の中には、笛美氏が最近、著書を発売して自らのアカウントにて宣伝している事を鑑みて「売名目的ではないのか」との声もあった。

石川優実氏および関係者が拡散した抗議活動「祖師ケ谷大蔵駅にポストイット(付箋)を貼って、ミソジニー犯罪にNOを」

もう1つは、著名なソーシャルアクティビストである石川優実氏やフェミニズム団体「フェミやろ!!!!」の関係者がRTする事で注目を集めた「駅にポストイットを貼る」抗議活動だ。

笛美氏の抗議活動は批判こそあれ「犯罪行為」ではないのだが、この抗議活動は『軽犯罪法1条33号』および『東京都屋外広告物条例違反」もしポストイットが強粘性で跡が残れば『器物損壊』にも該当し得る行為である。

なお、本抗議活動は駅に無許可で行われている。駅掲載物には管轄の駅の『許可証』であるスタンプが押され、また小田急線の駅で掲示物を貼れるのは『壁ばり掲示板』だけであるはずだ。

さらに、有志が実際に駅に確認を取っており、無許可の抗議活動である事が既に判明している。

なお、この抗議活動を呼び掛けたのは2021年8月に出来たばかりのアカウントであり、この抗議活動のツイート以前には投稿が一切無い。

それにも関わらず、すぐに石川優実氏の関係者であるクボユウスケ氏が反応している事から「そもそも主催者がクボユウスケ氏なのではないか」という疑惑もある。

真相は分からないが、いずれにせよ。

罪の重さは違うとはいえ、犯罪への抗議活動として別の犯罪行為を厭わない姿勢に、手放しで賛同できるはずが無いだろう。

被害者を蔑ろにする抗議活動に疑問を覚えた私は、被害者支援の情報を広める事にした。

あまりにも自分本位が過ぎるフェミニストの抗議活動に、私は強い疑問を抱いた。

何よりも、事件の被害者の存在が完全に置いてけぼりにされている事は感化し難い。そこで、自ら「全国被害者支援ネットワーク」の寄付情報を広める事にした。