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泉信行 @izumino
ふと、「差別構造を作り出すのは人の意識であり、システムそのものではない」という醒めた現実認識も魔法科では説かれているので、たまに見かける「システムを変える物語」というのは微妙に的を射てないのかもしれない。#mahouka
泉信行 @izumino
#mahouka 入学編の感想で「キャラがみんなシステムに疑問を感じていないのが違和感」みたいなのがあって、コメント欄で「いやいやこれはシステムを変える物語で」というやり取りを見掛けたけど、システム自体は別に間違ってない…と認識した物語だという指摘は合ってる気がする
泉信行 @izumino
#mahouka この「社会にまったく期待していないが自分は勝ち続けるという、スノッブすれすれの姿勢」は、「システムを変えるべき」(という、システムへの過剰な「期待」)といった現代的な決まり文句とは真逆にある、「前世紀的」なセンスのひとつであるようにも感じる
泉信行 @izumino
#mahouka その点、同志でありつつも同胞への奉仕精神の強い鈴音(おそらくシステムへの期待が比較的強い)と達也の対比も興味深いし、今後増加するであろう、達也のシンパの描かれ方も、本人の意識とのズレが激しいものになりそうでやはり興味深いかも
泉信行 @izumino
でもさっき書いていた、「システムには疑問を感じないまま勝つ」というのは「システムの中で勝つ」系や「システムを変える」系とは違うカタルシスがありそうで、突き詰めて考えてみるとやはり面白いかも
泉信行 @izumino
これは@LeicesterP さん好みの話にも微妙にカスるかな。例えば「システムを変える話だったまどかマギカ」に対する、「まどかが勝った結果のあくまでオマケとして世界が変わる理想のエンド」みたいな
temmonX @temmonX
@izumino なるほど……その意見も、興味深いです。理系の同時検証・拮抗議論オタクであります自分には、垂涎の題材かもしれません。うむ、理性的な違う意見があるのは、良い事だ……ホクホク
相楽 @sagara1
『魔法科高校の劣等生』は「システムを変える物語」か「システムには疑問を感じないまま勝つ」物語か。また、仮に後者だとした時、それは「社会にまったく期待していないが自分は勝ち続けるという、スノッブすれすれの姿勢」なのか。リツイートした@izumino さんの発言絡みでしばらく連投。
相楽 @sagara1
主人公・司波達也の意識と世界の捉え方において<魔法及び魔法師が前提として特権化されていないこと>が重要だと考える。書籍版2巻p92「では、差別とは何だろう?」からの深雪との会話が特に興味深い。彼は「良くも悪くも、魔法は力だ。財力も力、技術力も力、軍事力も力」(p98)と語る。
相楽 @sagara1
ネタばれにもなるけど、自らは世界に13人という「戦略級魔法師」、即ち存在そのものが世界のパワーバランスの一角を為す存在(一方で深雪が操るのは強力な戦術級魔法)であるにも関わらず。達也が深雪に語るのはむしろ、世界が要請する需要に対する魔法師という力の供給者の質・量両面の不足。
相楽 @sagara1
達也は魔法師や、その一つの極点たる自分の<置かれた環境の歪み、過度の負担、道具として利用されてしまう傾向>の原因をシステムの根本的在り方でなく、システムの中での需要と供給のバランスの乱れに求めているように見える。
相楽 @sagara1
そして、司波達也は「彼にとって魔法とは、誕生の瞬間にかけられた呪い」(二巻p110)であるところ、そのバランスに対し多方面から挑戦を仕掛けていくことで「何とか、自分にとって許容できるものに変えようと、足掻いている」(同上)ようだ。
相楽 @sagara1
その理解の上において、達也の「俺は、重力制御型熱核融合炉を実現したいと思っています。/魔法学を学んでいるのは、その為の手段に過ぎません」(二巻p136)という本音の吐露は極めて重要な発言となる。
相楽 @sagara1
深雪が目の敵にし、最悪の達也の「非」理解者として在る彼の父から達也が「研究試料のリカバリー装置としての扱いしか受けていない」(一巻p76)というのもポイント。
相楽 @sagara1
九校戦において披露される魔法技術のブレイクスルーの革新性の本質「兄の作ったあの飛行魔法は、「誰にでも使える」術式であるところに真の価値があるということを、深雪は誰よりも理解していた」http://t.co/b1mgaih も、その線上にある話。
相楽 @sagara1
彼がそのために足掻く「「呪い」の許容」は「彼に与えられた望まぬ特権性をいかに壊すか」に懸っている。達也は「勝ち続ける」。だが「何のために勝つか」といえば、既存のシステム内において彼があまりに特権的であることの否定の為。それは「スノッブ」とはむしろ正反対のものだろう。
相楽 @sagara1
他には例えば(九校戦で登場する)一条将輝が、既存の「魔法」の体系に新局面を切り拓く力を持った吉祥寺真紅郎と組んで登場したことも。やはりその流れの上において、次第に意味と意義を深めていくだろう。
相楽 @sagara1
一魔法師としては突きつめれば(その中では最高最強なのであろうにせよ)「戦術級」に過ぎない深雪も、四葉という巨大権力の(次期)支配者として世界のシステムの破壊や一新でなく、兄と兄の望む新たなバランスの構築のためにきっと全てを捧げていくのだろう。
相楽 @sagara1
『魔法科高校の劣等生』における「システム」と司波達也(及び司波深雪。そしてそのほか主要人物たち)との関わりは、おそらくそういった形で今後展開されていくのであろうと予想する。それは(定義が不明瞭だけど)「前世期的なセンス」というよりはむしろ「優れて現代的」だとも思える。
web漫画「RBB(赤黒き蒼)」(高藤カヲル)の紹介
相楽 @sagara1
なお、以下、余談。差別意識の醸成と維持、特に「国」という単位でそれを支え必要とするシステム。それへの怒りと反抗を厳しく描いた(と共に「国」への逃れがたい愛着や帰属意識も描いてみせた)作品としてweb漫画「RBB(赤黒き蒼)」http://t.co/g5RxvWY が素晴らしい。
相楽 @sagara1
大変に優れた物語であると共に、キャラクターの魅力も抜群。例えばディアとネービィというサブキャラクター、特にディアの「ヒロインであるマリーが好きで好きでたまらない親友キャラ」っぷりは凄まじい。
相楽 @sagara1
なお、仮に商業作品であれば、こうも魅力的なキャラクター達にここまで読者が嘆く運命を用意することは極めて困難だっただろうとも思う。ただし、その過酷極まる展開が主題の上で逃れ難いものであることも明らか。傑作だと思う。作者の高藤カヲルさんが既に亡くなってしまっているのが残念でならない。
相楽 @sagara1
……それと。手ブロ(手書きブログ)が消えてしまってる。なぜにログ保存忘れてたかな……。イラカ&シーナ夫妻の馴れ初めや、ネービィ&ローゼンのサブストーリーも、イート首相の過去話ももう読むことが出来ないのか。今更だけど、悔やまれてならない。

追記:手書きブログのログについて

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コメント

相楽 @sagara1 2011年8月17日
諸々追加しました。⇒「『魔法科高校の劣等生』は「システムを変える物語」か「システムには疑問を感じないまま勝つ」物語か。仮に後者だとすれば「何のために勝つ」のか」(web小説版既読前提)
_ @8463857 2011年8月19日
本題から外れますが、"web漫画「RBB(赤黒き蒼)」(高藤カヲル)の紹介"の項に手書きブログの件を追記させていただきました。
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