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郡司芽久（キリン研究者）
@AnatomyGiraffe
中高生相手に講演をすると、必ず「マニアックな分野に進むことは不安じゃなかったですか？」や「不安定な仕事を選ぶのは不安じゃなかったんですか？」と質問されます。他者との関係構築能力に比べるとあまり注目されない気がしますが、「自分の不安との付き合い方」はとても大事な能力だと感じます。
2021-08-17 16:14:44
郡司芽久（キリン研究者）
@AnatomyGiraffe
Anatomist / Morphologist．東洋大学助教。博士（農学）。小さい頃からキリンが好きで、2017年3月に念願のキリン博士になりました。動物（特にキリン）の体の構造や動きの研究をしています。 著書→キリン解剖記（ナツメ社2019）・キリンのひづめヒトの指：比べてわかる生き物の進化（NHK出版2022）
郡司芽久（キリン研究者）
@AnatomyGiraffe
あらゆる不安を消滅させることはできないので、自分の中の不安の根源をよく知り、うまく付き合っていくことが大事かな、と思っています。 今の中高生は就職氷河期世代のご子息にあたることもあり、「社会の不安定さ」に対して敏感なのかもしれないですね。
2021-08-17 16:16:08
郡司芽久（キリン研究者）
@AnatomyGiraffe
「不安定な職種を選ぶことの不安」については、就職後数年以内に転職する同級生が結構いたので、「絶対的に安定した職種なんてもはやなさそう。ならば楽しいことやった方が自分の幸せには近づけそう」と思っていました。
2021-08-17 16:26:33
郡司芽久（キリン研究者）
@AnatomyGiraffe
「マニアックな研究分野に進むことの不安」については、研究は人が多ければ多いほど競争が激化するので、「マニアックだから不安」という気持ちはなかったです。むしろ王道な分野の方が大変そうなイメージが…自分の性格的には、ニッチでマニアックな分野の方が合っていたかなと思っています。
2021-08-17 16:27:58
郡司芽久（キリン研究者）
@AnatomyGiraffe
それと「研究で苦労したことはなんですか」もよく聞かれるのですが、これに関してはお答えしないようにしています。研究の楽しさが第三者には共感しづらいことが多いのに対して、研究の大変さはハードワークや人間関係など”わかりやすい”ものが多いからです。 苦労よりも楽しさを聞いてほしいです〜
2021-08-17 17:09:45
郡司芽久（キリン研究者）
@AnatomyGiraffe
ちなみにこれまで私立小中高から公立中、JST補助事業から地域児童館のイベントなど、比較的幅広く講演をお引き受けしてきましたが、どこでも満遍なく聞かれる質問です。大人の方に尋ねられたことはないので、社会人の中には「不安のない仕事はない」という共通見解があるかもしれないですね。
2021-08-17 19:21:54
郡司芽久（キリン研究者）
@AnatomyGiraffe
ちなみに今日は、群馬県の某県立高校理科クラブの方々にオンラインでお話をさせていただきました。（感染状況を鑑みて急遽オンラインになったので残念でした。状況的に仕方ないですが） スレッド始めの方のツイートは、その中で学生さんたちに伝えた内容の一部です。
2021-08-17 20:36:56
チアキ
@chiakiradiosan
高給＋安定な職業についても10年後「毎日変わり映えがなくつまらない」「成長できない」とかでやめていく人少なくないですし... 安定不安定関係なしにずーっとずーっと好きでいられるお仕事できてる方はいいなあと :) twitter.com/AnatomyGiraffe…
2021-08-17 18:00:34
熊鈴
@yourei9
もはや中高生にとっても、研究職は「不安定な仕事」であると浸透してしまっているのか (^_^;) twitter.com/AnatomyGiraffe…
2021-08-17 18:07:25
tetsuyakumagai
@doukana
不安定さはもちろん、人がやらないことを選んでしまう孤独への恐怖も強いのと思う。だからみんなと同じでいられる経営学部が人気なのだろう。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
2021-08-17 17:08:34