リスクが不明瞭な段階でより厳密に予防原則を取る場合のメリットとデメリットに関するツイート
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福島の子供たちに「霞が関文学」は通用しない。RT @tanakaryusaku: 新記事 『福島の子供が疎開求め政府と交渉ーマイク押し付け合い回答避ける官僚たちのお粗末』 只今アップしました・・・→ http://t.co/1gXiKRw
2011-08-18 04:50:18(続)交渉終了後の子供たちの感想。「将来ガンにならないために疎開しないといけないんだけど、あのオジサンたちは真剣に聞いてない感じがした」「集団疎開が決まっていないなら『決まっていない』と答えてくれればいいのに。質問をはぐらかされてガックリ」。霞が関文学では子供は言い包められない。
2011-08-18 04:57:56さっきの「福島の子供たちvs役人」のやりとりについて。あれを見て、「子供たちをこんなに怖がらせるほど放射能の危険を煽った大人やマスコミが悪い」「これも風評被害だ」とか言ってdisる「専門家」が、そのうちテレビや雑誌、ネットに出てくるんだろうな。
2011-08-18 05:22:33@hirakawah 仮に子供たちを怖がらせた人達の放射能リスクの評価が真のリスクより過大評価だったとしたら、その人達は子供たちに避けられたはずのリスクを負わせたことになるんですけど、それを踏まえた上でのこの発言ですか?
2011-08-18 05:29:33@hirakawah 放射能のリスク評価が過大評価ではなく真のリスクにより近い評価でなされていた場合と比べたときに増える、将来の健康に対する不安から生じるストレス、避難リスク、地域コミュニティの破壊、他地域からの心ない差別等ですね。
2011-08-18 06:03:53確かにそういうリスクはありますよね。ただ、いくつか考えに入れねばならないことがあると思います。RT @kinori1: @hirakawah 放射能のリスク評価が過大評価ではなく真のリスクにより近い評価でなされていた場合… (cont) http://t.co/E7zLY2u
2011-08-18 06:31:45(続)一つは、真のリスクの程度が正確には分らないうえ、政府等が発表することに対する信頼も低いということがあります。食品経由の内部被ばくはチェルノブイリより少ないと見込まれるため、健康リスクは少ないだろうとは期待できますが、全く問題ないとまでは誰も断言できないと思います。
2011-08-18 06:35:27(続)そのように真のリスクが不明瞭な段階では、念のため、安全寄りに考えて、被ばくリスクを避ける行動を選ぶことを不合理だとは誰にも断言できないでしょう。そもそもどれほど確率が低くても、それにわが子が当たったらと不安になる気持ちも否定できる論拠はないでしょう。
2011-08-18 06:39:04(続)第二点。留まることには、将来の健康被害以外に、留まることでそのリスクを低減・回避できないことに対する心理ストレスもあります。他方、避難することに伴うリスクのうち、経済的なもの、心理的なものなどは、ある程度、公的な支援をすることで軽減できるものもありfixedではありません。
2011-08-18 06:42:11(続)そして、これら、留まるリスクと避難するリスクのどちらをより避けたいと考えるか、他のことと引き換えてでも何を守りたいかは最終的には当事者の判断です。恐らく今「避難の権利の確立」などを求めている人たちは、そうした両面を考えた上でなお避難することを選んだ人たちだと思われます。
2011-08-18 06:46:08(続)勿論、結果的にはリスクは避難が必要なほど高くはなかったことが将来明らかになるかもしれませんが、その結果がわからない段階では、避難したいと望む人たちに「貴方たちは怖がり過ぎだ。留まるべきだ」と第三者が説得的に言うことは無理であり、自己決定権の侵害になってしまうと思います。
2011-08-18 06:51:32(続)いずれにしても第三者に許されるのは、避難することと留まることの両側のリスク・デメリット・コスト・メリットを示すこと、そして留まるにせよ避難するにせよ、心理的なものも含めて当事者のリスクが低減し、安心して避難or居住できるよう支援することまでだと思います。
2011-08-18 06:55:14(続)最後にもう一度繰り返しておきますと、恐らく福島の将来の健康リスクは、チェルノブイリより(かなり)小さいと考えられます。その限りでは安心できる事態ではあると思いますが、でもリスクを完全に否定はできない以上は、「避難したい」という望みを「風評被害」扱いはできないと思うわけです。
2011-08-18 07:03:51@hirakawah 平川さんは本当にこの記事を「よい内容」と思って紹介されたのでしょうか?「将来ガンにならないために疎開しないといけない」との信念(思い込み)がどのように形成されたのか、マスコミも悪いでしょうが、周囲の大人(推測ですが主催者も含む?)も悪いと思います。(続く)
2011-08-18 06:38:18@hirakawah (承前)この年齢になれば「自分が見た物は本当に見えた通りにそこにあるのか」「自分が正しいと思うことは誰にとっても正しいと言えるのか」など考えられる。「リスク」の理解は難しいとしても、自分の「考え」や「感じ方」を自省させるには良い題材。それが大人の役割では?
2011-08-18 07:01:14確かにそういうところはあると思います。できれば周囲の大人たちには、その機会を子供たちに与えてほしいとも思います。RT @nishinyon2: @hirakawah ・・「リスク」の理解は難しいとしても、自分の「考え」や「感じ方」を自省させるには良い題材。それが大人の役割では?
2011-08-18 07:07:24(続)ただ、そのうえでなお子供たちが「やっぱり避難したい」と望んだとすれば、叶えられるよう可能な限り支援するのも大人たちの役割だろうなと思ったわけです。まぁ、例の記事に登場した子供たちがそうだったかは分らないので、私の勝手な投影かも知りませんが。 RT @nishinyon2
2011-08-18 07:09:47@hirakawah 返信ありがとうございます。でもあの団体は真逆のことをしているように見えます。「友達と一緒に学校に行きたいと受け止めました。原子力発電所が安定し、学校がきれいになれば、みんな安心して学校に行けます」との回答を「子供だまし」と切って捨てる記者も記者。
2011-08-18 07:37:51んー、そこは現段階ではちょっと判断保留です。一方で、まさに「避難したい」という当事者たちがコアになってるだろう団体だと思われますし。ただし(続きます)RT @nishinyon2: @hirakawah 返信ありがとうございます。でもあの団体は真逆のことをしているように見えます。
2011-08-18 07:45:01(続)ただしこの手の運動には、外部から「答えありき」でやってくる人たちもいて、当事者の意思でと言い切れなくなってしまう可能性も多々あるのですよね。いずれにせよ、ご指摘の点は、留意しておきたいと思います。RT @nishinyon2
2011-08-18 07:48:10(まあ、避難に伴うリスクやコストも含め、トータルで一番当事者が抱えるリスク・負担が小さくて済むのはしっかり「除染」することなんだろうな。ただ、その除染が済むまでの間、一時的にでも避難しておきたいと望む子供もちの人たちの権利は擁護されるべきで、支援されるべきだと思うのよね。)
2011-08-18 07:53:19@hirakawah 子どもの避難:数十年後、積極派「良かった。影響は無かったみたい。あの時は大変だったけど。」消極派/選択肢不要派「ほうら、何も影響なかったじゃん。バカじゃないの。」という反応をしそう。子ども最優先にリスクをとる人と社会に無駄は許さない効率派。
2011-08-18 07:56:41まぁ、そんなオチで終われば目出度しでしょうね(「効率派」の主張は所詮、後出しジャンケンですし)。RT @micoka8: @hirakawah 子どもの避難:数十年後、積極派「良かった。影響は無かったみたい。あの時は大変… (cont) http://t.co/bCVYfCO
2011-08-18 08:01:19@hirakawah 子どもの自己決定権/親の判断:放射線の影響不明&個々のご家庭で私たちには想像もつかない大変さで臨んでおられるようなので、従来の感覚で机上で語るのはなかなか困難に思われます。
2011-08-18 08:02:09@hirakawah こういう風にメデタシメデタシとなり、ともかく子どもたちに幸せな将来が訪れることを切に願います。いずれにしてもお互いにそれぞれの「選択」を尊重し合えればなぁ、と。更に、まったくこの議論からこぼれ落ちている当事者や選択困難な人たちに思いもはせたいと。
2011-08-18 08:08:33