青山正明botからの引用

青山正明の生前の言葉です。
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青山正明 @TokyoCozy_bot

合法・非合法を問わず、向精神作用を有する物質を摂取してハイになるというのも、有効な手段でないばかりか、最終的には不安、鬱、混乱といった由々しき精神状態をもたらしてしまう。

2021-08-24 22:43:10
青山正明 @TokyoCozy_bot

希望、願望、信頼感といった楽観的なイメージは、換言すれば“欲望”であり、上手く達成されなかった時には、功を奏しないばかりか、却って悪い精神状態を引き起こしてしまう。そこで大切なのが仏教に由来する概念“諦観”という心の持ち方である。諦観とは「諦める」と共に「悟る」という意味を持つ。

2021-08-25 00:43:52
青山正明 @TokyoCozy_bot

挫折・絶望と表裏一体である欲望を捨て去り、信じる者は救われる的なオプティミスティックな「イメージ」にも固執することなく、諦観の心──「あるがままを受け入れる」「足ることを知る」といった「イメージ」を常に持つようにして生きる。

2021-08-25 02:44:04
青山正明 @TokyoCozy_bot

毎日決まりきった生活パターン(時間や内容)を心掛けるようにすると、これまた「ハイ」がもたらされる。日常生活にうんざり、刺激を求めて「リズム」を崩すと、却ってロクなことはないのである。

2021-08-25 10:42:58
青山正明 @TokyoCozy_bot

既成の宗教や思想、心理学、それから大脳分子生化学に遺伝子研究と、学際的な探求が要求されるのでかなり時間はかかると思いますが、「エクスタシー思想」の考案こそが僕に課せられた使命だと思ってますんで(俺って、もしかして狂ってる?)、まあ、気長に、そして大いに期待して下さい。

2021-08-25 15:44:08
青山正明 @TokyoCozy_bot

かれこれ10余年、僕は「心身と物質との関係」に興味を抱き続けてきた。ドラッグ絡みでの媒体露出が多いことは自分でも認めるけれど、僕にとってはドラッグも医薬品も健康食品も、右のテーマに属するサブ・ジャンルにすぎない。

2021-08-25 17:44:08
青山正明 @TokyoCozy_bot

光と闇、善と悪、生と死、快楽と苦悩、味方と敵、表と裏……。人はかような二元論に固執し、それらの片方のみ──光・善・快楽・味方・表──の増大を望む。が、これは、明らかに世の実相と矛盾する。なぜなら、闇のないところに光はなく、裏がなくてはまた表も存在しえないからだ。

2021-08-26 05:43:57
青山正明 @TokyoCozy_bot

怪我、病、喧嘩、離婚、愛する者の死、借金、失業、等々──。言うまでもなく“危機状況”の内容は個々人によって異なる。ゆえに「危機の発現」は、普遍性を重んずる学術理論には馴染まなない。「危機の実現」=「悟りの発現」は、その多様さ、不合理さゆえに、学問となることをかたくなに拒み続ける。

2021-08-26 16:42:55
青山正明 @TokyoCozy_bot

一斉峰起に転じたマイナー・カルチャーが、無残にも破れ去ったのは80年代半ばのことだった。エロ業界ではビザール物が廃れて美少女路線に移行、ポップ/ロック・シーンではニューウェーブが完全にメジャーに吸収されていった。

2021-08-27 16:44:10
青山正明 @TokyoCozy_bot

まあ、確固たるアングラ・カルチャーが存在しない日本にあっては、マイナーだメジャーだと区別をするのは愚かしい気もするが、マイナー=売れない一筋10数年の私としては、これから先も「売れない」ことにこだわり続けたいものである。

2021-08-27 18:43:42
青山正明 @TokyoCozy_bot

──危ない1号を出版したとき、抗議はなかったんですか? 青山「それが案外なかったんですよ、僕もはじめはどうなるかと思ってたんですけど、案外抗議ってないもんですよ、ははは」

2021-08-27 22:44:14
青山正明 @TokyoCozy_bot

'95年に大麻取締法に引っかかって逮捕されてしまったこともあり、現在、私はイリーガル・スタッフを用いてのオナニーは行っていない。

2021-08-28 04:43:37
青山正明 @TokyoCozy_bot

元気なときは何日間もぶっ通しで遊びまくり、疲れが溜まって体調を崩すと何日間もぶっ通しで寝まくる。そんな生活を半年ほど続けてたら、『危ない1号/第1巻』の進行に支障をきたしちゃって、95年2月末の予定だった発売が6月末まで延びてしまった……。

2021-08-28 16:44:04
青山正明 @TokyoCozy_bot

資本主義だろうが社会主義だろうが、カネというものが存在し、人の内に〈物欲〉と〈消費欲〉がある限り、個々の現象にどう手を打とうと、〈持つ者〉と〈持たざる者〉にまつわる問題は、根本的に解決不能である。

2021-08-29 00:44:19
青山正明 @TokyoCozy_bot

幻覚剤メスカリンを服用したオルダス・ハックスリーは、身の回りの物の美しさに心打たれて、こう叫んだ。 「あらゆる物は、そこに存在するだけで美しい」 ハックスリーは悟ったのだ。〈在ること〉は〈持つこと〉に優る、と。

2021-08-29 04:43:40
青山正明 @TokyoCozy_bot

所有に基づかぬ愛、組織を持たぬ宗教、そして〈物欲〉と〈消費欲〉を滅した人間……。お釈迦さまが言うとおり、人間が〈肉体〉という“物”を〈持っている〉限り、そんな社会は絵空事。やはり、ユートピアは、あの世にしかないんでしょうかねぇ。

2021-08-29 06:43:56
青山正明 @TokyoCozy_bot

眠りには夢なき眠り(ノンレム睡眠)と夢見る眠り(レム睡眠)の2つがある。あくまで快楽を主眼とする惰眠では、内容はさておき、めくるめく幻覚体験をもたらす“夢見る眠り”を良しとする。あのシュタイナーだって言ってるもんね。“夢見る眠り”は「霊界のエネルギーが人体に流れ込む証だ」ってね。

2021-08-29 19:14:14
青山正明 @TokyoCozy_bot

惰眠の期間は、丸1日では短すぎる。2日、3日、4日、できれば1週間位は夢見る眠りを満喫したいものだ。日がたつにつれ、ちょっと眠っては、またすぐ目覚める。そして再びうたた寝。いつしか、日にちや時間感覚ばかりか、夢と現実の区別も判然としなくなり、社会生活とやらから徐々に遊離していく。

2021-08-29 21:13:58
青山正明 @TokyoCozy_bot

〈惰眠を貪るための初級心得8〉 ①部屋は温かく、明るくしておく ②柔らかいベッドは避ける ③健康な心身 ④トイレと食事は枕元に ⑤テレビやラジオをつけっ放しにしておく ⑥目覚まし時計 ⑦ドラッグや睡眠薬メラトニンの併用 ⑧復帰時には鎮痛薬を

2021-08-29 23:13:55
青山正明 @TokyoCozy_bot

新しい脳=大脳新皮質系は言語によって形作られる。それにしても宗教や哲学を尻目に発展を遂げた科学、その中でも最先端のひとつとされる大脳生理学の分野で再び言語の言霊(ことだま)性が取り沙汰されるとは…バロウズ先生が指摘している通り、ヒトって「言語ウィルスに侵された動物」なんですねぇ。

2021-08-30 07:14:47
青山正明 @TokyoCozy_bot

覚醒剤には身体的依存性がない。つまり、使用を中断しても、発熱するとか、全身に激痛が走るといった禁断症状は起こらない。けれども、精神依存性は相当に強い。突然、オモチャを取り上げられてしまった子供を思い浮かべてもらうと理解しやすい。

2021-08-31 01:43:26
青山正明 @TokyoCozy_bot

要は、本人の意志である。「飲んでも飲まれるな」。酒に対する戒めは、あらゆるドラッグに当てはまる。快楽にハマりやすい人、自己制御能力に欠ける人は、くれぐれも甘い誘いに乗らないよう気をつけたい。

2021-08-31 09:43:46
青山正明 @TokyoCozy_bot

コカイン使用者の中には、初めの1~2回、ひどい吐き気に悩まされる者もいる。しかし、それ以降は覚醒剤と同様“ダイナミックな幸福”、アップ系ドラッグ特有の能動的陶酔感がもたらされるようになる。食欲が抑制されるという点や、薬効が切れると、極度の倦怠感に襲われるのも覚醒剤に酷似している。

2021-08-31 11:44:00
青山正明 @TokyoCozy_bot

ディスコとキャバレーとソープが一体化したナイトクラブで僕は女の子から5gのコカインを買った。僕はその日から1週間ぶっ続けで鼻血が出るぐらいコカインを吸いまくり、ホワイトからチョコレート、ブラックまで(肌の色ネ)数え切れない程の女性とやってしまったのである。しかもコンドームなしで…

2021-08-31 17:43:30
青山正明 @TokyoCozy_bot

僕は海外でマリファナやハッシシをキメると必ずその足で現地の屋台やレストランをはしごして回る。とにかく腹が減って仕方ないのだ。そして口にする物全てが途方もなくおいしく感じられる。「小麦ってこんなにうまかったんだ!」。吸い始めの頃、僕はバタートースト1枚かじって感涙にむせんだものだ。

2021-08-31 21:43:28