- Nyar_Horten
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日本陸軍便覧によると「十分な設備の整った港湾に於いて陸岸、または船舶の装置を使用し、戦闘目的の積荷を積載する平均5000総トン数の船舶の揚塔・揚陸には、賞味3日(1日24時間勤務)を要すると見積もられる(183頁参照)」とされています
2010-11-03 17:27:42同時に、艀を利用する場合は6日、また港湾設備の不備、人員の不足等の問題が発生する場合は当然期日は延びるとも。なお、約5000総トンの船舶で輸送可能な人員は約1700名(人員1名辺りの総トン数は3t)
2010-11-03 17:27:551総トンは100立方フィート。人員1名辺り3総トン、野砲一門辺り18総トン(以上、日本陸軍便覧参考)。車輛はとりあえずチハ基準で考えて、18.8ftx7.6ftx7.8ft=1114立方フィート=約11総トン
2010-11-03 19:01:45機甲師団が司令部200、歩兵3800、3個戦車聯隊2550、砲兵650、対戦車隊500、防空隊175、高射機関砲隊300、工兵500、輜重1500、衛生285の計約1万5千名。加えて車輛1850と火砲50(以上、日本陸軍便覧参考)。輸送に必要な総トン数は約5万3千総トン
2010-11-03 19:02:26以上を仮に5000総トンの輸送船で輸送した場合、約10隻必要。仮に10隻同時に荷を降ろせる、十分に設備の整った港湾であった場合、当時の技術水準では3日掛かる、と
2010-11-03 19:02:50ちなみにコンテナ船に対するRoRo船の積載時間効率は1.3~1.4倍辺り、と。以上の試算はデリックでの荷降ろしを前提にしたものなので、現代で換算すると2日位に短縮されるのではないかと思われます
2010-11-03 19:04:09前線部隊の携行する糧食の量は概ね3~10日分、弾薬も糧食と同様。戦闘地域に於いて支給される一日一人辺りの生活必需品(多分弾薬込み)は10~30ポンド=約4.5~14キロ。とりあえず最大値で見積もるとして、一人辺り10日の作戦に必要な物資は約140瓩
2011-08-21 21:46:42車輛に使う燃料は大雑把に中戦車の一日の行軍距離80km/巡航12km/h=約7時間x1時間辺りの燃料消費4ガロン=28ガロン/約106リッターx10日=約1100リッターで統一。車輛1850x1100リッター=203万5千リッター=2035頓/10日分
2011-08-21 21:51:49砲弾とかは一会戦辺りの所要弾数が分からないのでとりあえず除外。10日分の生活必需品並びに車輛の燃料を輸送する場合、約3500トンの輸送力を持つ船舶が追加で必要、と
2011-08-21 21:54:34輜重兵隊の持つ車輛は350、便覧によると日本軍は1.5トントラックが普及していたらしいので、仮に全てがそれだったとして1回の輸送力1.5トンx350台=約530トン。3500トン(砲弾は考慮せず)の物資輸送に概ね7回の往復が必要になります(+現地での仕分け作業が待っている罠)
2011-08-21 21:58:39