イスラム過激派とウォーク主義者の共通点

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動画『イスラム過激派とウォーク主義者の共通点』を訳してみた。イスラム過激派と左翼急進派の間の共通点とは何か? イスラム教の批判者として知られる人権活動家のアヤーン・ヒルシ・アリが解説します。 *この動画ではWokeismをウォーク主義と訳しました。 youtube.com/watch?v=-tkGEF… pic.twitter.com/2dH5ZGLs4k

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9/11には数多くのアメリカン・ヒーローが存在した。だが、最大のヒーローは、ユナイテッド航空93便の乗客と乗員である。彼らは、ホワイト・ハウスに突っ込むというアルカイダの計画をつぶしただけでなく、パトリック・ヘンリーの信条である「私に自由を与えよ。然らずんば死を」を体現したのだ。 pic.twitter.com/vpkcXWEnHu

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この言葉は、今日のアメリカでも意味を持っているだろうか? 私は20年間にわたって、アルカイダを育む土壌となったイスラムの一部を非難してきた。この自由を求める戦いにおいて、私は何度も殺害の脅迫を受けた。 pic.twitter.com/I1g2p8lkwF

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しかし、アメリカにおいては、良心の自由と表現の自由は最優先の価値観なのだと自分自身を常に慰めてきた。それは、私がこの国に移り住み、2013年に米国籍をとった理由の1つである。私の新しい祖国であるアメリカで、言論の自由が脅かされることになろうとは思ってもいなかった。 pic.twitter.com/tRvsvO4NRP

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2014年、ブランダイス大学は名誉学位を授与するために私を招待した。しかし、その招待はぶしつけに取り消された。後に「キャンセル・カルチャー」と呼ばれるものに初めて出くわしたわけだが、私はそれほど気に留めなかった。大学キャンパスの左翼とイスラム主義者の連合など、狂信的な泡沫集団に… pic.twitter.com/9b6p0DOZRF

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…すぎないと高をくくっていたのだ。だが、彼らはいまや泡沫集団ではない。大学、メディア、そして企業にも左派は多くいる。彼らは学生たちにイデオロギーを叩きこむ。そのイデオロギーは、私がオランダのライデン大学で学んだ世俗の政治思想よりも、宗教的カルトの不寛容な教義に近いものだ。 pic.twitter.com/TIEIpwhEF8

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9/11の後の議論において、多くの人はテロの動機として物質的な理由をあげた。たとえば、「ジハードの戦士たちは教育と雇用の機会を奪われていた」とか「中東におけるアメリカの外交政策に腹を立てていた」とかだ。 しかし私は、それらはハイジャックの立案者や実行犯の動機とは関係がないと論じた。 pic.twitter.com/EOI3n28w75

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犯人は全員、中産階級または上流階級の出身だった。彼らの目的は、宗教的かつ政治的なものだった。すなわち、アラブの国々の政府を腐敗していると非難し、西側の同盟国を異端者と糾弾し、最終的には中東の既存の秩序を打倒してイスラム帝国を築くことだった。 pic.twitter.com/ve0SJv83Qk

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アメリカの政治家は物質主義的な説明を好んだ。その裏には、侵攻、体制変革、民主化など、問題を解決するための行為を示唆する意図があった。テロリストには物質的な何かとは関係のない揺るぎない信念があるのかもしれないという言説は受けが悪かった。 pic.twitter.com/oOMsJ64KsB

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20年が経ち、同じような動きが起きている。しかし、今回のそれはアメリカ国内で生まれている。 無邪気な論者は、2020年に発生したブラック・ライヴズ・マターの抗議運動と暴動は、黒人が物質的に不利な状況に置かれていることが原因だと説明する。 pic.twitter.com/2aAcynB0iB

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そうした状況は実際に存在するし、アラブの世界の社会にもそれよりもっとひどい形で社会経済的な問題は存在する。だが、それはリーダーたちの真の動機を覆い隠すものだ。 pic.twitter.com/anGWAaD8vC

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彼らのイデオロギーはさまざまな名前で呼ばれる。社会正義、批判的人種理論、交差性(インターセクショナリティ) などなど。 分かりやすくするため、私はこれらすべてをまとめてウォーク主義と呼ぶ。 pic.twitter.com/mPAFq6RhOG

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私は、ウォーク主義とイスラム主義を同一視しようとしているのではない。イスラム主義は、伝統的な信仰を持つ好戦的な集団だ。その信者たちは、死後に褒美を受け取るために現世で達成しておくべきこととしてアラーが何を望んでいるかについて、共通した意識を抱いている。 pic.twitter.com/0I55PUkyqZ

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ウォーク主義は、マルクス主義の別バージョンにすぎない。それは、宗教や死後の世界という考え方を蔑む。ウォーク主義は、社会を数えきれないほどのアイデンティ集団に分割する。イスラム主義の分け方はもっと単純だ。信じる者と信じない者の2つである。 pic.twitter.com/kHvnFchgAl

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両者にさまざまな相違点があることは確かだが、類似点にも注目してみよう。 それぞれの信奉者は、自らの清廉潔白さを疑うことなく、イデオロギー的な純粋さを追い求める。イスラム主義者もウォーク主義者も議論に参加しない。従順な人々を洗脳し、抵抗する人を罵ることを好む。 pic.twitter.com/qW99DUM2Lj

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この2つのイデオロギーは共に独特の儀式を持つ。イスラム主義者は「アッラーフ・アクバル」、「アメリカに死を」と叫び、ウォーク主義者は「ブラック・ライヴズ・マター」、「アイ・キャント・ブリーズ」と叫ぶ。イスラム主義者はメッカに向かって祈り、ウォーク主義者は片膝をつく。 pic.twitter.com/tbQuO1aZUa

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両者は共にアメリカ国旗を燃やすことが好きだ。両者は共に機会があるたびに腹を立て、謝罪だけでなく譲歩を迫る。イスラム主義者は「神への冒とく」を痛烈に非難し、ウォーク主義者は「ヘイト・スピーチ」を違法化しようとする。 pic.twitter.com/8kD0tOPRZW

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イスラム主義者は批判者を黙らせるために「イスラム恐怖症」という言葉を使い、ウォーク主義者は「レイシズム」という言葉を使う。 pic.twitter.com/lrT4FpJbaV

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どちらのイデオロギーも、既存の体制を破壊し、ユートピアを作ろうとする。しかしそれは、最後には地獄のような無政府状態に陥るのが常だ。ラッカのイスラム国やシアトルのキャピトル・ヒル自治区を見ればわかる。 彼らは共に集団主義者である。集団のアイデンティティが個人に勝る。 pic.twitter.com/lLKyClVrol

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彼らは共に、熱狂者がふるう暴力に寛容であり、それを称えることも多い。 イスラム主義者とウォーク主義者の怒りは、経済的なものだけではない。したがって、雇用や権利だけでは満足しないし、政治家が差し出すご機嫌取りにも満足しない。 pic.twitter.com/oiLrkbENp3

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彼らの動機はイデオロギー的なものであり、権力を握ることでのみ満足する。その後は、さらなる権力を求めるだけだ。 ほとんどのアメリカ人は今でも、私たちの自由、権利、習慣、歴史を守るために戦い、必要であれば死ぬ覚悟もあるのだという希望を私は持ち続けたい。 pic.twitter.com/w4PoTpxMoR

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それがユナイテッド航空93便の精神だった。 その精神をもう一度呼び起こす必要がある。 スタンフォード大学フーヴァー・インスティチュートのリサーチ・フェロー、アヤーン・ヒルシ・アリでした。(了) 英文スクリプト: ↓ prageru.com/video/what-rad…