読書メモ

読書は出会い
0
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『キリスト教思想への招待』田川建三。”終末論”が面白い。「ヨハネの黙示録」、当時のローマ権力が海洋経済を基盤に貨幣経済、資本主義的な経済を発展させ諸国民を隷属させていたこと、それに虐げられるキリスト教徒だけでないあらゆる人たちの恨みを代弁している、とする。へえ~。

2011-09-27 21:42:07
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『ルポ職場流産ーー雇用崩壊後の妊娠・出産・育児』小林実希@mickeykobayashi(岩波書店)。職場環境のことは当然、それにとどまらず周産期医療や保育の現場の状況まで幅広く。一人ひとりへの丁寧な聞きとりとしっかりしたデーター的な裏付け。かなりのボリュームの良著。

2011-09-20 14:54:12
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『原発事故はなぜくりかえすのか』高木仁三郎(岩波新書)。巻末の言葉、「原子力時代の末期症状による大事故の危険と結局は放射性廃棄物がたれ流しになっていくのではないかということに対する危惧の念は、今、先に逝ってしまう人間の心を最も悩ますものです」。ちなみに11年前の本。

2011-09-17 15:56:02
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『フリーター漂流』松宮健一。2006年刊。2005年2月のNHKスペシャルでの番組を単行本化したもの。いわゆるワーキングプア問題が社会的に大きく取り上げられるのが2006年、先駆的な内容だったということ。内容的には当然古いがオススメ。現状はより深刻だから。

2011-09-06 23:36:33
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『宮沢賢治に聞く』井上ひさし。タイトルは冒頭の”架空インタビュー”から。「講演 賢治の世界」が抜群に面白かった。エピソードを集めまくって賢治について語り尽くす、井上ひさしが。「輝く多面体」「大人の小説を書かなかった理由は、賢治の持っている音楽性にある」云々。オススメ。

2011-09-05 13:31:49
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『ルポ 正社員になりたい 娘・息子の悲惨な職場』小林美希 @mickeykobayashi。2007年刊。雑誌『エコノミスト』での連載をまとめたものなのかな。経済誌にこのようなテーマで連載をしていたことは素晴らしい。この人の本はちょっと追ってみようかな。

2011-09-02 14:24:43
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『イエスという男』by田川建三。聖書はまともに読んだこともなく勉強したこともないが、一般的な聖書とはかなり違う解釈なのかな。田川さんは”イエスという男”にベタ惚れなのだろう。”逆説的反抗者”としてのイエス。方法論としてはイデオロギー論がかなり骨太にすえられている。

2011-08-21 14:53:49
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『名曲に何を聴くか』by田村和紀夫。おすすめ。テンポ、リズム、旋律、調性・・・と分析的に名曲を解説する。いたるところにシューベルトが出てくるのが、へえ、という感じ。シューベルトはあまり知らないし。最後に出てくるベートーヴェンの「運命」の解説には深く納得。なるへそ。

2011-08-21 15:09:12
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】高島俊男『三国志 きらめく群像』。かなり面白かった。”吉川三国志”から一歩深みにはまりたいという人にはおすすめの本。諸葛亮の”北伐”の本当の理由とか。曹操の「求賢令」。曹操の詩。曹操と丁夫人の話し言葉そのままの会話。晩年の孫権の興味深い述懐、などなど。

2011-08-13 22:27:51
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『この世界の片隅に』byこうの史代。読むにはちょうど良い時期。奪われる事、歪み、それを正す力。軽くて重い。笑えて泣ける。現実ってこんなものか。魂奪われてしばらく戻ってこれなかった。戦時中の状況、光景が以前よりも少しだけ近くに感じた。3・11があったせいだろう。

2011-08-05 09:55:11
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】③「世界屈指の経済大国で・・・働いても働いても生活保護水準を越えられないワーキング・プアが大量に、しかも急激に現れました。その背景には、世界に例のない低賃金雇用である日本的パートタイム労働が先行して拡大し、それが非正規雇用の劣悪労働条件モデルになったことを指摘できる」

2011-07-28 13:25:11
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】②国際的に見て、日本の非正規雇用は「不安定であるのに正社員と比較した時、その待遇が格段に低いという点が特徴」「本来であれば・・・むしろ、その待遇は、安定した雇用である正社員よりも数倍であっても不思議ではありません」。フランスには「不安定雇用手当」なるものがあるらしい。

2011-07-28 13:22:50
たこすけ @oook_sr

【読書メモ】『「非正規」をなくす方法』中村和雄・脇田滋。①「非正規公務員は、その実態にふさわしい法令上の根拠がなく・・・法的な混乱があります。それが労働者保護を曖昧にすることにつながり、国や自治体当局の無責任という深刻な問題を生むことになっています」

2011-07-28 13:20:05
たこすけ @oook_sr

【読書ネタ】『「無伴奏チェロ組曲」を求めて バッハ、カザルス、そして現代』。良い本。バッハの伝記でもあるしカザルスの伝記でもある。カザルスによる歴史的な録音が悲惨なスペイン内戦のただ中で行われたということ。今後この録音を聴くときその事実はもう頭を離れない。バッハが何と言おうと。

2011-06-25 17:12:50
たこすけ @oook_sr

@wsary『困ってるひと』http://t.co/WYzXfsZ 読了。本当にお疲れ様です。「向きあう」を続けることのしんどさと大事さ。昔、ハンセン病の平沢保治さんの話を聞いた時にうかつにも流した涙などを思い出しました。難病トキメキデートスポットの発掘は進んでいますか(^^)?

2011-06-22 14:25:56
拡大
たこすけ @oook_sr

【読書ネタ】amazonから来た本を机においておいたら妻に先に読まれてしまった。妻、絶賛おすすめ中。自分、いま読了中。→ 『困ってるひと』 大野 更紗 (@wsary) http://t.co/shkVfGC 

2011-06-19 10:59:27
拡大
たこすけ @oook_sr

【読書ネタ】『超常現象をなぜ信じるのか』菊池聡(講談社ブルーバックス)。”超常現象斬り”ではなく、人がなぜモノを見間違えるのか、ないものをあると思い込むのか、という認知心理学の本。色々な情報があふれている時だからヒトの認識能力というものを客観的に見ておきたくて。おすすめ。古いが。

2011-06-09 10:36:56
たこすけ @oook_sr

【本日の読書】『憲法九条を世界遺産に』by太田光・中沢新一。期待して読み始めたが面白くなかった。太田光の”覚悟”はよく伝わってきた。憲法問題をどうこうよりも、その問題をツマに”太田光”が語られている。それはそれでいいと思う。力量が違いすぎる感じ。もったいない。

2011-05-31 13:56:31
たこすけ @oook_sr

【本日の読書】『Q&Aでわかる育児休業・介護休業の実務』大沢正子著。読み途中。分厚い。なかなか読み終わらないんだ、これが。複雑な文言を自分の頭で何とかすっきり理解して、誰にでもわかるよう伝えられるようになりたいと思い、苦闘中。

2011-05-27 20:57:12
たこすけ @oook_sr

【読書】ジャーナリストの鎌田慧氏の『日本の原発危険地帯』を入手。もとは30年くらい前の本の「緊急出版」。まえがきの出だしが「2011年3月11日…云々」になっていてビビった。日本全国至る所にある原発がどう地元に入ってきて、人々はどう対応したのか、というルポルタージュ。興味深い。

2011-04-23 23:53:58