川端幹人氏の電力会社の広告予算解説
- mrssaayyaakkaa
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電力会社の広告予算が話題になってるので、丁寧に解説。まず、全国11電力会社の広告宣伝費合計が884億5400万円。販売促進費が623億500万円。これは、有価証券報告書にも広告年鑑にも載っている額。(続きがあるので注意)
2011-04-14 20:29:35たぶん、田原総一朗の講演料や玉木正之に提示された500万円とかの原資がこれで、普及啓発費については、東電も今回の別冊宝島の取材でその存在を認めている(総務部のメディア対策予算は否定)。たが、東電はこの普及啓発費の金額を公開していないので、関係者に取材したところ、百数十億との返事。
2011-04-14 21:54:04だいたい広告費の6割と考えると、電力会社11社の普及啓発費合計額は530億円強で、広告費との合計は1400億。さらにこれに電事連の金が加わる。電事連は予算は非公開だが、全国規模なので金額は東電以上といわれる。でも控え目に東電並の400億円弱だと見積もって、計1800億円。(続く)
2011-04-14 22:20:55さらに、20個以上ある天下り原子力法人や電力団体も広報予算をもっている。たとえば、原子力発電環境整備機構は33億円、日本原子力産業協会は14億円。これに、資源エネルギー庁や文科省の関連広報予算を加えると、2千億を超えるかもしれないが、控え目に「2千億円に迫る」と書いた。(続く)
2011-04-14 22:50:39「東電の広報予算は20億チョイ」とか書いてる人、わかってくれた? それから、「テレビ局は圧力を受けづらい」とかいってるテレビ局員がいるみたいだけど、きみ、自分の会社で起きてることも知らないの? それは、最初から電力会社を怒らせるような報道をしてないだけでしょうが。
2011-04-14 23:18:03昨日は眠くて意味深な終わり方をしてしまったが、そんな大した話じゃない。今はもう、東電からの圧力はないのに、メディアが及び腰なのはなぜか。それは彼らがタブーそのものだけではなく「タブーの記憶」にも縛られているから。(続く)
2011-04-15 11:29:48激しい圧力に晒されたり報道を潰される経験をすると、メディアの社内では「アレに触れてはいけない」という空気だけが支配的になり、そのうちなぜタブーかという「理由」すら考えなくなる。で、圧力やタブー要因がなくなった後も「アレ」はタブーであり続けてしまう。(続)
2011-04-15 11:30:17東電についても、冷静に考えれば、もう現体制は解体されるのが確実だから、手のひらを返しても大丈夫なはずなのに、過去の記憶があるから、東電と聞くだけで反射的に腰が引けてしまう。損得勘定ですらできない思考停止。(続く)
2011-04-15 11:31:57ただ、これからはさすがに東電タブーも減退しバッシング報道も増えていくと思う。検察の時もそうだったが、大きな不祥事があると、それをきっかけにタブーは一時的に解禁される(おずおずとではあるが)。でも、メディアの体質は変わらないので、時期がすぎると、また元に戻っちゃうんだよね。(続)
2011-04-15 11:33:00メディアの思考停止はホントに問題。かつては新聞やテレビにもタブーに挑もうとする暴れん坊がいたが、最近は空気を読むことだけに長けたお勉強小僧ばかりになって、この傾向はますます顕著になった。最近は、タブーに挑もうとすると、逆に社内で「残念な人たち」として冷笑されてしまう。(続)
2011-04-15 11:33:39で、最初から報道しようとする人がいなくなって、トラブルも圧力を受けることもなくなる。そうすると、ますますお勉強小僧どもが「タブー、タブーって、そんなものないのに、陰謀論者は困るよね~」みたいなことを言い出す。30歳で一千万円以上の禄を食みながら。
2011-04-15 11:34:37