「お金を使って異性獲得は最低」と「お金を使わず異性獲得はケチ」という2つの価値観が同居する世界について。

めんたね @mentane

「お金を使って異性を獲得しようなんて人として最低」と「お金を使わずに異性を獲得しようなんてケチくさくて何様のつもり？」という２つの価値観が同居している世界はその作法に通じていない不器用な人にとってはかなりカオスでキツイ。

めんたね @mentane

「お金を使った異性獲得はダメ」「お金を使わない異性獲得はダメ」女性個人はこの規範の一方だけを持つと仮定する。でも女性個人を複数寄せ集めた集団には双方の規範保持者がいて、男性が一方の規範に合わせれば必ず他方から批判を受ける。これが社会（女性集団）が男性個人に課すダブルバインド。

めんたね @mentane

別のケース。ある女性個人が「お金を使った異性獲得はダメ」「お金を使わない異性獲得はダメ」の二つの規範を同時に自分の中に持っており、状況に合わせて自由にどちらかを規範カードとして出す。これは女性個人が男性個人に課すダブルバインド。ぼくはこれを「魔物」と称している。

めんたね @mentane

ダブルバインドは権力を産む。ダブルバインドを仕掛ける魔物女性は自分の気持ち1つで男性を規範的に批判することも批判しないこともできる。ダブルバインドを仕掛けられる側は何が批判するかしないかを決定づけているのか、その根拠を知ることができず、ひたすら顔色を窺い怯えることになる。

めんたね @mentane

ダブルバインドが権力を産むシステムは「決定権を持つが、決定の根拠を見せない、知らせない」というところにある。本当に決定において重要な要素はその見せられていない、知らされていないところにある。知るものは権力を握り、知らないものを支配できる。

めんたね @mentane

ちなみにこういう魔物女性に対してどう対処するかなのだが、可能であれば「相手の言葉を真に受けない」「相手にしない」というのが一番である。実のところ、お金を使うか使わないかは重要ではない。もっと他のなにか見せられていない根拠で批判されるかどうかが決まっているのだから。

めんたね @mentane

ダブルバインドを逃れるには二つの方法があり、一つはダブルバインドであることを指摘すること。「あなたは異性獲得に『金を使え』『金を使ってはいけない』という二つの規範を使っているように見えますがどちらですか？またはどのような基準で使い分けがありますか？」などと問う。

めんたね @mentane

ところが、ダブルバインドを好んで使う魔物女性はダブルバインドの指摘を快く思わないことがほとんどなので、そこを指摘すると多くの場合は鬱陶しがられ嫌われる。このようにして異性獲得は達成されない。

めんたね @mentane

もう一つの方法はダブルバインドを仕掛ける相手から距離を置くこと、離れることである。当然、それを選べばそこで異性獲得に失敗する。そういうわけで熱を上げた女性にダブルバインドをかまされると、男性は脆い。これは男女入れ替えても当然言えることですが。

めんたね @mentane

「いつでもその目の前の相手を放棄して他の相手に行ってもよい」という覚悟を持つことしかダブルバインドの災厄から難を逃れる方法はない。「世の中には女（男）は星の数ほどいるんだから、たかが一人に固執するなよ」という世にありふれたメッセージはダブルバインド返しとしては有効なのであった。

めんたね @mentane

この手のダブルバインドは家庭内で親が子に対して行うことなども多く、わりとぼくの興味ど真ん中の話でついつい口を出したくなってしまう。

めんたね @mentane

どうもこのスレッドに含め忘れたツイートを読み落とした結果、誤読する人が出やすくなるみたいなので、過去の関連ツイートを再度このスレッドに貼り付けておきます。以下、当初このスレッド先頭のツイートの直後にツイートされていたものです。

めんたね @mentane

女性Aと女性Bが言ってることを魔合体させて「普遍的女性」を頭の中に構築してしまうとたいていダブルバインドの深みにはまる。単なる自分の個人的な意見を女性一般に広げて主語を大きくして語る人は女性だけじゃなくて男女共に多い。どうも人間は主語を大きくしがち。（と主語を大きくまとめていく）

めんたね @mentane

アンチフェミ勢への批判が盛り上がっていたけれど、アンチフェミの怒りの源に複数女性の魔合体イメージがあると思う。キラキラアカウントとフェミの人たちは異人種だから。そこを魔合体させてしまえばそりゃとんでもない魔物ができあがる。もちろん、個で十分ボスとしての風格を漂わせた魔物もいるけど

めんたね @mentane

魔物女性はスルーしておけばよいとして、残りの良心的な女性と関わるのがいい。本当は。そこで女性全体を魔合体イメージとして捉えてしまうと、そりゃ恐怖と憎しみしか生まれない。そういう不幸をアンチフェミ勢にはちょっと感じる。彼らもそう思わざるを得ない過程があったのだろうし、悲しいことだ。

めんたね @mentane

挿入以上。もともとアンチフェミ勢は藁人形に怒りを燃やしていたのではないかという文脈で「集団女性からのダブルバインド」というワードが出ています。また女性個人でダブルバインドかます人は魔物として強者以外は近寄らない方がいいよ。ダブルバインドをかます個人は避けて通ろう、と。