橋下知事の公務員論

大阪維新の会が、職員条例と教育基本条例の案を固めました。 大阪から教育・公務員改革を進める橋下知事の真夜中の論。
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橋下徹 @hashimoto_lo

大阪維新の会が、職員条例と教育基本条例の案を固めました。色々な批判を受けていますが、目標をきっちりと定め、その目標を実現するための組織にする。やる気のある頑張る職員、結果を出す職員は年齢に関係なくきちんと評価する。しっかり仕事をしない職員は入れ替える。

2011-08-23 00:34:10
橋下徹 @hashimoto_lo

組織として当たり前のことを定めただけです。当然、職員組合は反発しているようですが、今回の条文のどこがおかしいのか、表でとことん議論しましょう。世間の感覚と公務員の感覚のどこが違うのか、はっきりさせましょう。職員組合は、今回の条例では政治に従順な公務員を作るだけだと言っています。

2011-08-23 00:36:14
橋下徹 @hashimoto_lo

何を勘違いしているのでしょうか?議論はしますが、最終的に決定するのは政治です。選挙で選ばれた者が決定権を持ち、そして責任を有する。公務員諸君は責任を負っていないのだから最終決定権を持つはずがない。

2011-08-23 00:38:44
橋下徹 @hashimoto_lo

これまで日本の政治が機能していなかったので政治が最終決定するということに公務員は違和感を覚えるのでしょう。頑張って、結果を残し、政治的目標を実現する職員をどんどん評価する。そうでない職員は評価しない。そして組織は、こんな条例になれば士気が下がると言い出しています。

2011-08-23 00:40:21
橋下徹 @hashimoto_lo

士気が下がって結構。そういう職員は、大阪府庁を去れば良いだけ。頑張る職員、政治的目標を実現する職員が、どんどん評価される大阪府庁でいっちょやってやるか!という職員に集まってもらえればいい。それが大阪を強くすると確信しています。

2011-08-23 00:41:58
橋下徹 @hashimoto_lo

教育行政も同じ。これまでは教育の政治的中立性と言うマジックワードで、教育現場は治外法権になっていた。政治が一定のルールを定めるのは地教行法が当然予定していること。今回の維新の会の教育基本条例は、法律が条例で定めるべきと予定しているところを条例化しただけです。

2011-08-23 00:43:26
橋下徹 @hashimoto_lo

教育に対して条例化しただけで騒いでいる者は、法の建前を全く知らない人。法は、具体の事は条例で定めるとしています。これまでの地方議会が全く仕事をせず条例を作ってこなかっただけ。だから全て教育現場が決めてきた。条例がない方が異常事態なのです。全国の地方議会よ、目覚めて下さい。

2011-08-23 00:45:24
橋下徹 @hashimoto_lo

明治以来の公の組織で当たり前になっていた価値観を、今変えなければ日本は沈みます。やはり行政組織は重要。この組織如何によって日本の盛衰が決まると言っても過言ではない。高度成長時代までは、それまでの公務員組織の価値観で良かったのであろう。しかし、これからは大きく価値観の転換が必要。

2011-08-23 00:46:59
橋下徹 @hashimoto_lo

まず公務員組織の方が民間よりきつい、という状況にすること。この大転換ができるかがキー。これが最も重要。今、世間は、公務員は身分保障があって甘い、と認識している。公務員の志望動機も安定しているというのが本音でしょう。これだと、頑張っている職員もきちんと評価されない。

2011-08-23 00:49:04
橋下徹 @hashimoto_lo

公務員組織は民間よりきつい。でも公のために使命感を持っている者が集まる場。このことが常識となって、公の組織はとてつもない信頼を得る。そしてそのような人材が集まる。公務員って結局身分保障があって甘いよね、という認識が国民にある限り、どんな公務員改革をやってもダメでしょう。

2011-08-23 00:51:32
橋下徹 @hashimoto_lo

公務員も労働者の一人だ!と言うような者が公の組織にいる限り、この国は良くならない。楽したいなら、普通の労働者になりたいなら民間で就職しよう、このような国になってこれからの時代、日本は生き残っていける。

2011-08-23 00:54:21
橋下徹 @hashimoto_lo

教育においても、政治が教育委員会と協議の上で一定の目標を立てる。そしてその目標実現のために、教育委員会がしっかりと教育現場をマネジメントできるようなルールを作る。主には、校長に権限を与えて、校長に学校マネジメントさせる。今はそのような組織になっていません。

2011-08-23 00:59:26
橋下徹 @hashimoto_lo

府庁の幹部や、校長を公募制にするという今回の条例案は、公募制=民間ではありません。庁内の職員や、教員も、どんどん公募に応じればいいのです。今は完全年功序列。これはダメ。やる気があって、成果を出せば、年齢に関係なく出世できる。しかし、結果が出せなければ交代。当たり前の話です。

2011-08-23 01:01:32
橋下徹 @hashimoto_lo

もちろん、公募制ですから、外部の人材とも競い合うことになります。このように民間企業よりもきついとなれば、給与を上げても国民は納得します。公務員でも頑張っている職員はたくさんいる。ところが、強固な身分保障を持っているために、公務員はバッシングされるばかり。

2011-08-23 01:02:52
橋下徹 @hashimoto_lo

公務員側も、この強固な身分保障さえ捨てれば、国民から多大な信頼を得ることができ、頑張る職員はきちんと評価される。実際に頑張る公務員は頑張っています。この判断は公務員組織はできない。強固な身分保障がどうしても手放せない。そのことによって失っているものは計り知れない。

2011-08-23 01:04:50
橋下徹 @hashimoto_lo

公務員組織の大転換。強固な身分保障をあえて捨てられるかどうか。強固な身分保障をなくせば、日本の行政組織は一気に変わる。身分保障以外の条件を引き上げることができる。民間よりきついという世間の常識にすれば、使命感を持った人材が集まる。そして国民が行政に対して一定の敬意を持つ。

2011-08-23 01:07:24
橋下徹 @hashimoto_lo

このようなプラスのスパイラルに持っていかなければならない。そのための肝が、「民間よりきつい公務員組織」という価値。こちらに大転換できるかどうか。維新の会の議員と、府庁職員、教育現場が、とことん議論すれば良い。これが真の地方議会だ。

2011-08-23 01:08:52