『ライティングの哲学』読書メモ

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かんた @0sak1_m1d0r1

あなたのなかには、あなたの生の傍らには、あなたにしか束ねることのできない荒々しい言葉の渦がある。創造の源泉なんていう上品な喩えでは汲み尽くせないほとばしりが、激流が、濁流が渦巻いている。ぼくらはそう断言する。 (『ライティングの哲学』5) 最初から熱いぜ…

2021-09-27 10:28:19
かんた @0sak1_m1d0r1

山内「ともあれ作業するうえでの具体的なモノなり判断材料なりが周囲をとりまいていて、そのなかで動いていく。そこに具体性とおもしろさがあるように思えたんですね。」 (『ライティングの哲学』29) 「庭」って面白い分野なんやな。ジル・クレマン『動いている庭』読んでみたい。

2021-09-27 10:58:07
かんた @0sak1_m1d0r1

千葉「そう!とにかく脚注が付けたかった!後注とかじゃなくて、傍注とかをカッコよく付けたかったんですよ。とにかくぼくはガワから入っていって、そこからだんだん中身が伴っていった感じの研究者人生なんです。」 (『ライティングの哲学』46)

2021-09-28 21:38:05
かんた @0sak1_m1d0r1

千葉「仕事をしている意識がないまま、ただメモをとる。しかも、やりたくないことではなくて、やりたいこと、考えたいことからメモをとる。そうすると芋づる式に、考えたくなかったはずのことも、その業務に入ることが出来る。だからすごくストレスが軽減するんですよね。」 『ライティングの哲学』73

2021-09-30 08:45:31
かんた @0sak1_m1d0r1

千葉「とはいえ、ぼくはツイ消し推奨の人なので、消えたら忘れてもらえると思ってるし、忘れてあげるのが倫理だと思ってます。だからスクショが大嫌いなんですよ。あれほど野暮なものはない。ツイートは消される可能性があるものなんだから、エビデンスを残すなんて野暮」 『ライティングの哲学』110

2021-09-30 08:53:14
かんた @0sak1_m1d0r1

大切なのは「あらゆる種類の抑制が事物の流れを遮らなかったら、最初から自分が言ってたはずのこと」を見つけることだとレヴィ=ストロースは言う。 (『ライティングの哲学』120) 今度のレポートでやってみようかしら。

2021-10-03 17:45:04
かんた @0sak1_m1d0r1

蓮實節も保坂節も感染力が強いので、真似すると毒されるというような心配の声を聞くが、気にしない方がいい。そっくりにはならない。最初は真似っぽさが目についても、だんだん自分の身体的傾向と融合して新しい文体が生じる。 (『ライティングの哲学』150)

2021-10-03 18:01:30
かんた @0sak1_m1d0r1

外部化されない思考は堂々巡りを繰り返す。思考は外部化のプロレスではじめて線形化し、繰り上がる。 (『ライティングの哲学』155)

2021-10-04 09:04:11
かんた @0sak1_m1d0r1

瀬下「やっぱり「執筆」って言葉が癌だなと思ってます。書かなくても「原稿」さえできればいいんですよ。」 (『ライティングの哲学』239)

2021-10-04 13:11:28
かんた @0sak1_m1d0r1

山内「「書かないで書く」感覚の根源はツイッターにあったはずなんですけどね。」 (『ライティングの哲学』243)

2021-10-04 13:14:30
かんた @0sak1_m1d0r1

千葉「アウトプットというのは、自分の身体から発出した時点で、いかなる内容であれ原理的に攻撃の対象になるんですよね。(中略)何事かが外に出ている感じだけでも怖く怯えてしまう。書くことは、その怯えをいかに乗り越えるかいうことです」 (『ライティングの哲学』249)

2021-10-04 13:20:43
かんた @0sak1_m1d0r1

千葉「言葉って刺激を馴致するための手段なんですよね。外傷的体験がまずあって、言葉にしている。喋ることは防衛行為で、世界それ自体と無言で向き合うことが外傷的すぎてできないから、言葉で「解る」という防衛をするわけです」 (『ライティングの哲学』252)

2021-10-04 13:23:55
かんた @0sak1_m1d0r1

千葉「大概、真面目に芸術のこととか語り始めると仲間内から浮いてしまう。その疎外感と大衆性に興味があるのですが、言葉の本質は大衆的な準一意味にある。意味がないかもしれない秩序を組み上げる機能が言語の本質である気がしています」 (『ライティングの哲学』252)

2021-10-04 13:26:07