English敬語集

都市伝説「英語には敬語がない」を真に受け,失礼な英文を書くことが多い日本人への戒めを込めて, 主にUSで使われる英語の敬語≒ビジネス英語を紹介する
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らんぶる @tamuramble

いいね!の数だけ、アメリカのビジネスで使うそれっぽい言い回しに、超意訳も含む対訳をつける。

2021-07-15 11:53:23
らんぶる @tamuramble

”It is with regret to (動詞)~" 本来なら「非常に残念なことではありますが〜」「とても心苦しいことではありますが」だが、この文章を書いている時点では、既にケロッとしているか、そもそもregretしてない場合が多い。たまに”great regret”のように形容詞を足すが、意味は一緒。

2021-07-15 12:03:30
らんぶる @tamuramble

”(人) have (some) rough edges” 「少々の欠点がある」という意味。日本語でいう「角が取れていない」に近い…はずだが、アメリカ人がこれを言う時、特に別のチームの人を表現する時に意味するのは、「あいつの乱暴な性格マジなんなの」であることも少なくない。

2021-07-15 12:07:40
らんぶる @tamuramble

”win-win” 言わずとしてたビジネス用語。お互いにメリットがある状況や取引を指す…はずだが、実質的には相手側、つまり2つ目の”win”は確定してない場合が多い。なのでより正確な表現としてはwin-I-hope-you-win-as-well。

2021-07-15 12:10:52
らんぶる @tamuramble

”I am pleased to announce” 会社全体に良いニュースを経営陣がメールする時の前文的なにか。意味はないので、この5単語をみたら、すぐさま脳内deleteで良い。 たまに会社としては良いニュースでも、個人としては良いニュースではないこともあるので注意。

2021-07-15 12:15:14
らんぶる @tamuramble

“Sorry I was out sick” 返信が遅れた時などに使う「すまん、病欠だった」なのだが、”out sick”の時にも緊急のメールやメッセージは対応するのが、WLBを重んじるCorporate Americaなので、実際には「お前の用件に対応する元気はなかったわ。ゴメンネゴメンネー」が真意。

2021-07-15 12:25:05
らんぶる @tamuramble

“I have a slightly different take on (対象)” 「(対象)に関して、私の意見は少し違います」の筈だが、本当に意見の相違がslightlyならば、MTGを定時で終わらせるために発言しないのがマナーなので、実際には「いいから私の全然違う、圧倒的正しい意見を聞いてください」だったりする。

2021-07-15 12:30:30
らんぶる @tamuramble

”Let's take it offline” MTG中に使われる。「その件は後で議論しましょう」という意味。実際に枝葉の議論や、本筋から外れる話だから使用されることもあれば、その議論が進むと、自分にとって不利になるから牽制する意味で使うこともある。 発言者が、offlineでの議論を設定することは稀。

2021-07-15 12:38:08
らんぶる @tamuramble

“Let’s take a step back” 「みんな一旦落ち着こう」 MTGでよく使われる…というかMTG以外で使われるのだろうか。 発言者は、自分が大したアイデアを持ってなくても、大人感と存在感を醸し出せるので、アホな上司こそ覚えておきたい。 pic.twitter.com/wJoZTxSvuQ

2021-07-15 12:59:29
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らんぶる @tamuramble

“Double-click” PCアプリを起動する時にアイコンにカーソルを合わせてやる、あのマウスのカチカチ。転じて「詳細を説明する」の意。 そもそもデジタルネイティブ世代はダブルクリックしないので、使用者は中年以上。偉い人が部下のプレゼン中、”can you double-click on that?”みたいに使う。

2021-07-15 13:06:58
らんぶる @tamuramble

”Speaking of which” 「そう言えば」の意。”by the way”が、別の話題を振る時にも使うのに対し、こちらは現行の話題から連想される時に使う… 筈だが、偉い人の場合、自分の持つ情報と見えている風景から連想しているので、部下からすると、”speaking of which”って、どのwhichだよとなりがち。

2021-07-15 13:21:20
らんぶる @tamuramble

”lend credence to~” 「それっぽくまともな風に見せる」的ななにか。今 MTGで自分の口からポッと出てきて、絶対に仕事以外では使わないよなと思ったので。 ”If my attendance can lend credence to our credibility”とは言ったが、実際には何も付加価値は出せない気がしている。

2021-07-15 13:49:33
らんぶる @tamuramble

”Just to add to that~” 「一点捕捉しておくと〜」の意。発言の前文としてMTGで使用。Justが抜けることもあるが、これは色々な意味でaddされるthat節がjustではないからだと思っている。 この発言から大議論になる場合も多々あり、年次の上の人がこのフレーズを言ったら起きるのが暗黙のルール。

2021-07-15 15:44:10
らんぶる @tamuramble

”Let me look into it” 「ちょっと見てみますわ」。部下や同僚から問題提起された時に言う。これで本当にlook intoする人と、そうでない人がいる。look intoするか否かは、発言者の人柄と、問題の緊急性、双方に依るところが多い。

2021-07-15 15:49:11
らんぶる @tamuramble

”I was wondering...” 「例のアレさ〜」の意。"to wonder"そのものは「不思議がる」と言う意味だけど、”I was wondering”してた人で、本当に不思議がっている人はいない。 「お前から報告がないからこっちから聞いてるんだけどさ〜」に、アメリカらしい砂糖たっぷりのオブラートを被せる表現。

2021-07-15 15:52:28
らんぶる @tamuramble

”Technically speaking...” 「厳密に言えば〜」の意。ここでいうtechnicalは技術的とは限らず、むしろtacticalである。重要な意思決定のMTGで当フレーズを連発していると、大局を俯瞰できない非戦略的人材とみなされるので注意されたし。 意図的に話を脱線させ、時間を稼ぐ時には極めて有用。

2021-07-15 16:05:27
らんぶる @tamuramble

”where rubber meets the road" 「仕事が佳境に入り、ガチになる瞬間」の意。”Writing a PR is easy. Shipping product is where rubber meets the road”的な何か 偏見でしかないが、この表現を好む人で、rubberがroadにmeetした時に活躍する人は少ない。 ここでいうrubberは、タイヤのゴムですよ!

2021-07-15 16:12:15
らんぶる @tamuramble

”What's the next step?” 「次のステップはなんですか」言わずと知れたビジネス英語の金字塔。試合終わりのお辞儀。和訳するなら「本日はありがとうございました」か。 ここで本当にnext stepを鬼詰めする人もいれば、単に次のMTGを設定するだけの人もいる。

2021-07-15 17:25:17
らんぶる @tamuramble

”That's news to me” 「ほう、それは知らなかった」の意。本当に知らなかった時もあれば、知らないふりをする時もある。”Did you know that dumbass was getting promoted!?” ”That's news to me." 比較的感情を抑えた表現なので、ポーカーフェイスで自分の無知を伝えたい時に活躍。

2021-07-15 17:28:46
らんぶる @tamuramble

”pros and cons” 日本でもよく使う「プロコン」の原語。プロもコンも複数形。実際のビジネスの場面では、プロは単数ないし存在しないのだが、それでも複数形で使う。 1ミリも信じていなくても、prosもconsも複数スラスラと議題にあげるのがプロ根性。

2021-07-15 17:34:19
らんぶる @tamuramble

"be contingent on (X)" 「(X)に依存する〜」という意味。”A successful Series A is contingent on strong customer traction”など。 書き物で見つけたら、すかさずhinge on/depend on/need/requireあたりの平易なことばに書き直してあげるのが、ビジネス用語を使い倒し一周した人間としての愛情。

2021-07-15 17:55:13
らんぶる @tamuramble

”If I am hearing you correctly...” 「もし私の理解が正しければ〜」だが、理解が間違っている場合にこれを使うと逆効果。なので初心者は使わない方が良い。 上級者になると、相手の理解があやふやな時に、恣意的に解釈を拡げるためにも使える。”If I am hearing you correctly, the real issue字数

2021-07-15 18:08:30
らんぶる @tamuramble

”bottoms up” ボトムアップを意味する”bottom up”の誤用。Bottoms upは、底を上にむける、つまりイッキ飲みの合図。 なぜかアメリカのビジネスピープルにはこの間違いを犯す人が多い。非ネイティブの英語を笑っている場合ではない。

2021-07-15 18:11:27
らんぶる @tamuramble

”(製品・機能) has rough edges” 「まだ少し使いにくいところがあるかもしれません」というニュアンスで使われるが、実際は、バグだらけだけどリリースには漕ぎつけたぜ!という意味。 エンジニアがこの表現を使ったら、それ以上追及しないのが、優しさ。 twitter.com/tamuramble/sta…

2021-07-15 18:20:10
らんぶる @tamuramble

“It might be just me but~” 「私だけかもしれませんが〜」と下手に出て問題提起する時の前文。 ガチでその人だけの時もあり得るはずだが、なぜかこの表現が使われるのは、みんな思っているけど誰も指摘できないことを、偉い人ないし勇気ある人ないしKYな人が、指摘する時である。

2021-07-15 18:30:23
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