かってに想像殺人事件2~想像は2度死ぬ~

向かい風さん作の内輪小説
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向かい風 @deandean_228

かってに想像殺人事件2~想像は2度死ぬ~

2011-08-23 22:44:15
向かい風 @deandean_228

【第1章-1】想像は地面に横たわり、夏の暑い日差しと自身の体温の低下を感じていた(書き出し:シロマティさん案)。太陽の容赦ない日差しが想像の皮膚を攻撃している。大地の温かさを感じ、心臓(TENGA)の鼓動が聞こえるようだった。

2011-08-23 22:45:26
向かい風 @deandean_228

【1-2】「おい、何やってんだよ想像。さっさと入るぞ」「おっ、すまんすまん」 俺は想像を促し、建物の中へと入る。そう、俺たちは絶望リスナーによる壮大なオフ会に来ていたのだ。場所は某避暑地にある凡さんの別荘だ。事の発端は、そもそも企画さんのちょっとした一言だった。

2011-08-23 22:46:54
向かい風 @deandean_228

【1-3】かってに想像殺人事件から4カ月、8月のある日のTLであった。「1泊2日のオフ会とか開催したらすごいよねw」と企画さんがつぶやく。「なんという壮大なw」「貧苦さんの浜松町にある別荘とか使って」「だから違うってw」貧苦さんが否定する。まったく、いい加減認めればいいのに。

2011-08-23 22:48:20
向かい風 @deandean_228

【1-4】「かぶれら君とかも別荘持ってそうだよねwお金持ちだし」「ねーよw」 「俺はあるよ」「凡さんマジっすかww」「じゃあ実行しちゃう?」 「えっ」「えっ」「えっ」たった一言がこんなオフになってしまうとは。かくして合計15人で1泊2日、壮大な絶望旅行オフが始まったのである。

2011-08-23 22:49:41
向かい風 @deandean_228

【1-5】「ようこそ、俺の別荘へ」と凡さんが案内する。白い洋風建築の別荘であった。3階建の構造となっていて、周りは深い森に囲まれている。ここまで来る道は1本しかない。

2011-08-23 22:51:16
向かい風 @deandean_228

【1-6】「うわ、すげぇ」「凡さん凄いです!(ゝω・)vミ☆.+:。」 まるで可愛い顔文字が実際に見えるかのように褒めてくれたのは、もちろん霧である。みーちゃんとゆずにゃんが霧を守るように前後を歩いている。お前らはボディガードか。

2011-08-23 22:52:47
向かい風 @deandean_228

【1-7】「師匠!こりゃ凄いですね!」「あっ、ああ……凄いと思うよ!」 かぶれら君は必死になって師匠こと僕おぼにアピールしている。僕おぼも感極まったのか、かぶれら君を抱きしめて答える……わけもなく、無難な返答。つまらない。

2011-08-23 22:53:52
向かい風 @deandean_228

【1-8】「えーとじゃあ、とりあえず1階が食堂や大浴場とかのメインスペースになってるから。2階と3階が各寝室。部屋順はどうしようっか?」「適当でいいんじゃないっすか?」

2011-08-23 22:55:33
向かい風 @deandean_228

【1-9】「じゃあ、霧ちゃんの隣になるかもしれないんだねハァハァ」「きめぇ僕おぼ」「帰れよ僕おぼ」もちのきさんやチゲさんが次々と罵る。「僕おぼが危険だから、ちゃんと部屋割り決めておこうか」

2011-08-23 22:56:08
向かい風 @deandean_228

【1-10】2階の201から順に、凡さん、タスク、がんばるす、逃げ水、想像、レイシー、俺(向かい風)、空室、かぶれら、僕おぼとなった。3階の301からは、霧、ゆず、み、ゆう、チゲ、もちのき、となった。これが一番安全な部屋割りだということで、僕おぼ以外全員が賛同した。

2011-08-23 22:57:19
向かい風 @deandean_228

【1-11】凡さんが先頭に立ち、皆が2階3階へと向かう。凡さんが、荷物置いたら1回リビングに集まるようにと告げて、皆それぞれの部屋に散った。10分もすると、全員が集まった。最後はチゲさんだった。持ってきた酒の量が多すぎたのだろう。

2011-08-23 22:58:23
向かい風 @deandean_228

【1-12】「えーと、こんな1泊2日のオフ会に集まってくれてどうもありがとう」「いえーい!」「盛り上がるのはいいんだけど、集まって何するの?w」「え?凡さん考えてなかったんですか?」「俺は場所を提供したまでさw」「言いだしっぺの企画さんは……そっか、参加してないのか」

2011-08-23 22:59:37
向かい風 @deandean_228

【1-13】「何やら、中古のAVを買い漁ってたらうっかりオフ会の費用まで使いこんでしまったとか」「まじですかwww」「えーと、この辺何か観光地とかないんですか?」ゆずが妥当な質問をする。

2011-08-23 23:01:07
向かい風 @deandean_228

【1-14】「確か、この辺で死にるるぶに登録された場所があったはず」「おおw絶望リスナーオフにぴったりじゃないですか!行きましょう行きましょう!」(省略)「楽しかったですねーw」「いや、むしろがっかりだろうw」「そうだねwがっかりしたわーw」すると突然、誰かのお腹の音が鳴った。

2011-08-23 23:03:54
向かい風 @deandean_228

【1-15】「す、すいません……」霧が顔をとても真っ赤にしながら名乗りをあげる。恥ずかしがっている霧がとても可愛い。「よし、時間もちょうどいいし夕飯にしようか」「おっ、凡さん作るんですか?」「オーナーの俺が腕を振るう……と言いたいけどねwあまり料理得意じゃないんだw」

2011-08-23 23:05:23
向かい風 @deandean_228

【1-16】「じゃあ、ここはレイシー君とがんばるす君の1人暮らしコンビに作ってもらおう!」と俺が提案する。「おいおい、俺も1人暮らしなんだけど!」「僕もですよ!」かぶれら君と逃げ水君が必死になって反論する。

2011-08-23 23:06:33
向かい風 @deandean_228

【1-17】「かぶれら君からは1人暮らしでまともなご飯を作ってるイメージがないからw」タスク君、意外と毒舌である。「じゃあ、僕は?」「逃げ水君はツイッターじゃ1人暮らしの様子が分からないから……」と俺が答える。「そんな理由ですか!」「まぁ、とりあえず2人よろしく」

2011-08-23 23:07:34
向かい風 @deandean_228

【1-18】「はい!」「はい!」と2人が答える。「あ、あとレイシー君、材料が足りないから唐揚げは作れないよ」「どうして唐揚げ作ること前提なんですか!」皆に笑いが起きる。レイシー君の表情がくやしがっているように見えたのは気のせいだろうか。

2011-08-23 23:08:48
向かい風 @deandean_228

【1-19】2人は無難なカレーを作った。そのカレーを食べながら、主に絶望放送の話題について語りまくった。「さ、女性陣は鍵をよくかけて寝てくださいねw」と凡さんが注意を促す。

2011-08-23 23:10:25
向かい風 @deandean_228

【1-20】「約1名危険なやつがいますからねw」「誰だよそんなやつ」「お前だよ僕おぼ」「僕おぼ」白々しいほどしらばっくれる僕おぼ。まじで僕おぼ。

2011-08-23 23:11:20
向かい風 @deandean_228

【1-21】「大丈夫ですよ!師匠は僕が見張ってますから!というか僕と一緒に夜を過ごすんですから!」「おっ、それは安心だよw」「いやいやいやいや」僕おぼが必死になって否定する。かぶおぼ、とこっそり呟くゆうの発言を、俺は聞き逃さなかった。

2011-08-23 23:12:12
向かい風 @deandean_228

【1-22】「さぁ、早く寝ましょうよ」こう言ったのは、もちろんみである。さすがだ。「そうだねw一応、朝食は9時頃ね。おやすみー」凡さんの締めの一言で、各自寝室へ入る。こうして1日目は無事終了した。しかし、2日目にあんな出来事が待っているとは誰も思っていなかった。

2011-08-23 23:13:25
向かい風 @deandean_228

【第2章-1】朝食の9時になった。皆ぐっすりと就寝とはいかなかったようだ。逃げ水君と俺ともちのきさんは同人誌観賞会を行っていた。がんばるす君は部屋カラを行っていたようだ。少し漏れて歌声が聞こえていた

2011-08-23 23:45:57
向かい風 @deandean_228

【2-2】かぶれら君は意味ありげな視線を僕おぼに送る。それを見たゆうは、朝っぱらから妄想の世界へと入ったようだ。霧とゆずとみは純粋な女子会を行っていたのだろう。純粋って素晴らしい。チゲさんはどうせお酒(略)。

2011-08-23 23:46:34
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