『ミザリー』と男性ロマンス作家の話。
- SakrelBahr
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『ミザリーの生還』
スティーブン・キングの『ミザリー』ペーパーバック版の口絵は作中作『ミザリーの生還』のフェイク表紙なんだけど、このおはだけマッチョイケメンの顔は若い頃のキングがモデルらしい stephenking.fandom.com/wiki/Misery%27… pic.twitter.com/Td735L03Fa
2020-09-05 14:25:17文春のハードカバー版もカバー下が"Misery's Return"のロマンス小説調イラストになってたけど、本家の仕掛けへのオマージュだったのかな
2020-09-05 14:25:49#7日間ブックカバーチャレンジ 3日目 『ミザリー』 小説の神と言えばキングだと思う 1枚目の写真は通常の表紙で、2枚目の方はカバーを捲ると現れる作中作『ミザリーの生還』の表紙 ルール ■好きな本を1日1冊 7日間投稿 ■説明なしで表紙の画像だけ ■その都度友達を招待 (スルーもOKです!) pic.twitter.com/LF3fo3QKFQ
2020-08-13 00:03:06何故このラストでイケると思ったんですか、ポール・シェルダン先生
ところで作中作のミザリーシリーズって、トラブル巻き込まれ体質で毎回さらわれたり監禁されたりするヒロインを親友同士のイケメン二人が助け出すルーティンが続くヒストリカルロマンスなんだけど、これってファンダムが洒落にならないカップリング論争で殺伐とするタイプの話では?(ガクブル
2020-09-05 14:28:32三角関係で散々話を引っ張った末に「ヒロインは貴族ぼっちゃんの方と結婚するが、もう一方のヒーローの子を孕んで産褥の床で死亡。彼女の面影は二人のイケメンの心に永遠に残ったのであった」…というオチはファンダムめちゃめちゃ荒れない??
2020-09-05 14:32:47女性観客が一番好きな筋立ては「兄弟的な関係にある対照的な個性の男性二人に愛されたヒロインがラストで死ぬ話(女のナルシシズムが最高に満たされるから)」というようなことを橋本治がどっかで書いてた気がするけど、数時間で完結する演劇ならともかく長編シリーズのラストがこれじゃ炎上ものでは
2020-09-05 14:37:16ポール・シェルダン「ヨシ!どっちのカプ厨派閥も満足の完結編だ!後腐れなくストレートノベルにキャリアアップするぜ!!」 ナンバーワン愛読者アニー「ざっけんなゴラ!続編書けやー!!」
2020-09-05 14:41:21作中作ミザリーシリーズは、十九世紀英国が舞台の「捨て子が成長してイギリス貴族と結婚するにいたる波乱の人生を語った、毎回五百ページの」ペーパーバックロマンス小説。
第一作はヒロインのミザリーが貴族青年のイアンと結ばれてめでたしめでたしだったが、無理やり続編を何作も書かされたせいでヒロインは学習能力のないエアヘッド化、正ヒーローは置物化で、動かしやすいサブヒーローの冒険家ジェフリーの活躍が増えていったっぽい。
ドジっ娘ヒロインと王子様系イケメン&ワイルド系イケメンの三角関係に決着をつけずにヒロイン死亡END(しかも作者は過去にヒロインのヘイト創作エロ同人誌を出してた)とは……これは完結編刊行と同時にファンダムが強火で燃え盛る案件ッ!
※尚、ミザリーちゃん生存ver.の真・完結編でも托卵ENDに変わりはないので、長年シリーズを追ってきたファンは脳破壊必至である。
女性名義の男性ロマンス作家
てゆかポール・シェルダン先生は「ペーパーバックロマンスは身過ぎ世過ぎの手段で、いずれはストレートノベルに出世するんだい!」と思ってるならロマンス小説は女性名のペンネームを使えばよかったのに 女性名でゴシックロマンスやカテゴリーロマンスも書いてる男性作家なんてめずらしくもないし
2020-09-05 14:44:2470~80年代のヒストリカルロマンス小説界ではキャスリーン・E・ウッディウィス、ローズマリー・ロジャース、パトリシア・マシューズ、ジェニファー・ワイルドが売り上げ四天王だったんだけど、このJennifer Wildeさんは本名Tom E. Huffというベテラン男性作家 hometownbyhandlebar.com/?p=29068
2020-09-05 14:47:32ブーム以前から多数の女性名でゴシックロマンスを書いてた女性向けエンタメ専門作家で、ヒロイン一人称スタイルで進む波乱万丈の大河ロマンスが大人気だったらしい。ちょっと読んでみたいけど、ボディスリッパー時代の作品だし新規で邦訳だしてくれる出版社はなさそう pic.twitter.com/JZZMOz7ul8
2020-09-05 14:52:14ゴシックロマンス・ブームと男性ミステリ作家
ハーレクインブーム以前にはゴシッククロマンスが女性向けエンタメ小説の大きな市場で、60~70年代くらいに活躍した多作な男性ペーパーバック作家には女性名でゴシックロマンスを書いていた人も多い(今じゃ想像つかないが、ものすごいブームだったのよゴシックロマンスは)
2021-10-19 21:14:23翻訳もの好き、短篇好き、怪奇・幻想小説好き。ファンタスティックなものが好み。 ほぼ100%本の話です。読書ブログ「奇妙な世界の片隅で」をやってます。怪奇幻想小説専門の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。twitter上の怪奇幻想ジャンルのファンクラブ「 #日本怪奇幻想読者クラブ 」主宰。ブックガイド系同人誌も作ってます。
#日本怪奇幻想読者クラブ 小泉喜美子の翻訳による長篇小説、シェリィ・ウォルターズ『砂の館』(角川文庫)を読了。身寄りのない美女、広壮な館、謎の紳士、不審な女医、閉鎖的な一族、失われた記憶、そして過去の大量殺人事件…。エンタメ性の高い、雰囲気のあるゴシック・ロマン作品です。 pic.twitter.com/jvDF7JCdEo
2019-01-02 10:48:46ムードのある作品で、まさに現代風「ゴシック・ロマンス」といった雰囲気の作品です。ヒロインの推理がひっくり返されたりと、ミステリ的な興味もありますね。かなりの秀作といっていい作品ではないでしょうか。
2019-01-02 11:16:19角川文庫から出てたゴシックロマンス『砂の館』の作者シェリィ・ウォルターズはエラリー・クイーンのペーパーバックシリーズでゴーストとして"Guess Who’s Coming to Kill You?"も書いてる男性作家のWalter J. Sheldon
2020-09-05 14:56:26本国アメリカのウィキペには項目がないけどフランス語圏のノワールもの好きガチ勢がフランス語版にすっごい詳しい記事を書いてる fr.wikipedia.org/wiki/Walter_J.…
2020-09-05 14:57:52珍品中の珍品、クトゥルー・ラブロマンス
贋作ホームズを偏愛する職業的クトゥルー神話研究家、曲亭馬琴とトールキーン教授に私淑する時代錯誤の百科全書派。RetroPC.NETの中の人。ProjectEGG企画者。翻訳やシナリオ、ゲームやコミックの設定や解説も。ご依頼は仕事サイトのメールフォームから。ʅ(。,,,°)ʃ(親しくない方からのタメ口リプはスルーします)
#ロマンス小説読んだことない人が嘘だと思うけど本当の事言え 「インスマスを覆う影」の後日談的ロマンス小説が実在する。 pic.twitter.com/5ppU1tYX8g
2021-11-26 12:25:43