- dosukoitarouEX
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読者氏より、マルゼンスキーのレースが見たいとのことで、探してきました。
彼のレースにはいわゆる名勝負はありません。
30年後、シンボリクエスエスによって果たされる「外国産馬にも開かれたクラシックを海外出身の馬が走る」という夢が叶うまでは、マルゼンスキーのような馬はたとえどれほどの才能があろうとも、一流の馬と戦う舞台はなかったのです。
史上最高のレースのひとつ、第二十二回有馬記念。
流星の貴公子テンポイントと天馬トウショウボーイ、第三の男グリーングラスによる黄金世代、通称TTGが激突した最後のレースに、もしもマルゼンスキーが出走していたら、彼はいったい何処にいたのか。
クラシックに出走叶わず、怪我によりグランプリを前に無念の引退。
マルゼンスキーの名勝負は、菊花賞馬プレストウコウを間に挟んでの夢の中です。