ウイルス感染と核分裂連鎖反応:類似と相違

「ウイルス感染の拡大」と「核分裂の連鎖反応(これも拡大再生産)」が似ているのではないか、というご指摘がありました。「両者」の類似と相違について考えてみました。
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文句の刺草〜迷惑レス対策のため「刺草」をミュートしてます。 @balsamicoseZ

@y_mizuno あまり資料が見つからないため、集団免疫を「濃縮していないウラン」のようなものと勝手に捉えているのですが如何でしょうか?

2021-10-08 23:31:05
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@balsamicoseZ すみませんが、アナロジーの意味が分かりません。もう1回の、言い換え をお願いできますか?(その心は?)

2021-10-09 11:54:40
文句の刺草〜迷惑レス対策のため「刺草」をミュートしてます。 @balsamicoseZ

@y_mizuno 中性子…ウイルス ウラン235…感染してバラまく人 燃料中のその他の物質…感染しない人 と考えました。 ワクチン接種を進めることは ウラン濃縮の逆であり 核反応(ウイルス放出)が連鎖しにくくなるようになるではないかと考えました。

2021-10-09 12:01:39
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@balsamicoseZ そういうことですか。核分裂の連鎖反応が起こる現象と、実効再生産数Rt>1の時のウイルス感染の類比。 面白いかもしれません。ヒントを深謝です。 実際に、ウラン235の核分裂の時は、中性子の増殖率が平均で2.5個くらいなので、連鎖反応が起こります。 違いは、熱中性子の吸収率も、関係することです。

2021-10-09 12:11:31
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@balsamicoseZ そういう感じですかね。 ウイルス感染の再生産数は、一人の感染者に接触する相手群の感染率なので、(感染確率β)x(感受性者人口S)に比例する、という式です。ウラン核分裂の連鎖反応は、この感染確率βが、相手の性質で異なる(ウラン235と238で全く違う)。この「性質」=原子核内の中性子数の偶奇性。

2021-10-10 08:48:13
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@balsamicoseZ この「相手の原子核内の中性子数の偶奇性」。どういう意味かと言いますと、ウラン235もプルトニウム239も、原子核内の中性子数が奇数です。こういう原子核は、感染しやすい(核分裂を起こしやすい)。なぜならウイルスを(外部の熱中性子を)吸収しやすいから。偶数のウラン238には、存在しない性質です。

2021-10-10 08:53:33
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@balsamicoseZ 「相手の原子核内の中性子数の偶奇性」を見ると、核分裂しやすい物質として使えるかどうか判ります。法律的にはもう一つ、トリウム232も核分裂性として明記されています。これは中性子数は偶数で合いません。しかしトリウム232はウラン233になり、それが核分裂。この233も核内の中性子数は奇数です。

2021-10-10 08:59:24
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@balsamicoseZ 原子核の性質は、この偶奇性に、大きな影響を受けることが分かっています。陽子の数が偶数か奇数か、中性子の数が偶数か奇数か、が偶奇性です。なぜかというと、核内で核子は二個でペアになるという性質があるからです。だから元々、奇数だと外部の中性子を吸収しやすい。その結果、核分裂してしまう。

2021-10-10 09:04:45