エレン先生、鉄腕アトム前夜をゆく

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エレン先生、院生たちと衝突す - Togetter togetter.com/li/1788774.

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画面サイズが懐かしの東映スコープ！動きのつなぎに無頓着な手塚先生。 pic.twitter.com/JigV9oNlgo

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手塚絵コンテは各シーケンスの要約っぽい。背後に素朴なト書きが見え隠れするの。

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彼の自意識の強さの表れでしょうね。まんがのほうでもときどき変なの出してくるアレ。 pic.twitter.com/yphVfzTxy8

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アニメの場合、役者さんが声をあてるので、それによって彼の自意識がある程度ガス抜きされる。

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モンタージュの不自然さは、音声と感情によって補われる。そして見えざるト書きを視聴者は読み取る。

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せっかちで自意識が強い。まんがにおいてはそれが脳内アニメート技法に昇華されるのだけど、これを実際にアニメートするには膨大な枚数の絵を描かないといけない。せっかちな彼はそれが耐えられない。それで最短距離でいける別のルートを選んでしまう。 pic.twitter.com/bySnNYzNcH

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動物たちの目線送りに注目。左から右に向きを変える。二枚の絵で表現できる。手塚のせっかちさと自意識の強さが、アニメートの手間を嫌って避けていく。 pic.twitter.com/0HFSqXVz0M

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この『西遊記』で思うように自己主張できなかった反動もあって彼はリミテッドアニメーション作品に傾倒。そして彼流に技法を拡大解釈して作り上げたのが、二年後の『ある街角の物語』。

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そして『鉄腕アトム』第一話へ。当初は全１３回つまり１月１日放映開始で３月末で放映終了の予定だった。 息子が高速道路をエアカーで快走して不注意運転で大型トラックに跳ね飛ばされて死亡。パパが事故現場で息子の亡骸を抱きしめる…「子どもに車の運転させるな！」「なぜ病院でなく事故現場で？」

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そういう基本的なエラーを後始末しないまま第一話は終わる。何しろ脚本もろくに用意していなかった。絵コンテが前後の順番ばらばらに手塚よりスタッフに届けられるため誰もエラーのチェックのしようがなかった。

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ＣＭアニメですでに日本のテレビ視聴者たちは「日本のテレビまんが」に目が慣れていた。アメリカ輸入ものではなく国産のテレビまんがとしてＣＭアニメが果たした役割を問い直すのは面白い視点だと思う。