茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2597回「良いところとダメなところのギャップが人気につながる」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２５９７回をお届けします。文章は即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

昨日はTokyo FMの山崎怜奈さんの番組、山崎怜奈の誰かに話したかったこと。#ダレハナ (@darehanaTFM) にうかがって楽しかった。そのときに、山崎さんに「人気」というのは何かとうかがったら、知名度と人気は違いますよね、と答えがかえってきてそうだよなあ、と思った。

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知名度が高くても、人気があるとは限らない。人気とは、その人になにか惹きつけるものがあるということであって、その惹きつけるものは、足し算だけでなくて引き算でもあるのが面白い。それが個性というものだろう。

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その昔、TBSのAKB48の番組に呼んでいただいて、当時の指原莉乃さん @345__chan　がネガティヴ思考だとか言うことで、スタジオでいろいろとマイナスをプラスにするのが脳だみたいな話をしているときに、指原さんが泣かれてしまったことがある。しばらくして、指原さんはぐんぐん人気が出ていった。

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指原莉乃さんは知名度も人気も兼ね備えた方だと思うけれども、その理由は、まさにその個性にあって、その個性は長所も欠点もあるというのが人間の面白いところである。ただ完璧というだけでは人気は出ない。なにか惹きつける弱さがあるのがいい。

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そんな話を山崎怜奈さんにして、山崎さんは世間では知的だとか、歴女だとか、そういうイメージだから、それとギャップを感じさせる何か抜けているところとか、ダメなところとか、弱いところが世間に認知されるとさらに人気が爆発するんだろうなあと思った。

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生放送前に #ダレハナ　のプロデューサーとお話していて、副調で「山崎玲奈さんの声、いいですね」と言ったら、「そうなんです。私、ヤマザキさんをラジオスターにしたいと思っているんです」と言われて、ほんとうにそうなればいいなあと思った。

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長所や良いところだけでなく、欠点や弱点、ダメなところがあるからこそ人気が出るということは、昨今物議をかもしている #都道府県魅力度ランキング　もよくよく考えなければならない。優等生である必要はなくてダメなところがあるから故郷を愛するということもある。減点法では人も地域もわからない。

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以上、連続ツイート２５９７回「良いところとダメなところのギャップが人気につながる」をテーマに７つのツイートをお届けしました。